武田薬の糖尿病治療薬、膀胱がんリスク高める恐れ=米当局
(2011/6/16、ロイター)
米食品医薬品局(FDA)は15日、武田薬品工業<4502.T>の糖尿病治療薬「アクトス(Actos)」について、同剤を1年以上服用した場合、膀胱(ぼうこう)がんにかかる危険性は高まる可能性があるとし、同情報をラベル記載項目に追加するとの判断を示した。
同剤については、フランスの医薬安全当局が9日、服用により膀胱がんにかかるリスクが多少高まるもようだとして、新規患者への投与を停止する決定を下したばかり。
ドイツも同様の決定を行っている。
今回のFDAの決定は、膀胱がん患者はアクトスを使用するべきではないとしているものの、新規患者への処方を禁止したフランス・ドイツ両国の対応とは異なっている。
FDAの判断を受け、武田は同社の北米子会社がアクトスの処方箋情報を更新するためFDAと調整している、とのコメントを発表した。
そのうえで、アクトスとアクトス関連薬剤へのコミットメントは変わっておらず、アクトスによる治療効果と糖尿病治療薬としての重要性に対し自信を持っているとしている。
FDAは武田薬品工業の糖尿病治療薬「アクトス」が膀胱がんにかかるリスクが高まるとし、ラベルに記載するようにとの判断をしたそうです。
また、フランスやドイツでも膀胱がんにかかるリスクが多少高まる可能性があるとして、新規患者への処方を禁止しているそうです。
糖尿病に対する治療効果と膀胱がんリスクを比較して、処方されるということなのでしょうか。
こうした情報を聞くと、現在この治療薬を使用している人は不安になるでしょうね。
この糖尿病治療薬を使用している人の不安を少しでもなくすためにもきちんとした情報を提供して欲しいものです。
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