by Barney Moss(画像:Creative Commons)
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メタボな生活習慣が増幅させる「加齢臭」! 臭いに対して過剰反応の側面も
(2008/12/29、ダイヤモンドオンライン)
人の体には、皮膚に潤いを保つ皮脂を分泌する皮脂腺がある。
年をとるにつれ、この皮脂腺内にパルミトオレイン酸と呼ばれる脂肪酸と、過酸化脂質が増加する。
両者が結び付き、分解・酸化されてノネナール(加齢臭)が発生する。
そして、この発生を後押しするのがメタボに通じる生活習慣。
肉料理や脂っこい料理ばかり取る食生活を続けていると、「血管内にコレステロールが増加するのと同様に、皮脂腺に脂肪分が増える。
分解される脂肪分が増えれば当然、ノネナールの発生量も増加する」
加齢臭の発生を後押ししているのが、メタボにつながる生活習慣です。
肉料理や脂っこい食事ばかりを食べていると、皮脂腺に脂肪分が増え、しいては分解・酸化される脂肪分が増えることとなり、加齢臭が発生するようになります。
また、記事によると、ストレスも加齢臭の発生を増加させる原因なのだそうです。
同時に、ストレスをため込んでいると、体内に活性酸素が増え、それが過酸化脂質ひいてはノネナールを増加させる。
つまり、加齢臭は、メタボやストレスのサインとも言えるかもしれません。
では、加齢臭対策はどうしたらよいのでしょうか。
加齢臭対策は必然的に、メタボ対策に通じる。
脂質を過剰摂取しないようなバランスの取れた食生活と活性酸素を減らすビタミンCやEを含んだ野菜や果物をしっかり取ることだ。
そして、適度な運動など、ストレスを発散する習慣を持つことも有効な対策となる。
野菜を多く摂ることや脂っこく食事を減らすなどの食生活の改善と運動、ストレス解消がよいようです。
ただし、加齢臭には本人がニオイを気にしすぎているということもあるようです。
実際、五味クリニックでは今予約しても診察は1ヵ月以上先というほど相談者が多くなっているが、7割は本人および周囲の過剰反応によるもの。
食生活の注意点などを伝えて初診で終わるという。
本人の気にし過ぎがストレスになり、加齢臭発生要因になってしまうこともある。
加齢臭は生活習慣を改善するサインと考えておくことが良いようです。