なぜきれいな髪を守るためには髪をきつく結んだり、肩に当たる中途半端な長さで伸ばさない方がいいの?




きれいな髪を守るためにも「髪をきつく結ばない」「肩に当たる中途半端な長さで伸ばさない」方がよいそうです。

1. なぜ「きつく結ぶ」のはNGなの?

髪をきつく結ぶと「牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)」という髪が引っ張られることで頭皮や毛根に負担がかかり、抜け毛や薄毛が起こる症状が起こります。

●髪の根っこが悲鳴をあげる

ポニーテールやきついお団子ヘアなどで髪をギュッと引っ張り続けると、髪の根っこの毛根(毛包)に対して強い力(テンション)がずっとかかります。

これにより、髪の根っこの周りの血管(毛包周辺の微小血管)が圧迫されて、微小循環障害(血流不足)が起き、髪に十分な栄養が届かなくなってしまいます。

●徐々に生えない頭皮になる

引っ張られ続けることで毛包には局所的な慢性炎症(毛包炎)が発生します。

初期段階であれば髪を解くことで回復(可逆的)しますが、炎症が長期間続くと毛包が組織破壊を起こし、最終的に線維化(萎縮・瘢痕化)して髪が二度と生えてこなくなります(不可逆的脱毛)。

●おでこの生え際やこめかみが後退する

髪をぎゅっと結んだときに一番引っ張られるのは「おでこの生え際」や「こめかみ(前頭側頭部)」です。

これが生え際の後退やボリューム低下の原因になります。

2. なぜ「肩にかかる長さで伸ばす」のはダメなの?

肩にかかる長さ(ミディアム〜セミロング)は、髪の物理的ダメージおよび頭皮負荷の観点から「服と擦れてボロボロになり、根っこにも負担がかかる長さ」なのです。

●服との「摩擦」で髪がボロボロになる

髪の毛が肩に届くくらいの長さになると、歩いたり首を動かすたびに洋服(特に摩擦の大きいウールやポリエステル、襟付きの服)の襟や肩に毛先が当たります。

すると、髪の表面を守っている「キューティクル(保護膜)」が削れ落ちてしまい、髪の内部のタンパク質(ケラチン)や水分が抜けて枝毛・切れ毛だらけになってしまいます。

●髪が跳ねて根っこを揺らす

背中までしっかり伸びたロングヘアは重みで下にストンと落ちますが、肩に当たる長さは動くたびに毛先が跳ね返り、振り子のように毛根へいろんな方向から力(テンション)がかかってしまいます。

また、肩に当たって跳ねたり邪魔になったりすると、「ついギュッと結んでしまう」という1)につながるNG行為になってしまいます。

●毛髪の細毛化

女性ホルモン(エストロゲン)の変動や加齢に伴い、毛髪自体が細く・脆くなります。

つまり、キューティクルが削れやすい肩下の長さで放置することは、美髪(ツヤ・まとまり)の観点ではよくないといえます。

■髪を綺麗に保つポイントは3つ

1. 髪を結ぶときは「緩く」「位置を変える」

きついゴムではなく、太めのシュシュやシルク製・跡がつかないコイルゴムを使いましょう。毎日同じ位置で結ばず、日によって変えるのも大切です。

2. 肩にかかる時期は「すべり」を良くする

伸ばしかけの時期は、洗い流さないトリートメントやオイルをしっかり塗って髪の表面をツルツルにし、服との摩擦を減らしてあげましょう。

3. まとめるなら「クリップ」で優しく

髪が邪魔なときはゴムで固く結ぶのではなく、バンスクリップ(ワニの口のように大きく開く構造で、髪を挟んで手軽にまとめ髪を作れるヘアアクセサリー)などでふんわり留めるのが頭皮に一番優しいです。

■まとめ

髪をきつく結んだり、肩に当たる中途半端な長さの放置は、頭皮や髪への大きな負担になります。

正しくケアして美しい髪を守っていきましょう!

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