「糖尿病」カテゴリーアーカイブ

ローヤルゼリーは糖尿病予備群の初期症状であるインスリン抵抗性の予防に効果がある

Stages of development - Dwarf Honey bee

by Vipin Baliga(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 糖尿病 > ローヤルゼリーは糖尿病予備群の初期症状であるインスリン抵抗性の予防に効果がある




ローヤルゼリーが糖尿病予備群の初期症状を予防 – 山田養蜂場

(2009/9/1、マイコミジャーナル)

山田養蜂場はこのほど、岡山大学大学院 川崎博巳教授との共同研究で、ローヤルゼリーが糖尿病になる一歩手前(糖尿病予備群)の初期症状であるインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる異常状態)の予防に効果があることを明らかにした。

研究成果は、日本薬学会が発行している学術誌『Biological Pharmaceutical Bulletin』に掲載されている。

山田養蜂場と岡山大学大学院 川崎博巳教授との共同研究によれば、ローヤルゼリーには、糖尿病になる前の糖尿病予備軍の初期症状であるインスリン抵抗性の予防する可能性があるそうです。

今後の研究に注目したいですね。

→ 糖尿病の症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病チェック について詳しくはこちら







糖尿病関連ワード

糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは

糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c)

糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動)

糖尿病危険度チェック

糖尿病の原因(生活習慣)|女性・男性

薬局でもできる糖尿病の検査|検尿(尿糖検査)と採血による血糖検査

糖尿病の合併症|網膜症・腎症・神経障害

糖尿病の食事(食事療法)|血糖値を抑える食べ方

糖尿病の運動(運動療法)|筋トレ・有酸素運動

インスリン(インシュリン)とは|血糖を下げる働きがあるホルモン

血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

夜更かしは肥満を招く|睡眠不足になると、食欲が増え、満腹を感じにくくなる

Working from home

by Shane Adams(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 睡眠不足 > 夜更かしは肥満を招く|睡眠不足になると、食欲が増え、満腹を感じにくくなる




夜更かしは肥満を招く─太りやすい性格と対処法

(2012/1/11、WSJ)

夜更かし好き

朝遅くまで寝ていられるというぜいたくな環境にある人でない限り、夜更かし好きの人は往々にして睡眠不足だ。

睡眠が不足すると、特に高炭水化物、高カロリーの食べ物に関して、脳に満腹感を知らせる「レプチン」と呼ばれるホルモンが低下し、食欲を増進させる「グレリン」と呼ばれるホルモンが上昇することが、多くの調査で明らかになっている。

睡眠不足になると、食欲のバランスをとるグレリンとレプチンのバランスに影響を与えてしまい、食欲が増え、満腹を感じにくくなるそうです。

【関連記事】

睡眠不足が太る原因?

グレリン:脳の食欲中枢を刺激して食欲を感じさせる作用をもつホルモン。

レプチン:脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きをもつホルモン。

つまり、グレリンとレプチンが、空腹と満腹のバランスをとっているということですね。

この食欲のバランスをとるグレリンとレプチンのバランスが、睡眠不足によって、影響を受けているようなのです。

<中略>

睡眠不足になると、グレリンが増えて食欲が増し、レプチンが減って満腹を感じにくくなってしまうそうです。

<中略>

一晩寝不足しただけでも、グレリンの過剰とレプチンの低下は起こる、つまり、太りやすい体になるようです。

 

米シカゴ大学の研究によると、たとえ短期的な睡眠不足であっても、健康な体が糖尿病患者のごとく糖分を処理するようになるという。

睡眠不足になると、糖尿病の発症リスクが高くなるとも言われています。

【関連記事】

睡眠不足で生活習慣病やメタボにも

睡眠時間が短いと、血圧が高いという結果が出たり、また糖尿病の発症リスクが高くなったり、さらには肥満度が高くなるなど、睡眠不足が健康に影響を及ぼしているようです。

また、睡眠不足でしっかりと休息がとれていないと、目の疲れがとれず、目のくまができたりもします。

 

また夜更かし好きの人は朝食を抜く人が多いため、新陳代謝を早い時間から促す重要なチャンスを逃しがちだ。

しかも夜中に軽食を食べる人も多い。

そのため、1日の摂取量の大半を夕食後に摂取する「夜食症候群」に陥りやすい。

夜食症候群は肥満と糖尿病に関係している。

体内時計と食習慣が合わないと、余計にカロリーを脂肪としてため込んでしまうそうです。

【関連記事】

体内時計 ダイエット|たけしの家庭の医学 5月25日

■食習慣と体内時計が合わないとどうなるのか?

人間は、食事で摂ったカロリーの中から一定量を脂肪としてため込むメカニズムが備わっている。

体内時計と食習慣が合わないと、余計にカロリーを脂肪としてため込んでしまう。

余計にため込むカロリー

朝食抜きの場合、男性100kcal、女性80kcal。

夕食が時間がずれてしまった場合、男性50kcal、女性40kcal。

※香川靖雄先生の研究によると、7200kcalで脂肪1kg相当をため込むことになる。

時間栄養学と体内時計とダイエット

体内時計(時計遺伝子)が正しいリズムを刻むようにするためにも、規則正しい食事が大事なのです。

ダイエットを効果的にするためにも、

  • 朝の光を浴びて体内時計を調整
  • 規則正しい食事

をすることが大事であり、食べても太りにくい時間を活用して、

  • 朝食・昼食をしっかり食べ、夕食を控えめにする
  • 夜食を取らない

というように、時間栄養学(体内時計・時計遺伝子)をうまく取り入れて行きたいですね。

 

【関連記事】

■対策

対処法:体内時計を変えるのは厄介だ。

まずは正午過ぎのカフェインの摂取をやめ、夜は照明やテレビ、その他電子機器の明るさを抑え、外せない予定を早い時間に入れることから始めるといいだろう。

あるいは、単に9時以降は台所への立ち入りは禁止と決め、夜更かしするメリットを減らすのも手だ。

夜は明かりを抑えることによって、体を睡眠へと促す環境づくりをしたいところですね。

質のいい睡眠のための3か条とは

1.『寝る直前に熱いお風呂に入らないこと』

体温が上がりすぎると寝つきにくくなるので、熱いお風呂に入るなら就寝2時間前まで済ませるのがいい。

2.『寝る前のPCやモバイルチェックはしないこと』。

ある研究によれば、就寝前のメールチェックはエスプレッソ2杯分程度の覚醒作用があるといわれているそうです。

3.『帰りにコンビニに寄らないこと』。

コンビニの強い光は、睡眠に向かおうとする体にとっては刺激が強すぎるので、できるだけ避ける。

1日の疲れを解消するためにも、睡眠、特に「質のいい睡眠」は欠かせません。

仕事が忙しく、睡眠時間が十分にとれない人や質のいい睡眠をとれない人も多いのではないでしょうか。

質のいい睡眠をとりたい方は、ぜひ今回の記事を参考にやってみましょう。

 

⇒ あなたにあった ダイエット 方法の選び方 はこちら

ダイエットの基礎知識 はこちら

ダイエット方法ランキングはこちら

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

ダイエット方法ランキング







睡眠

睡眠不足・不眠と生活習慣病・うつ関係|質の良い睡眠をとる方法

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・原因・検査・治療法

メンタルヘルス(うつ・鬱病・不安)|こころの病気

カロリー制限によるダイエットでは寿命は延びない?

Wall_Food_10229

by Michael Stern(画像:Creative Commons)




カロリー制限をすると寿命が延びるという説が注目されています。

【関連記事】

しかし、今回紹介する記事では、カロリー制限によるダイエットでは寿命は延びないという全く対照的な結果が出ています。

【悲報】カロリー制限によるダイエットでは寿命を縮めると実験で判明! 少なくともサルでは

(2012/8/30、IRORIO)

ミミズやマウスなどの小さな動物の場合は通常より3分の1だけカロリーを減らすダイエットで寿命が延びることがわかっている。そのようなダイエットが長寿に関係する遺伝子を活性化させるからだ。

しかし、これはサルには当てはまらないことがアメリカ国立老化研究所(NIA)の23年に及ぶカロリー制限によるサルのダイエットの研究観察から明らかになった。

2009年にウィスコンシン大が発表したアカゲザルに低カロリー食を与えるカロリー制限が長寿につながるという結果とは全く対照的な結果が出ているのはなぜなのでしょうか。

今回の発表ではそこまでは明らかになっていないようです。

だからといって、カロリー制限によるダイエットが全く効果がなかったわけではありません。

健康面には差が出ています。

ウィスコンシンの研究では普通の食事をとっているサルはカロリー制限されているサルのグループよりもより多くの糖分や食事をとっている。結果的にこのサルたちは糖尿病にかかりやすくなっており、またNIAで食事制限されたサルたちの場合はガンのリスク軽減や心臓血管の病気の快復などの健康のいくつかの利点が見られた。

サル、食事制限で寿命延びず マウスでは効果 

(2012/8/31、日本経済新聞)

糖尿病にかかりにくくなったり、コレステロールの値が下がったり、ガンのリスクが軽減していたりと良い効果も出ています。

まだ結論は出ていないものの、カロリー制限は健康面の改善には役立つようなので、食べ過ぎが気になる方はぜひカロリー制限をしてみてはいかがですか?

【参考記事】







「とくダネ!」キャスター小倉智昭さんの病気は「膀胱がん」 手術のため休養していましたが無事退院で復帰へ

Untitled

by Nicolas Alejandro(画像:Creative Commons)




【追記(2016/5/22)】

フジ「とくダネ!」キャスター小倉智昭氏 膀胱がん手術、休養へ

(2016/5/13、スポニチアネックス)

人気キャスターの小倉智昭氏(68)が、膀胱(ぼうこう)がんの手術のため、入院することが12日、分かった。

小倉智昭さんが膀胱がんの手術のため入院するそうです。

小倉さんは長年糖尿病を患っており、記事によれば、12年4月には白内障の手術を受けたことを明かしていたそうです。

糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、糖尿病の人がなぜがんになりやすいのかについてのメカニズムははっきりとわかっていないそうですが、インスリンは細胞を成長させ増殖させるホルモンなので、インスリンが増えると細胞のがん化につながるのではないか、また高血糖による炎症ががんを招いているのではないか、などが考えられるようです。

■膀胱がんとは

他のがんよりも初期症状が出やすいのが特徴で、血尿や排尿痛で気付く場合も。内側にできた腫瘍は、内視鏡を尿道から入れ電気メスで切除し、膀胱の表面にある場合は表面を削るのが一般的。進行した場合は全摘手術となる。再発率が高いことでも知られており、患者は定期的な検査が必要となる。

■膀胱がんを見つけたきっかけ

小倉氏、冗談交えがん告白 報道に「私が一番びっくりした」

(2016/5/13、スポニチアネックス)

がんを発見した経緯について「昨年末からほんのちょっと血尿を見つけ、細胞診を行いました。糖尿があるので腎臓に出るのが怖かったのですが、全部くまなくチェックして最後に膀胱に内視鏡を入れたら、がんがあるのが分かりました」と説明した。

膀胱がんを発見するきっかけは、血尿を見つけたこと。

小倉さんのコメントにもあるように、慢性腎臓病のサインとしては、尿が濁っている(例:血が混じってコーラのような赤茶色)ということがあり、小倉さんは長年糖尿病を患っていたので、腎臓の病気を心配されていたようです。

そこで、チェックしたところ、膀胱にがんがあることがわかったそうです。

【関連記事】







メタボ健診見直しへ、腹囲が基準未満の場合も血圧などの検査値が基準を超えた場合には指導対象

View from Tokyo Tower which looks like a miniature

by Takashi Hososhima(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > メタボリックシンドローム > メタボ健診見直しへ、腹囲が基準未満の場合も血圧などの検査値が基準を超えた場合には指導対象




■メタボ健診見直しへ、腹囲が基準未満の場合も血圧などの検査値が基準を超えた場合には指導対象

<メタボ健診>見直しへ…腹囲以外に血圧など判断 厚労省

(2016/5/10、毎日新聞)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防に着目した特定健診・保健指導について、厚生労働省は10日、腹囲を第一条件に指導対象者を選んできた現行制度を見直し、腹囲が基準未満の場合も血圧などの検査値が基準を超えれば、指導対象とする方針を決めた。

厚生労働省は特定健診・保健指導(通称メタボ健診)について、腹囲が基準未満の場合も血圧などの検査値が基準を超えた場合には指導対象とするように制度を見直すそうです。

肥満ではない人でも高血圧糖尿病などの生活習慣病になることが科学的なデータで明らかになり、指導を実施することが必要と判断した。

「隠れメタボ」914万人|厚生労働省研究班(2016/3/7)で紹介した厚生労働省研究班(代表=下方浩史・名古屋学芸大教授)によれば、肥満ではない(BMI25未満で腹囲もメタボの基準未満)のにもかかわらず、高血圧・高血糖・脂質異常のうち2つ以上の異常を持つ「隠れメタボリックシンドローム」の患者は全国で914万人に上るとする推計されるそうです。

メタボ健診、非肥満でも危険大 厚労省研究班が大規模調査(2009/4/16)によれば、厚生労働省研究班が全国の40~69歳の男女約3万人を対象に実施した大規模調査で、肥満でなくても血圧や血糖値など血液検査値に異常があれば、死亡の危険性が高まることが明らかになっています。

細身の体型なのに、内臓脂肪が多い?内臓脂肪を減らすには?日本人は欧米人より内臓脂肪がたまりやすい?によれば、日本人は欧米人に比べて内臓脂肪がつきやすい性質があるようです。

日本人はヤセ型でも糖尿病になりやすいといわれていますが、糖尿病“やせ”の人こそ要注意によれば、日本人は、欧米人に比べて血糖値を下げるインスリン分泌能力が低いため、太っていなくても糖尿病になりやすいため、たとえやせていたとしても糖尿病になる可能性があるそうです。

【関連記事】

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら




メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリック症候群の診断基準はウエストが男性85cm以上、女性90cm以上(内臓脂肪の面積が100平方センチ以上になっている目安)またはBMI(25以上)が基準以上で、それに加えて

1.中性脂肪(トリグリセライド)150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)40mg/dl未満、

2.収縮期血圧(上の血圧)130mmHg以上かつ/または拡張期血圧(下の血圧)85mmHg以上

3.空腹時血糖110mg/dl以上

の脂質代謝、血圧、血糖の3項目のうち、2つ以上あてはまればメタボリック症候群だということになっています。

■まとめ

今回の議論は数年前からなされており、腹囲OKの非メタボ、高血圧などあれば保健指導(2012/4/8)によれば、腹囲が基準値未満だと、体格指数(BMI)が25未満なら、高血圧、高血糖、脂質異常の危険因子があっても、特定保健指導の対象外だったのですが、今後は、腹囲が基準値未満のため「メタボ」とみなされない人でも、高血圧や高血糖などの危険因子を持つ場合、特定保健指導の対象となるとお伝えしています。

議論自体はすでに行われていたので、今回は根拠となるデータが集まっていたことで、このこと自体を制度に盛り込むようにようやくできたということなのでしょうか。

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら







【関連記事】