カフェイン入りのコーヒーや紅茶を毎日適度に飲むと認知症リスクが低くなる!




アメリカの看護師や医療従事者を対象にした40年以上追跡した研究によれば、カフェイン入りのコーヒーや紅茶を適度に飲む人は認知症になるリスクが低くなる傾向にあることがわかりました。

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【参考文献】

具体的には、コーヒーは1日2〜3杯、紅茶は1日1〜2杯を目安に認知症リスクが下がり、頭の働きも少し良くなる傾向がみられました。

研究に参加した約13万人のうち、認知症になった人は約1万1千人で、カフェイン入りコーヒーをたくさん飲むグループ(1日平均で多い人)は、ほとんど飲まないグループに比べて、認知症のリスクが約18%低く、紅茶の場合は、認知症リスクが約14%低くなる傾向にありました。

今回の研究のポイントはカフェイン抜きのコーヒー(デカフェ)は、認知症リスクを下げる効果が見られなかったことから、カフェインに認知症リスクを下げる何らかの要因があるようです。

■【家庭料理の視点から】

記憶に重要な役割を果たす脳の「海馬」の神経細胞はカフェインで増強される|北大で紹介した北海道大などの研究チームによれば、コーヒーなどに含まれるカフェインによって、脳の海馬の神経細胞の働きが増強されることが分かったそうです。

マウスの海馬に高濃度のカフェインを加えたところ、細胞内のカルシウム濃度が高まり、神経回路の信号伝達が良くなったそうです。

そのメカニズムは、心筋収縮と同様の仕組みで、「2型リアノジン受容体」という心筋細胞に多く存在するたんぱく質は細胞内の「小胞体」に蓄えられたカルシウムイオンを放出させ、心筋を収縮させているのですが、この「2型リアノジン受容体」の働きが高まったことで、カルシウム濃度が高まり、海馬での記憶形成が増強されたと考えられるそうです。

コーヒーのクロロゲン酸に高齢者の認知機能改善効果があることを実証|アミロイドβが低下し、言語記憶の改善にも効果【論文・エビデンス】で紹介した山形県立米沢栄養大の加藤守匡准教授と花王との共同研究によれば、コーヒーの生豆などに含まれるクロロゲン酸に高齢者の認知機能改善効果があることを実証したそうです。

コーヒーでアルツハイマー病予防?|カフェインに記憶力低下改善効果によれば、森隆・埼玉医大准教授と米フロリダアルツハイマー病研究センターなどによる動物実験によれば、カフェインを与えたマウスは、カフェインを与えないマウスに比べ、記憶力の低下が改善されたそうです。

■まとめ

毎日の習慣としてカフェイン入りのコーヒーや紅茶を楽しむと認知症リスクを下げる可能性があるというのは、
コーヒー好き、紅茶好きの人にとっては朗報ですね。

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