by Guilhem Vellut(画像:Creative Commons)
メニコン、異例の全社員ポロシャツ義務化
(2011/7/7、産経新聞)
ポロシャツ義務化に合わせ節電も徹底。
オフィスでは室温30度までエアコンは入れず、28度まで下がったら切っている。
このほど開かれた株主総会でも、壇上の役員全員がポロシャツ着用で出席する徹底ぶり。
メニコンでは、全社員にポロシャツを義務化したそうです。
(2011/7/8、南充浩の繊維産業ブログ)
ちなみに、今日7月8日のヤフーの天気予報によると、
パリの最高予想気温は19度、ロンドンの最高予想気温は16度である。これらの地域と同じ服装をしようというのが土台間違いなのである。
日本人は今後、気候風土に適した洋服の着こなしを真剣に考える必要がある。
デザイナーやクリエイターが日本の気候に適した仕事着を積極的に提案すべきだと思います。
なぜデザイナーやクリエイターに提案して欲しいかといえば、官庁や企業が提案する服装は、あまり考えられていないと思うからです。
例えば、スーパークールビズとして、ジーンズOK(6月から「スーパークールビズ」=ポロシャツ、ジーパンOK―環境相)とありましたが、実際にはジーンズは蒸し暑くて着てられないですよね。
このことひとつ見ても、日本の気候を意識した服装の提案ではなく、カジュアルにすればいいだろう、というような感じをうけてしまいます。
次に思うことは、やはり日本は「ファッション後進国」であるということ。
会社が義務化してくれなければ、自発的に服装一つ決められない。
<中略>
メニコンの経営陣とすれば、制服化することで、社員が感じる抵抗感を減らすという効果を狙った部分もあるだろう。
文末には「営業の社員は戸惑って」とあるが、制服が作られたのなら「制服なので着用しています」と胸を張れるということだろう。
ファッション後進国とはいいすぎかもしれませんが、日本のビジネスマンの服装は固定化(進化していない)されすぎているかもしれませんよね。
メニコンはポロシャツを義務化して、さらに制服化したそうですが、それはそれで面白くない気がします。
ただ、長い間同じようなスーツで身を固めてきた男性ビジネスマンには、自由なファッションにしていいというのは難しそうです。
やはり、新たなビジネスマンのファッションの提案が必要になるでしょう。
男性のクールビズファッションをカッコ良くする3つのポイント
(2011/7/7、オルタナ)
クールビズが始まった2005年の愛知万博でクールビズファッションショーを手掛けたファッションプロデューサーの四方義朗さんによると、男性がクールビズファッションをカッコよく着こなすには3つのポイントがあるという。
まずはサファリルック。
短いパンツスタイルに長い靴下を組み合わせることで、足元の涼しさを演出しながらも、すね毛が気になるという女性の反応にも配慮できる。
次はマリンスタイル。
白い靴や胸元のチーフを組み合わせると、清潔感を印象づけることができる。
最後に、水で濡らして使えるスカーフやサングラスを上手に取り入れること。
カジュアルフライデーなどに試してみたいスタイルだ。
こうした提案をどんどんしていただいて、日本の夏に適した新しいビジネスマンの服装ができるといいなと思います。
スーパークールビズのファッションにはこうした点もあるので、注意が必要ですね。
(2011/7/7、日刊SPA!)
予想以上に、男の透け乳首に関して辛辣な意見が多いのだ。
従来のクールビズでは、シャツの下に肌着や白のTシャツ・タンクトップなどを着るビジネスマンが多かったため、この手の問題は顕在化しづらかった。
しかし、スーパークールビズでは、ポロシャツや柄物のシャツを直に着る傾向にあるため、こうした新たな問題が浮上したというわけだ。
ファッション事情に詳しい人妻ジャーナリストの伊集院まり絵さんは、男の透け乳首に関して、女性側の意見をこう代弁する。
「シャツの胸元をはだけたり、スケスケのTシャツを着たりするのがセクシーだと捉える欧米と比べたら、日本人の乳首に対する意識はまだまだ保守的です。
若者ならともかく、30代以上の男性が公衆の面前、特に節度が重んじられるビジネスシーンにおいて無防備に乳首を晒していては、マナー違反どころか、一種の露出狂みたいに思われてしまいます。
<中略>
夏は始まったばかり。今夏、スーパークールビズで女性に不快感を与えないためにも、サイズに余裕のある、ダークな色のシャツを選んだようが得策のようだ。
こうした意見があるので、安全なスーツを選んでしまっているのかもしれません。
この視点を乗り越えるファッションや意識の転換が必要だと思います。
P.S. メンズファッション業界としてはチャンスだと思いますので、期待したいですね。
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