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知識があっても職場での受動喫煙は防げない!「#健康経営」を行う企業に保険料を割引することで職場での受動喫煙対策をしよう!




■知識があっても職場での受動喫煙は防げない!

教育年数と受動喫煙の関連|タバコの知識と受動喫煙の関連|東北大学
教育年数と受動喫煙の関連|タバコの知識と受動喫煙の関連|東北大学

参考画像:知識の普及だけでは受動喫煙の格差は縮小しない(2017/11/13、東北大プレスリリース)|スクリーンショット

知識の普及だけでは受動喫煙の格差は縮小しない

(2017/11/13、東北大プレスリリース)

• 日本でも家庭や職場での受動喫煙に社会格差があることが確認されました。
• 個人が知識を持っているだけでは、職場での受動喫煙を防げないことが示されました。
• 教育年数が短い人で受動喫煙の被害が多くみられました。環境を変えることで受動喫煙とその格差を減らすことが必要でしょう。

東北大学大学院歯学研究科国際歯科保健学分野の相田潤准教授、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科国際健康推進医学分野の松山祐輔研究員らの研究グループが、家庭や職場での受動喫煙に社会格差があることを明らかにしました。

収入や学歴などの社会経済的状況が低い人は、受動喫煙の被害を受けやすいという社会格差が海外の研究では存在します。

しかし、日本での報告はほとんどありませんでした。

宮城県健康調査(2014 年)のデータを分析し、宮城県の成人で「タバコを吸わない人の受動喫煙の格差」について研究したところ、教育年数が短い人は、非喫煙者であっても受動喫煙にさらされやすいことがわかったそうです。

また、タバコが悪影響を与える病気についての知識を持っていることは、家庭での受動喫煙が低いことに有意に関連したということがわかったものの、職場での受動喫煙には関連が見られなかったことから、職場での受動喫煙対策が必要であると考えられるそうです。




■まとめ|「#健康経営」を行う企業に保険料を割引することで職場での受動喫煙対策をしよう!

生活習慣病サービスの確立や、社会全体で健康寿命の延伸を支える仕組み~健康経営の促進~|新産業構造ビジョン(経済産業省)
生活習慣病サービスの確立や、社会全体で健康寿命の延伸を支える仕組み~健康経営の促進~|新産業構造ビジョン(経済産業省)

参考画像:新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)

これからの企業の目標は「#健康経営」!?|「健康経営」のために企業はどのように取り組んだらいいの?によれば、健康経営とは、経営の視点から従業員の健康維持・増進について取り組むことが企業にとっての収益性・生産性向上につながるという考え方です。

生産年齢人口の減少や生活習慣病患者・メンタルヘルス不調者の増加といった社会情勢の変化によって、労働力の確保が困難になったり、従業員の健康悪化が企業経営に大きく影響を及ぼすことがわかってきていることから、企業が従業員の健康づくりを支援して、健康悪化による経営リスクを引き下げようという動きが健康経営に注目が集まっている背景にあります。

「健康経営」による企業へのメリットは次の通りです。

●生産性の向上

健康経営に取り組むことにより、体調不良を感じない社員が増えることにより労働生産性の向上や欠勤率の低下が見込まれます。

健康と生産性の関係|出勤していても体調不良を感じている社員は労働生産性が下がっているによれば、出勤していても体調不良を感じている社員は労働生産性が下がっており、それが企業の生産性損失コストの多くを占めているようです。

また、喫煙や肥満も生産性を失う要因であり、ダウ・ケミカルのCEOアンドリュー・リバリスによれば「我々が使う機械と同様に、社員も十分にケアすれば、有病率が減り、医療費、業務遂行障害、生産量低下によるコスト(=損失)が削減できる」と語っています。

●医療費負担の軽減

社員割引でダイエット応援|従業員が健康を改善することで企業の医療費の削減につながる|米WHOLE FOODS MARKET(2009/12/9)によれば、アメリカでは多額の医療費(医療保険料)を企業が負担しているため、企業の医療費の削減するためにも、減量や大幅な健康改善に成功した従業員に対し、報酬として社内販売の割引率をアップするという取り組みを行なっています。

健康経営に取り組むことによって、疾病手当の支払いの減少や健康保険料負担の抑制によって、医療費の負担軽減が見込まれます。

●リスクマネジメント

勤務時間が長かったり、責任が重かったりすることなどによる肉体的ストレス・精神的ストレスによって、ミスや事故が生まれてしまったり、労災発生を未然に防ぐことが期待されます。

メンタルヘルス不調者「増加」=産業カウンセラーの7割が指摘(2009/6/1)で紹介した日本産業カウンセラー協会のアンケート調査によれば、企業で働くカウンセラーの約7割が、職場でメンタル面の不調を訴える人が増加したと考えているそうです。

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企業側は「健康経営」のためにどのように取り組んだらよいのでしょうか?

一般的な例としては、従業員に定期健康診断の受診を勧奨したり、職場環境の課題の改善、従業員自身が行なっている健康維持・増進活動の支援などが挙げられます。

ただ、食事バランスガイドを守ると死亡リスクが減少する!|バランスの良い食事をしようというメッセージは伝わっているの?で取り上げましたが、例えば「健康のためにはバランスの良い食事をおすすめします」というメッセージは実は伝わりにくいメッセージなのです。

「バランスの良い食事」というのは具体的にどうしたらいいかがわかりませんし、目標も立てづらいですよね。

『スイッチ!「変われない」を変える方法』(著:チップ・ハース&ダン・ハース)によれば、「もっと健康的な食生活を送る」といった総括的な目標は、不明瞭であり、その曖昧さが感情に言い逃れの余地を与え、失敗を正当化しやすくしてしまうそうです。

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つまり、「健康のためにはバランスの良い食事をしましょう」というメッセージは、受け取る側としてはわかりづらいもので、結果どうしたらよいかわからず、今まで通りの生活をしてしまうことになってしまいます。

ではどのようにしたらよいのでしょうか?

『スイッチ!「変われない」を変える方法』(著:チップ・ハース&ダン・ハース)ではこのような提案がされています。

例:アメリカ人に健康的な生活をさせるには?
「もっと健康的に行動しよう」と訴えるのではなく、「次にスーパーの乳製品コーナーに立ち寄ったら、ホールミルクではなく低脂肪乳に手を伸ばしなさい」というべきなのだ。
飲食行動を変える必要でなく、購入行動を変える。
「もっと健康的に行動しよう」と伝えても、解釈の仕方はいくらでもある。

よくテレビで紹介されているような「○○の不足が病気の原因となる恐れがあるので、△△を食べましょう」というのは、批判もありますが、見ている人に伝わりやすく、行動を変えやすいということなんですね。

例えば、デザインとアイデアでカンボジアの人を貧血から救った鉄製の魚「LUCKY IRON FISH」によれば、カンボジアでは鉄分不足による貧血によって極度の倦怠感やめまいで悩まされている人が多かったそうです。

しかし、カンボジアの食生活は魚と米から成り立っていて、鉄分の摂取が不足していたそうです。

「魚は幸運の印である」という地元の俗説を利用して、カントロップという魚の形に成形した鉄の塊(Lucky Iron Fish)を調理中の料理にしたところ、Lucky Iron Fishを使っている地域では鉄欠乏性貧血が50%減少したそうです。

普段食べている食事にLucky Iron Fishという鉄の塊を入れるだけで鉄欠乏性貧血が解消するというのは実にわかりやすい方法です。

つまり、「バランスの良い食事にしましょう」というのは最も正しいメッセージですが、最も伝わりづらいメッセージでもあるので、一つにフォーカスを当てて、一年一年改善していくほうが「健康経営」を行ううえで、遠回りなようで近道なのです。

会社の目標は「虫歯ゼロ」という1メッセージは伝わりやすい!会社の健康目標を立ててみませんか?で紹介した「虫歯ゼロの会社」というアイデアというのは、一つの目標にフォーカスをしていて行動をとりやすいですよね。

そこで、職場での受動喫煙対策を会社の健康目標にするのはどうでしょうか?

最近では、健康経営を行う企業に保険料の割引特典を付ける保険会社が出てきています。

東京海上日動「健康経営」なら保険料割引 大手初

(2017/3/31、Sankei Biz)

 経済産業省が実施する、健康増進の取り組みを評価する制度で、優良法人に選ばれた企業を対象に、従業員の業務上のけがなどを補償する企業向け保険の保険料を5%安くする。

東京海上日動火災保険は、「取引先企業の生産性や業績を健康経営で向上させたい」という目的で、社員の健康増進に取り組む「健康経営」を行なう企業に対し、保険料の割引特典をつけた制度を始めるそうです。

保険会社では、個人向けにですが健康増進活動に対するインセンティブを与えるというところも出てきています。

受動喫煙対策として法で規制をするよりも、能動的に健康的に取り組むことが経営にとっても良い影響をもたらしてくれるのではないでしょうか?







【参考リンク】
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たばこが原因の医療費約1.5兆円 がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気|厚労省研究班推計




【目次】

■たばこが原因の医療費約1.5兆円 がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気|厚労省研究班推計

morning smoke.

by Zachary Martin(画像:Creative Commons)

たばこで医療費1.5兆円 がんや脳卒中、厚労省研究班推計

(2018/1/15、共同通信)

05年度の推計と比べると、喫煙率の減少に伴い1千億円余り減少した。ただ受動喫煙に関しては、因果関係が判明した心筋梗塞や脳卒中の患者を新たに対象に加えた結果、医療費が倍以上の3千億円超に膨らんだ。

2016年度(平成28年度)の医療費は41.3兆円|診療報酬改定で薬価が引き下げられたことやジェネリック医薬品の使用割合が増えたことが医療費減少の要因健康保険組合の4分の1超が2025年度に解散危機を迎える試算ー健保連|改善するために必要な2つのプラン国民皆保険による医療、医師の半数「持続不能」|「#健康格差」を広げないために私たちができることでは医療費負担の問題をこれまでにも取り上げてきましたが、厚生労働省の推計によれば、たばこが原因で2014年度に100万人以上ががんや脳卒中、心筋梗塞などの病気になり、1兆4900億円の医療が必要になり、国民医療費の3.7%を占めることがわかったそうです。

喫煙(医療費の支出・生産性の喪失)による経済損失は約155兆円|WHOで取り上げた世界保健機関(WHO)の報告書によれば、喫煙やたばこ類の使用によって、毎年700万人以上が亡くなっており、たばこによる経済的損失は1兆4000億ドル(約155兆円)に上るそうです。




■タバコを吸わない人が得をする仕組みを作ろう!

受動喫煙対策などタバコ・喫煙者に対する目はどんどん厳しくなっていく一方で、保険業界ではタバコを吸わない人には優遇される仕組みが取り入れられています。

【関連記事】

これまでは、喫煙者に対して厳しくしていく態度をしていましたが、「北風と太陽」の話のように、強い風をふき続けるとかえって禁煙したくなくなる人も出てくるかもしれませんので、これからは、喫煙者に対して厳しくするのではなく、タバコを吸わない人が得をする仕組みを作ることで、喫煙者の人が自然と禁煙したくなるという流れにした方がよいのではないでしょうか?







【受動喫煙 関連記事】
続きを読む たばこが原因の医療費約1.5兆円 がん・脳卒中・心筋梗塞などの病気|厚労省研究班推計

受動喫煙による肺がんのリスク約1.3倍!|受動喫煙の肺がんリスク評価「確実」へ|国立がん研究センター

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■受動喫煙による肺がんのリスク約1.3倍!|受動喫煙の肺がんリスク評価「確実」へ|国立がん研究センター

morning smoke.

by Zachary Martin(画像:Creative Commons)

<受動喫煙>リスク「確実」 肺がん発症1.3倍

(2016/8/31、毎日新聞)

国立がん研究センターは31日、たばこを吸わない日本人の受動喫煙による肺がんのリスクは、受動喫煙のない人に比べて約1.3倍高いとの解析結果を発表した。これを踏まえ、同センターは肺がんに対する受動喫煙のリスク評価を「ほぼ確実」から、全がんに対する飲酒や喫煙、肝がんに対する肝炎ウイルスなどと同じ「確実」に格上げした。

国立がん研究センターは、日本人の受動喫煙と肺がんの関連を報告した426本の論文のうち、非喫煙者の女性の肺がん発症と夫の喫煙状況を調べた研究など1984~2013年に発表された9本を統合して解析したところ、たばこを吸わない日本人の受動喫煙による肺がんのリスクは、受動喫煙のない人に比べて約1.3倍高いという解析結果を発表し、肺がんに対する受動喫煙のリスク評価を「ほぼ確実」から「確実」に格上げしました。




■受動喫煙と健康の関係

受動喫煙と肺がんとの関連は1981年に初めて報告され、国際がん研究機関(IARC)は04年、環境中のたばこの煙を「ヒトに対し発がん性がある」と結論付けた。

国際がん研究機関(IARC)はたばこの煙を「人に対し発がん性がある」という結論を出しているそうです。

受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人|なぜ前回調査に比べて倍増したのか?|厚労省調査で紹介した厚生労働省研究班の調査によれば、受動喫煙が原因の死者数は、2010年の調査では、6800人と推定されていましたが、今回の調査ではほぼ倍増し、年間1万五千人と推計されるそうです。

受動喫煙が肺がん心筋梗塞だけでなく、脳卒中やSIDS(乳幼児突然死症候群)にも因果関係があるとされたため、大幅に増えたそうです。

受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高い|東北大によれば、東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授のグループによれば、受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高いことがわかったそうです。

【関連記事】

高血圧は糖尿病などの合併症を起こしやすいといわれます。

それは、高血圧と糖尿病の危険因子(肥満、運動不足、喫煙など)が同じだからです。

高血圧をそのままにしておくと、動脈硬化心筋梗塞脳卒中腎臓病などの原因となります

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

また、ペットも受動喫煙の影響を受けると考えられています。

<たばこ>ペットも受動喫煙でがんの恐れで紹介したペットの受動喫煙の影響に関する研究によれば、次のようなことがわかっています。

●家庭内で副流煙にさらされた猫が悪性リンパ腫になる危険性は、さらされていない猫の2・4倍。その環境が5年以上続くと、3・2倍に上がるとされる。(マサチューセッツ大)

●コロラド大が92年に発表した研究では、喫煙者に飼われている犬ががんになるリスクは通常の1・6倍。特にダックスフントのような鼻先の長い犬種は鼻腔(びくう)がんの発症リスクが高まる。

■まとめ

海外では受動喫煙防止の法制化で、心臓病や脳卒中、ぜんそくなどの病気が減ったというデータも出ている。

受動喫煙が健康に悪影響を与えることがわかってきたことにより、今後は海外を参考に受動喫煙防止のための法制化が進んでいくかもしれません。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 受動喫煙による肺がんのリスク約1.3倍!|受動喫煙の肺がんリスク評価「確実」へ|国立がん研究センター

受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人|なぜ前回調査に比べて倍増したのか?|厚労省調査

Smoking

by Jeff Masilungan(画像:Creative Commons)

【目次】




■受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人

参考画像:日本では受動喫煙が原因で年間1万5千人が死亡|厚生労働省スクリーンショット

受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人 厚労省調査

(2016/5/30、フジテレビ系)

厚生労働省の研究班の調査によると、非喫煙者で、家族や職場の同僚が喫煙している場合、受動喫煙が原因で死亡する人は、年間1万5,000人と推計されるという。

厚生労働省研究班の調査によれば、受動喫煙が原因の死者数は、2010年の調査では、6800人と推定されていましたが、今回の調査ではほぼ倍増し、年間1万五千人と推計されるそうです。

なぜ倍増したのでしょうか?

これまで、受動喫煙は、肺がんや心筋梗塞などに因果関係があるとされていたが、前回調査以降、脳卒中やSIDS(乳幼児突然死症候群)にも因果関係があるとされたため、大幅に増えたという。

受動喫煙が肺がん心筋梗塞だけでなく、脳卒中やSIDS(乳幼児突然死症候群)にも因果関係があるとされたため、大幅に増えたそうです。




■受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高い

受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高い|東北大で紹介した東北大学大学院薬学研究科の今井潤教授のグループによれば、受動喫煙を受けている女性は、受けていない女性より血圧が高いことがわかったそうです。

【関連記事】

高血圧は糖尿病などの合併症を起こしやすいといわれます。

それは、高血圧と糖尿病の危険因子(肥満、運動不足、喫煙など)が同じだからです。

高血圧をそのままにしておくと、動脈硬化心筋梗塞脳卒中腎臓病などの原因となります

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

■ペットも受動喫煙の影響を受ける

<たばこ>ペットも受動喫煙でがんの恐れで紹介したペットの受動喫煙の影響に関する研究によれば、次のようなことがわかっています。

●家庭内で副流煙にさらされた猫が悪性リンパ腫になる危険性は、さらされていない猫の2・4倍。その環境が5年以上続くと、3・2倍に上がるとされる。(マサチューセッツ大)

●コロラド大が92年に発表した研究では、喫煙者に飼われている犬ががんになるリスクは通常の1・6倍。特にダックスフントのような鼻先の長い犬種は鼻腔(びくう)がんの発症リスクが高まる。

■まとめ

厚生労働省研究班の調査によれば、受動喫煙が原因の死者数は、年間1万五千人と推計されるそうです。

受動喫煙は配偶者の健康に悪影響を与えるだけでなく、ペットの健康にも影響を与える恐れがあります。

是非一度考えてみてください。







【関連記事】

受動喫煙対策で飲食店や駅構内なども屋内原則禁煙へ|健康増進法改正案

Smoke

by Pat Pilon(画像:Creative Commons)

 > 健康・美容チェック > 肺の病気(呼吸器の病気) > 受動喫煙対策で飲食店や駅構内なども屋内原則禁煙へ|健康増進法改正案




飲食店内や駅構内は原則禁煙に…受動喫煙対策

(2017/1/16、読売新聞)

改正案では、医療機関や小中学校などは敷地内を全面禁煙とした。大学や官公庁は屋内を全面禁煙としたが、屋外での喫煙は容認した。飲食店や駅構内なども屋内原則禁煙としたが、喫煙室の設置を認めた。

健康増進法改正案で施設の管理者に求める受動喫煙対策として、小中学校・官公庁・医療機関は施設内全面禁煙、飲食店・空港・駅は建物内禁煙(喫煙室の設置)となり、これまでは罰則はありませんでしたが、悪質な違反者には過料を科すことが柱となっています。

受動喫煙が原因の死者数、年間1万5,000人|なぜ前回調査に比べて倍増したのか?|厚労省調査で紹介した厚生労働省研究班の調査によれば、受動喫煙が原因の死者数は、2010年の調査では、6800人と推定されていましたが、今回の調査ではほぼ倍増し、年間1万五千人と推計されるそうです。

受動喫煙が肺がん心筋梗塞だけでなく、脳卒中やSIDS(乳幼児突然死症候群)にも因果関係があるとされたため、大幅に増えたそうです。

受動喫煙による肺がんのリスク約1.3倍!|受動喫煙の肺がんリスク評価「確実」へ|国立がん研究センターによれば、海外では受動喫煙防止の法制化で、心臓病や脳卒中、ぜんそくなどの病気が減ったというデータも出ているそうです。

その時には、受動喫煙が健康に悪影響を与えることがわかってきたことにより、今後は海外を参考に受動喫煙防止のための法制化が進んでいくかもしれませんと書きましたが、実際にそうした動きになってきています。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら







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