「LOVE」カテゴリーアーカイブ

若者の間で本当に「恋愛離れ」が起きているのか?

Chapter II: Birds.

by Eleazar(画像:Creative Commons)




「若者が恋愛しない理由」が話題 原因は「お金」か、それとも他に「娯楽」があるから?

(2015/5/23、キャリコネニュース)

アメリカの大学で教鞭を採るWilly氏のブログエントリー「若者が草食化した本当の理由」が話題になっている。

<中略>

この投稿で「恋愛しない理由」として挙がっているのは、「大学生は恋愛できないほど経済的に貧しくなってしまった」ということだ。根拠となっているデータは「私立大学新入生の家計負担調査」である。

Willyさんの意見は、簡単にいえば、今の若者は恋愛しないのではなくて、恋愛できないほど経済的に貧しくなってしまっているというものです。

この投稿を受けて、様々な意見が出ているようですが、その中でも多い意見は恋愛以外のお金を使う娯楽が昔に比べて増えているというものです。

こうした多様な「娯楽」が、恋愛に割くお金や時間を奪っているというのだ。お金や時間を割くべき趣味があれば、恋愛の優先順位が下がることもあるだろう。

モテる人はエンタメ性を提供できる人!?では、恋愛=エンタメと仮定すると、エンタメ性を提供できる人がモテるのではないか、と紹介しましたが、恋愛以外のエンタメに時間もお金も割いているのであれば、自然と恋愛から遠ざかるということになるのではないでしょうか。

ただ、恋愛をエンタメとして楽しんでいる若者もいます。

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例えば、歴史的な視点でみると、過去数十年前が恋愛を特に重視した時代であって、その昔はそれほどまで恋愛が重視されてこなかったのではないでしょうか。

「恋愛離れ」といわれるこういう時期を経て、「恋愛とはこうあらなければならない」という固定観念から解放されて、ようやく自由に恋愛をするようになる関係性が生まれてきているのだと思います。

「恋愛離れ」と悲観的に考えるのではなく、これがごく自然なことだと思えば、もっと楽しく恋愛して関係を築き上げていくことができるのではないでしょうか。







P.S.

新成人おめでとう!新成人の恋愛・結婚観(2012年)によれば、恋愛に対する意欲は高まっているというものでしたが、経済的理由から自分は結婚出来ないのではないかと全体の約6割が考えているそうです。

結婚したくても出会いがない。交際相手なし男女とも過去最高によれば、結婚願望を持つ未婚者は男女とも8割以上に上り、「結婚したくても、出会いが」という独身者の実態が浮き彫りになっています。

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「どうして彼女はあんな最悪な男と一緒にいるのだろう?」|映画「サード・パーソン」の監督・脚本ポール・ハギスインタビュー

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by Andrea Benjamin Manenti(画像:Creative Commons)




もし好きな人が自分にウソをついていると知った時どうする?ポール・ハギスが『サード・パーソン』で出した答え

(2014/6/18、WebDice)

僕は、自分には答えることのできない、人間関係についてのあらゆる種類の質問をあげてみた。「“どうしようもない”人間にどう対処するのか?」「彼らを変えることで自分の必要なものを得られるのか?」「彼らを自分が愛せないような人間に変えることはできるのか?」「あるいはもし誰かが自分にウソをついていると知った時、どういう選択をするか?」「全く信用ならない人間を信頼してしまったら、どんなことが起こるのか?」「完ぺきな信念を変えられるのか?」「人は自分にしみ込んだ美徳や罪を具現化できるのか?」「愛を諦めることが本当の勝利なのか?」「あるいは、エゴが警鐘を鳴らすように、勝利はただ残酷極まりない微笑を浮かべて歩き去るだけなのか?」「あるいは、間違った人間と恋に落ちる悪運をもつ人はどのくらいいるのか?その間違った相手が本当は正しい相手ではないのか?我々がそれを認識できないだけなのでは?」。こういう人間関係の質問に答えられる人もいるだろうが、僕はその“どうしようもない”人間の一人なのかもしれない。

映画「サード・パーソン」で監督・脚本を務めたポール・ハギスへのインタビュー記事の中には、人間関係についての質問が書かれていました。

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多くの人が抱いたことがある質問はこれではないでしょうか。

「どうして彼女はあんな最悪な男と一緒にいるのだろう?」

周りから見れば明らかに間違った相手を選んでいるにもかかわらず、最悪な相手を選んでいる人がいます。

それはあまりにも距離が近いから見えていないのか、それとも間違っているとわかりつつも(本人にしかわからない理由で)一緒にいるのか、それは本人に聞いてみなければわかりません。

もちろん私もその”本人”なのかもしれませんが。







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恋愛のクセ

間違った相手と付き合っている女性の特徴とは?

恋愛は直感か?

「だから、男と女はすれ違う」では、このように書かれています。

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ラブマップ(恋の地図)とは、生まれた直後から現在に到るまでの間に、無意識のうちに築きあげてきた思考や性格に関する膨大なリストである。両親の言葉遣いやユーモアのセンス、洋服の好みや政党の好み、兄弟の好き嫌いや趣味、友人や先生の価値観、テレビで見聞きしたこと・・・。こうした子供時代から思春期にかけて溜め込んだ経験が恋愛対象となる人物像を決めている。

<中略>

「大体10代の間に、態度や価値といったことに対する地図は完成します。あとは、その地図の理想像と重なる人物がタイミングよく現れると、脳内の化学反応のスイッチが入り、私たちにこの人だと教えてくれるのです。」

【追記(2014/10/27)」】

「海馬」(著:池谷裕二・糸井重里)によれば、脳は安定化したいという性質が強いので、自分があらかじめ言ったことに対してもどんどん安定化していこうとするそうです。

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糸井 タレントさんが、どんどんキレイになっていくのと似てるね。自分とまわりが「キレイだ」と言うことで、脳が変わってくるのでしょう。

池谷 ホルモンの影響だけではなく、脳の活性の変化ですよね。目の輝きまで変わりますから。

自分にとって良いパートナーというのは、付き合うことで脳が活性化し、きれいになったり、目が輝くような関係を築くことができる相手ということなのではないでしょうか。

男性は女性にデートでおごるべきか?それとも割りカン?

Restaurant Julian at the National Museum

by Nationalmuseet – National Museum of Denmark(画像:Creative Commons)




ネットを見ていると定期的に出るのがこの話題。

「男性は女性におごるべきかどうか?」

今の10代、20代前半くらいは、男女平等であるようにと前の世代に比べて教えられてきているので、食事をするなら割り勘でもいいというようになっていると聞きます。

それ以上の年代になると、男性が女性と食事をするならおごるのが当然だと教えられてきているのではないでしょうか。

この考えはどちらが正しいというわけではありません。

ただ、男性が身なりをきれいにしてほしいと女性に対して思うのであれば、女性と食事をする場合にはおごった方がいいかなと思います。

実際、女性に話を聞いてみても、化粧をする際には、洗顔→化粧水→(ブースター)→美容液→乳液→クリーム→メイク、と時間もお金もかかっています。

この他にも、いろんなお金がかかります。

  • 髪の毛(トリートメント、ヘアメイク道具)
  • 洋服・靴・バッグ
  • コンタクト
  • ストッキング(安いものは1回で使い捨てで、いいものだと3000円くらいでそれも数回で使い捨てだそうです)

少し挙げただけでもこれくらいでその他にも挙げようと思えばまだまだたくさんあります。(サプリメント、エクササイズ、エステなど)

もちろん、最近は男性も美にこだわりを持つ人が増えていますので、自分たちもお金も時間もかかっているといいたい人もいるかもしれません。

ただ、そういう人こそ女性が美しくなろうとするのにどれだけ努力をしているかがきっとわかるはずです。

あなたの前にきれいな女性が現れたとき、それまでにどれだけの時間とお金がかかっているのかを想像できれば、おのずと男性は女性に対してどうすべきか答えが出るのだろうと思います。







P.S.

女性に対してアドバイスするならば、笑顔でありがとうというだけで男性がうれしくなるということだけを覚えておいてください。

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P.P.S.

そもそもデートで割り勘になるかどうかなんて気にしたことがないという人もいます。

それは、相手の男性が知らない間に支払ってくれているから。

スマートな男性ばかりと付き合っていると、「男性は女性におごるべきかどうか?」という問題にさえ、ぶつからないのですから、面白いですよね。

未婚・晩婚化の理由に男女差がある!?男性「経済的余裕がない」女性「独身の自由さを失いたくない」

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by Wyatt Fisher(画像:Creative Commons)




若年層の未婚理由、明らかな男女差…少子化白書

(2014/6/17、読売新聞)

内閣府が昨年秋に全国の20~79歳の男女1639人を対象に行った意識調査で、若年層の未婚、晩婚化の理由について聞いたところ、女性の回答は「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」(55・3%)が最も多かった。男性は「経済的に余裕がないから」(52・0%)が最多で、男女間の意識の差が浮き彫りになった。

若年層の未婚・晩婚化の理由には、男女に違いがあるようです。

男性→「経済的に余裕がないから」(52・0%)

女性→「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」(55・3%)

この回答だけを比較すると、女性は、結婚に対してネガティブな印象を持っている印象があり、反対に男性は結婚はしたいけれどもできないというような比較的結婚に対してまじめに捉えているという印象を受けます。

新成人おめでとう!新成人の恋愛・結婚観によれば、75.6%(男性74.3%、女性77.0%)が「経済的な基盤ができないと結婚はできない」と考えているそうです。

このような状況はアメリカでも起こっており、低所得のために結婚できない男性が増えているそうです。

さらに若い世代になると、「結婚どころか恋愛さえままならない」と言うのは1975年生まれの飯田泰之駒沢大学准教授だ。

「今の学生は学費の足しにするため、学業の合間を縫って隙間なくアルバイトをしています。そんな生活が忙しすぎるせいか、25歳時点で女性の3割、男性の2割近くが処女・童貞であるという推計もあります」

勤労世代(20~64歳)の単身で暮らす女性の3人に1人が「貧困」であることが、国立社会保障・人口問題研究所の分析でわかったということが話題になりましたが、学生も学費の足しにするために、忙しくアルバイトをしていることで、恋愛さえできないようです。(単身女性、3人に1人が貧困 母子世帯は57%

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先ほどの記事の印象では、男性が結婚に対してまじめに捉えていて、女性はそうではないと書きましたが、実は女性は男性の収入に頼るばかりでなく、自らも働く意欲があるからこそ、今回のような回答になったかもしれません。

新成人おめでとう!新成人の恋愛・結婚観

先ほどの調査結果によれば、「結婚するには女性の収入も重要な条件である」としたのは45.1%(男性29.8%、女性60.5%)となっており、女性も男性の収入に頼るばかりではなく、自らも家計を担うつもりでいるようです。

つまり、ここには男女の考え方にギャップがあるように思います。

結婚するには女性の収入も重要な条件であると女性の6割が考えていることからも二人で働くのが自然という考え方になっているのでしょう。

今回紹介した記事でも、

「子どもを持つ場合の条件」について、20~40代の女性は「働きながら子育てができる職場環境」という回答が最も多かった。

ということで、子供を持つためには、「働く」という前提で、働きながら子育てができる職場環境を求めています。

どちらかといえば、男性の方が結婚に対する昔からの価値観に縛られているのではないでしょうか。







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独身女性の約8割が「一生独身かも」と考えたことがある!?

Shoting the beach...

by Yacine Petitprez(画像:Creative Commons)




働く独女は幸せか?8割が「一生独身かも」と感じつつ、老後資金は…

(2014/9/14、女子SPA)

「一生独身かもと考えたことがあるか」との質問には、実に82.5%が「ある」。考え始めた年齢は「30~34歳」(20.2%)が最多でした。実際、生涯未婚率(50歳での未婚率)はどんどん上がっていて、いま34歳の人が50歳になる2030年の生涯未婚率は22.6%(女性)と推計されています。5人に1人以上が、一生独身という時代がやってくるのです。

メットライフ生命保険が、20~40代の働く未婚女性600人に対して行った調査によれば、約8割が一生独身かもと考えたことがあるそうです。

未婚・晩婚化の理由に男女差がある!?男性「経済的余裕がない」女性「独身の自由さを失いたくない」によれば、未婚・晩婚化の理由として女性の回答は「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」(55・3%)が最も多かったそうです。

独身の自由さや気楽さを失いたくないと思う一方、一生独身かもしれないと不安に思うこともあるということですね。

独身の自由さを与えてくれると同時に、いずれは結婚するかもしれない男性がい続けるという状況がもっとも女性にとってはりそうなのかもしれません。

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P.S.

昔は限り有る情報しかなく、選択肢も狭かったのでしょうが、今は一日では処理できないほどの情報が毎日頭に入ってきて、それを整理することもできず、選択肢も多くなって、選択肢が多過ぎることで何も選択できず、結局はいつもと同じ環境に居続けるというのが現代なのかもしれません。

あなた自身が変わりたいと思うのであれば、一歩前に足を踏み出してみるといいのではないでしょうか。(片思いから一歩前に進むには、一歩踏み出して 「半径45CM」に近づこう!

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