#東京工業大学 のチームによれば、がん細胞に薬剤を取り込ませておき、中性子をあててがん細胞を壊す放射線治療で、薬剤に液体のりの主成分を混ぜると治療効果が大幅に高まること(がん細胞にとどまりやすくなる)を発見。マウスの実験では大腸がんがほぼ消失したという。https://t.co/Gx6FJtJ8vG
— 40代・50代のためのライフスタイル(健康・美容・お金) (@4050health) January 22, 2020
東京工業大学のチームによれば、放射線治療において薬剤に液体のりの主成分を混ぜると治療効果が大幅に高まること(がん細胞にとどまりやすくなる)を発見したそうで、マウスの実験では大腸がんがほぼ消失したそうです。
液体のりで造血幹細胞の増幅に成功―細胞治療のコスト削減や次世代幹細胞治療に期待―(2019/5/30、日本医療研究開発機構(AMED))によれば、通常の培養で使用する高価なウシ血清成分やアルブミンの代わりに液体のりの主成分であるポリビニルアルコール(PVA)を用いることで、安価に細胞老化を抑制した造血幹細胞の増幅が可能になったことが話題になりました。
がん治療や再生医療の研究に「液体のり」が活用されることによって、医療コストの削減が期待されますね。
【参考リンク】
- Wilkinson, A.C., Ishida, R., Kikuchi, M. et al. Long-term ex vivo haematopoietic-stem-cell expansion allows nonconditioned transplantation. Nature 571, 117–121 (2019). https://doi.org/10.1038/s41586-019-1244-x