■介護や子育て、ペットの食べこぼし、飲みこぼし、粗相の掃除に!水洗いクリーナーヘッド「switle(スイトル)」
参考画像:switle(スイトル)|世界初の水洗いクリーナーヘッド|YouTubeスクリーンショット
2017年8月7日放送の「有吉ゼミ」で紹介された「switle(スイトル)」は家庭用掃除機(キャニスター型掃除機)の先に取り付けるだけで 水洗い掃除機に早変わりする、世界初のクリーナーヘッドです。
※キャニスター型掃除機とは、スティック型掃除機やロボット型掃除機ではなく、ごく一般的な形状の掃除機です。
スイトルには動力がなく、「switle(スイトル)」と掃除機を組み合わせることで、掃除機の吸引力を使って、『水の噴射』と『吸い取る』という2つのことを行なうことができます。
この商品がいいなと感じたのは、この部分。
ペット、子育て、介護などの飲みこぼし、食べこぼし、粗相などの液体汚れのお掃除に効果的です。
■ペットの粗相
以前ペット(ワンちゃん)を飼っていた時の悩みとしては、しつけができていなかったとき(新しい家で不安な時)に家の中をマーキングして回ったことがありました。
また、ペットの高齢化も進んでいることが話題になっていますが、少しずつ我慢ができなくなり、おもらしをしてしまうこともあります。
そんな時にこのスイトルがあればカーペット(じゅうたん)をきれいに掃除することができます。
■子育て・介護での飲みこぼし、食べこぼし
お子さんを育てていらっしゃる方はわかると思いますが、飲みこぼしや食べこぼしをするだけでなく、目を離したすきに、ぶつかったりしたはずみでコップに入った飲み物をこぼしたりしてしまった経験があると思います。
また、高齢者になると、口や手の機能が衰えるために、食事の際に食べこぼし・飲みこぼしをしてしまうことが増えがちです。
食べこぼし対策にエプロンをつけることもあると思いますが、本人の尊厳を考えると、できれば避けたい方法です。
【参考リンク】
- 食べこぼし減らすには…姿勢正しく、皿は口の近く(2012/3/2、読売新聞)
そこで、食事中の姿勢を安定させたり、皿と口の距離が近づくようにしたり、口の周りや舌を動かす体操をしたり、持ちやすいスプーンやすくいやすい形状の器を選んだりするなどの対策がありますが、どうしてもこぼしてしまうこともあるでしょう。
在宅介護をおこなっていると、食べこぼしに関してストレスを感じる人がいると思いますが、そのストレスの原因の一つとして、食べこぼしをしてしまった後の片づけがあると思います。
スイトルがあれば、お子さんが食べこぼしをしても、高齢者や要介護者が食べこぼしをしても、きれいに掃除をすることができるため、ストレスを少しでも減らしてくれるのではないでしょうか。
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■「switle(スイトル)」の使い方・動画
掃除機用水洗いヘッド「スイトル」がカーペットの粗相を解決。子どもやペットの「やりやがったな!」に対応
■使ってみた感想
「switle(スイトル)」を実際に何十年も使っている絨毯(カーペット)で試してみました。
「水の噴射」と「吸い取る」の機能の使い分けが最初はわからず、ずっと水の噴射をしていてカーペットが思ったよりも濡れてしまいどうしたらよいのか困りましたが、「吸い取る」に切り替えると、しっかりと水を吸引してくれました。
同時に、何十年も使っているじゅうたんで試したからでしょうか、絨毯の中にたまっていたであろう「汚れ(のようなもの)」がたくさん取れました。
何十年も使っているじゅうたんのため、汚れだけではなくて、絨毯に詰まっていたものや絨毯の毛先も一緒にとれてしまった可能性もあります。
気になったのは説明書です。
説明書の書き方は少しわかりづらかったので、「スイトル使い方ガイド」を参考にしました。
水をどこから入れたらいいのか、つけ方があっているのか不安になる場面もあり、そのたびに説明書を見るのですが、文章が多くまた今まで見たことがない言葉で書かれていて、大事なポイントはできればもっと簡単なイラストにして直感的にわかるようにしたほうがいいように感じます。
■購入前の注意事項
スイトルは吸い込み仕事率が170W以上600W未満のキャニスタータイプの掃除機を対象とした商品であるため、ハンディータイプやスティックタイプの掃除機では使用はできません。
ちなみに、ダイソン(Dyson)DC26では使用できましたよ。
■まとめ
参考画像:少子高齢化の進行と人口減少社会の到来|平成28年版情報通信白書|総務省スクリーンショット
少子高齢化の進行と人口減少社会の到来|平成28年版情報通信白書|総務省
総務省の国勢調査によると、2015年の人口は1億2,520万人、生産年齢人口は7,592万人である。。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口(出生中位・死亡中位推計)によると、総人口は2048年に1億人を割り、2060年には8,674万人にまで減少すると推計されている
総務省の国勢調査によれば、日本では少子高齢化が進んでおり、生産人口が減少し、総人口も減少を始めています。
75歳以上同士の「老老介護」初の30%超|65歳以上同士の「老老介護」は過去最高54%に|平成28年国民生活基礎調査によれば、介護をする側と介護を受ける側の両方が高齢者の組み合わせである「老老介護」が話題になっていますが、平成28年国民生活基礎調査で発表された、同居の主な介護者と要介護者等の組合せを年齢階級別にみると、60歳以上同士70.3%、65歳以上同士54.7%、75歳以上同士30.2%となっており、また年次推移でみると、上昇傾向にあるのがわかります。
これからの高齢化社会のためには、1.いかに健康な高齢者を増やしていくか(健康でいる期間を長くする)、2.いかに介護の負担を軽くしていくか、というのは大事なポイントです。
そのためにも様々な取り組みが行なわれています。
「switle(スイトル)」は、「2.いかに介護の負担・ストレスを軽くしていくか」に当てはまるものであり、こうした製品がもっと増えていくことで、介護負担が軽くなっていくといいですね。
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