「メタボリックシンドローム」カテゴリーアーカイブ

動物の胆汁にメタボリックシンドロームを予防する効果がある|富山県薬事研究会が確認




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by Brad(画像:Creative Commons)

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「動物胆」がメタボ予防に効果 富山県薬事研究会が確認

(2009/6/12、富山新聞)

富山県内の製薬会社の研究員らでつくる県薬事研究会のグループは11日までに、動物の胆汁にメタボリックシンドロームを予防する効果があることを突き止めた。

主成分の胆汁酸が血糖値の上昇と体脂肪の増加を防ぐことを、実験で確認した。

クマや牛などの胆のうからつくった生薬は「動物胆」として古くから消化を促進させることが知られているが、新たな薬効の可能性が出てきた。

富山県内の製薬会社の研究員らでつくる県薬事研究会のグループによれば、動物の胆汁の主成分である胆汁酸がメタボ予防(血糖値の上昇・体脂肪の増加予防)の効果があるそうです。

今後の研究に注目ですね。







太り気味の人が、やせ型より7年長生きする!?|厚労省調査




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by peteandcharlotte(画像:Creative Commons)

やっぱり「ちょい太」、やせ形より7年長生き…厚労省調査

(2009/6/10、読売新聞)

40歳時点の体格によってその後の余命に大きな差があり、太り気味の人が最も長命であることが、厚生労働省の研究班(研究代表者=辻一郎東北大教授)の大規模調査で分かった。

最も短命なのはやせた人で、太り気味の人より6~7歳早く死ぬという、衝撃的な結果になった。

厚生労働省の研究班によれば、太り気味の人がやせ型より7年長生きだということがわかったそうです。

メタボ対策やメタボ健診に疑問を抱いている人には、うれしい情報となったかもしれません。

しかし、この記事にはもうひとつ注意してみてほしい部分があります。

同じ研究で、医療費の負担は太っているほど重くなることも分かった。

肥満の人が40歳以降にかかる医療費の総額は男性が平均1521万円、女性が同1860万円。

どちらもやせた人の1・3倍かかっていたという。

太っていると、生活習慣病などで治療が長期にわたる例が多く、高額な医療費がかかる脳卒中などを発症する頻度も高い可能性があるという。

この研究で分かったことは、肥満の人は、生活習慣病の治療が長期となることが多く、医療費負担が重くなるということです。

この記事から考えられる一つの考えとしては、太り気味の人は、定期的に病院に通うことになることが多く、そのため、やせ型の人に比べて体の健康の心配をする人が多いために、長生きになっているのではないでしょうか。

大事なのは、生活習慣病にかからずに長生きすること。

太っていいというわけでは決してないのです。







メタボ基準、異論百出…測定不要論も




メタボ基準、異論百出…測定不要論も

(2009/6/3、読売新聞)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を見つけるため、腹囲測定などを行う特定健診・保健指導(メタボ健診)が2年目に入った。

腹囲の基準に異論を唱える研究報告が相次ぎ、専門家の間で見直し論議に拍車がかかっている。

メタボ健診における腹囲基準については、様々な議論が行われています。

たとえば、厚生労働省研究班はメタボより高血圧対策が重要だと発表しており、他にもメタボ健診における腹囲基準については、いろんな意見があるようです。

メタボ健診における腹囲基準に否定的な人もいれば、肯定的な人もいます。

また、肯定的な人でも腹囲基準をより厳しくすべきではないかという人もいるようです。

いろんな意見がありますが、腹囲を測り、そのデータをとることでよりよい検証ができれば、さらによい基準作りができるのではないでしょうか。

そうすることで、メタボリックシンドローム予防・生活習慣病予防ができる仕組み作りができるのが一番だと思います。







メタボ対策 「一無、二少、三多」のすすめ 効果的に発症を減らす

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by Guian Bolisay(画像:Creative Commons)




メタボ対策 「一無、二少、三多」の勧め 効果的に発症を減らす

(2009/6/1、産経新聞)

日本人の健康習慣には、「一無(無煙)、二少(少食・少酒)、三多(多動・多休・多接)」が最適-。

東京慈恵会医科大総合健診・予防医学センターの和田高士教授が7年間、人間ドックを受けた約9500人を追跡調査したところ、日本生活習慣病予防協会理事長、池田義雄氏の提唱する健康習慣が、従来の健康習慣と比べてメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の発症をより効果的に減らすことが分かった。

調査結果は5月、日本内科学会の英文誌「INTERNAL MEDICINE」にも掲載された。

日本人の健康習慣には、「一無(無煙)、二少(少食・少酒)、三多(多動・多休・多接)」が最適なのだそうです。

一つ一つを詳しく見てみます。

1無は、無煙、つまり、たばこを吸わない生活をすること。

2少は、食事とお酒を少なめにすること。腹八分目ということでしょう。

3多は、からだを多く動かし、休息を多くとり、多くの人と接することなのだそうです。

「一無、二少、三多」は、最小の決めごとで最大の効果が得られるそうです。

メタボリックシンドロームが気になる方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。







子供だって脱メタボ、自治体などが予防対策




子供だって脱メタボ、自治体などが予防対策

(2009/5/27、日経ネット)

肥満が増えている子供の世界で、メタボリック(内臓脂肪)症候群を予防するための取り組みが盛んだ。

自治体などが小学生向けの健康講座や無料健診を用意したり、病院が食事の改善指導に乗り出したり。

子供の肥満は成人後の生活習慣病につながるおそれもあり、関係者は「食事の栄養バランスに気をつけ、運動習慣を身に付けて」と呼び掛けている。

記事によれば、子供のうちからのメタボリックシンドローム対策のために、自治体や病院が対策を始め出したとのことです。

子どもの肥満は増加傾向にあるといわれており、また、子供の糖尿病(生活習慣病の一つ)も増加しているといわれています。

生活習慣病を予防するためにも、早いうちからメタボ対策を行なっていく必要があります。