by Jeff Masilungan(画像:Creative Commons)
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これまで、受動喫煙の配偶者への健康の影響についてさまざまな意見がありますが、今回は、受動喫煙は配偶者の脳卒中リスクを高めるということが発表されたそうです。
受動喫煙は配偶者の脳卒中リスクを高める(Yahoo!ヘルスケア)
喫煙者を配偶者に持つ非喫煙者では、脳卒中のリスクが有意に高いことが、新しい研究によって示唆され、米医学誌「American Journal of Preventive Medicine(予防医学)」9月号に掲載された。
喫煙は喫煙者本人だけの健康を害する恐れがあるだけでなく、喫煙者の配偶者にも受動喫煙によって配偶者の健康へ悪い影響を与える可能性があります。
受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高い|東北大によれば、東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授のグループによれば、受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高いことがわかったそうです。
今井教授によれば、国民全体の平均最高血圧を2mmHg低下させられれば、脳卒中による死亡者を年間9000人減らすことができるとし、「受動喫煙対策を行い、国民の血圧水準を下げることが重要」と話しています。
禁煙をすることによって、配偶者の脳卒中リスクは低下するのではないかと考えられますので、できるだけ配偶者のためにも禁煙を心がけましょう。
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by nicolethewholigan(画像:Creative Commons)
<北大>海馬の神経細胞、カフェインで増強 研究チーム発表
(2008/8/5、毎日新聞)
記憶や学習に重要な役割を果たす脳の「海馬」の神経細胞が、心筋の細胞が収縮するのと同じ仕組みで記憶を形成し、その働きがコーヒーなどに含まれるカフェインによって増強されることを、北海道大などの研究チームが明らかにした。
北海道大などの研究チームによれば、コーヒーなどに含まれるカフェインによって、脳の海馬の神経細胞の働きが増強されることが分かったそうです。
北大の神谷温之教授(神経生物学)らは、マウスの海馬の切片にカフェインを加えた。その結果、細胞内のカルシウムの濃度が高まり、30~60分間、神経回路の信号伝達が良くなった。
カルシウム濃度が高まったのは、「2型リアノジン受容体」と呼ばれるたんぱく質の働きが高まったためとみられる。このたんぱく質は心筋細胞に多く存在し、細胞内の「小胞体」という小器官に蓄えられたカルシウムイオンを放出させ、心筋を収縮させる。研究チームは、心筋収縮と同様の仕組みで、海馬での記憶形成が増強されたとみている。
マウスの海馬に高濃度のカフェインを加えたところ、細胞内のカルシウム濃度が高まり、神経回路の信号伝達が良くなったそうです。
そのメカニズムは、心筋収縮と同様の仕組みで、「2型リアノジン受容体」という心筋細胞に多く存在するたんぱく質は細胞内の「小胞体」に蓄えられたカルシウムイオンを放出させ、心筋を収縮させているのですが、この「2型リアノジン受容体」の働きが高まったことで、カルシウム濃度が高まり、海馬での記憶形成が増強されたと考えられるそうです。
今後、この研究によってカフェインが認知症や記憶障害の薬の開発につながる可能性もあるそうです。
期待したいですね。
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