by bark(画像:Creative Commons)
<WHO>生活習慣病の危険度、腹囲を基準に
(2009/1/18、毎日新聞)
心臓病や糖尿病などになりやすい人を見つけるための新しい基準として、世界保健機関(WHO)が腹囲を採用することになった。
WHOは従来、肥満度を示すBMI(体格指数)が25以上の「肥満」を高リスク集団としてきたが、アジア人にはBMIが低くても心臓病などで死亡する例が多い。
新基準はアジア地域では「男性85センチ前後、女性75センチ前後」となる見込みで、導入されれば日本の「メタボ健診」の腹囲基準に影響を与える可能性がある。
WHOは、糖尿病などの生活習慣病を見つけ出すための基準として腹囲を採用することになったそうです。
その新基準は、アジア地域では「男性85センチ前後、女性75センチ前後」となる見込みで、日本のメタボ健診よりも厳しい基準となり、今後日本のメタボ健診の基準にも影響を与えそうです。
ただし、記事によると、WHOは、この基準とメタボ基準とは別の概念と位置付けているとのことです。
WHOの新基準をこのまま日本人にあてはめた場合、大勢の男女が該当したり、メタボ基準との並立で混乱を招く可能性もある。
「科学的根拠に乏しい」と言われるメタボの腹囲基準の見直しも含めて、整理が必要だろう。
今回の基準をそのまま日本人にあてはめたとしたら、ほとんどの人があてはまってしまうでしょうし、メタボ基準とは別の概念とはいえ、混乱を招くことが予想されます。
日本独自の基準をより積極的にアピールしてもらいたいものです。
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