食後の胃痛・胃もたれはもしかすると「機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)」かもしれません


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「食後に胃もたれ感がある」

「食事をしてもすぐおなかがいっぱいになる」

「みぞおちに差し込むような痛みや焼ける感じがある」

といった症状で悩んでいる方はいませんか?

こうした胃の不調の原因が、胃の消化などの機能異常による「機能性ディスペプシア」かもしれないそうです。




【目次】

■機能性ディスペプシアとは

Bar tapas in Murcia

by Grey World(画像:Creative Commons)

(1)不調の原因「機能異常」

(2015/10/18、読売新聞)

胃カメラや内視鏡で胃を診ても、胃に異常がないにもかかわらず、胃の不調を訴える人がいます。

これまではそのような場合、慢性胃炎や神経性胃炎と診断されていたそうですが、最近、不調の原因が、胃の消化などの機能異常によるものとわかってきたそうです。

2013年から、消化不良を意味する「ディスペプシア」と合わせて、「機能性ディスペプシア」という新しい病名と、治療薬が使われるようになった。

そうした不調を消化不良を意味する「ディスペプシア」と合わせて、「機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)」と呼ぶようになったそうです。

※英語では、機能性ディスペプシアのことを「Functional Dyspepsia:FD」と呼びます。

現在では、治療薬もあるので、的確な治療ができるようになっているそうです。

この病気の症状は、〈1〉食後のつらい胃もたれ感〈2〉すぐおなかいっぱいになる早期満腹感〈3〉みぞおちの差し込むような痛みや、焼ける感じ――がある。このうちの一つ以上の症状が半年以上前から始まり、3か月以上続いていて、胃がんや胃潰瘍など原因となる病気がない場合、「機能性ディスペプシア」と診断される。

診断基準のポイントは、次の通り。

1.食後のつらい胃もたれ感

2.すぐおなかいっぱいになる早期満腹感

3.みぞおちの差し込むような痛みや、焼ける感じ

3つの症状のうち一つ以上の症状が半年以上前から始まり、その症状が3か月以上続いていて、かつ胃がん胃潰瘍など明らかな病変がない場合、「機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)」と診断されるそうです。

■まとめ

胃に不調がある人で先ほどの条件に当てはまる人は、病院で診てもらいましょう。

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