ビタミンCやEのサプリメント、ガン予防に効果みられず|米研究

Supplement use

by Oregon State University(画像:Creative Commons)




がん予防のためにビタミンCやビタミンEのサプリメントを摂取してきた人には残念なニュースをご紹介します。

ビタミンCやE、ガン予防に効果みられず 米研究

(2008/12/10、AFPBB)

ビタミン類のサプリメントを服用すれば、ガン予防にある程度の効果があるとされてきたこれまでの研究に異議を唱える研究結果が発表された。

米医師会の医学誌「Journal of the American Medical Association、JAMA」(1月7日号)で発表された2つの研究によると、ビタミンCとビタミンEには、ガンのリスクを低下させる効果がみられなかったことが明らかになった。

この記事によると、これまでの研究では、ビタミンCやビタミンEには、前立腺がんなどのがんのリスクを低下させる効果があると指摘されていたそうですが、今回の研究によると、ビタミンC、ビタミンEサプリメントのどちらを摂取してもがんのリスクを低下させる効果はあまりなかったそうです。

ビタミンサプリメント摂取とがん・循環器疾患|多目的コホート研究|国立がん研究センター

その結果、女性では、非摂取者に比較して、過去摂取者で17%、摂取開始者で24%、全がんリスクが上昇していました(図1)。

多目的コホート研究によれば、ビタミンサプリメントを摂取することでがん予防にはつながらないという結果になったそうです。

女性のビタミンサプリメント過去摂取者でも全がんリスクが上昇しましたが、これはこのグループの生活習慣・健康意識などが影響しているのではないかと考えられます。今回の研究で、女性のビタミンサプリメント過去摂取者のグループは、他のグループと比較して、肥満者や喫煙者、高血圧や糖尿病治療の割合が高く、一方身体活動量が低いなど、不健康な特徴を有していました。

多目的コホート研究によれば、女性のビタミンサプリメントの過去摂取者(ベースライン調査:摂取あり・5年後調査:摂取なし)のグループは、他のグループ(摂取なし、摂取開始者、継続摂取者)と比較すると、肥満や喫煙、高血圧や糖尿病治療の割合が高い、身体活動量が低いなどという不健康な特徴を持っていたそうです。

「体調が悪いから」「不健康な生活を少しでも改善したいから」という理由でビタミンサプリメントの摂取を始めているのかもしれませんが、女性のビタミンサプリメントの過去摂取者はそもそもの生活習慣が悪く、また健康的な生活習慣を継続することができないために、このような結果が出たのかもしれません。

ガンを予防するためには、ビタミンサプリメントに頼るのではなく、食事や運動で生活習慣を改善していくことが遠回りなようでいて近道なのではないでしょうか。







天皇陛下、胃腸に炎症-不整脈は落ち着く・宮内庁

公務の一部、見合わせへ=天皇陛下、胃腸に炎症-不整脈は落ち着く・宮内庁(2008/12/9、時事通信)

宮内庁は9日、不整脈と診断され、検査と休養のため一部公務を取りやめた天皇陛下について、検査の結果、不整脈は落ち着いたが、胃と十二指腸に炎症が確認されたと発表した。

精神的、肉体的なストレスが原因と考えられるといい、医師団は負担軽減のため、日程などの見直しを宮内庁に提言した。

精神的ストレス、肉体的ストレスにより、不整脈や胃腸に炎症が起きたのだと考えられるそうです。

胃腸の病気

胃が痛い・胃の痛み|胃腸の病気の症状・原因・対処法・予防

胃痛(胃が痛い)|胃の痛みから考えられる病気とその原因・特徴的な症状

胃潰瘍の症状(痛み)・原因・予防・食事

胃炎(急性胃炎・慢性胃炎)の症状・原因・食事

胃がん|胃がんの症状・原因・手術・食事

急性胃腸炎(感染性胃腸炎)の症状・原因・対策

逆流性食道炎の症状・原因・治し方・食事

過敏性腸症候群(IBS)の症状・原因・チェック

大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防

目の難病「シェーグレン症候群」発症メカニズム解明|徳島大

Window to the Soul

by Matthew(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 目の難病「シェーグレン症候群」発症メカニズム解明




目の難病発症のメカニズム解明  ホルモン低下が炎症起こす

(2008/12/6、47ニュース)

免疫異常で目の組織などに炎症が起きる難病の「シェーグレン症候群」が、女性ホルモン低下に伴う特定のタンパク質の活性化によって引き起こされるのを、徳島大の林良夫教授らのチームが6日までに解明した。

徳島大の林良夫教授らのチームによれば、目の難病であるシェーグレン症候群の原因は、女性ホルモン低下に伴う特定のタンパク質の活性化によって、炎症を起こすそうです。

この特定たんぱく質を何らかの方法で抑えることができれば、新たな治療法の解明ができそうです。

■シェーグレン症候群の特徴

この病気はドライアイや関節リウマチ、全身の疲労感などを伴い、更年期女性に多いのが特徴。

口の中の病気(口臭・口内炎・ドライマウス・舌で胃腸や肝臓の病気がわかる)|駆け込みドクター(TBS)によれば、シェーグレン症候群は、40~50代の女性に多い自己免疫疾患で、涙腺と唾液腺が炎症を起こす病気なのだそうです。

林教授は「更年期の女性が発症しやすいメカニズムがようやく分かった」としている。

女性ホルモンの低下に伴って起こるために、更年期の女性に多いというわけですね。

【関連ページ】







【関連記事】

目の病気

緑内障とは|緑内障の症状・原因・眼圧・予防

飛蚊症とは|飛蚊症の原因・症状・治し方・見え方

加齢黄斑変性症とは|症状・原因・治療・サプリメント

白内障とは|白内障の症状・原因・治療・予防

ドライアイとは|ドライアイ(目が乾く)の症状・原因・治療

眼精疲労の症状(頭痛)・原因・マッサージ・ツボ

老眼とは|老眼の症状(初期症状)・予防・改善

スマホ老眼の症状・原因・予防

糖尿病網膜症の症状・治療・分類・予防

VDT症候群とは|VDT症候群の症状・原因・対策

網膜剥離とは|網膜剥離の症状・原因・見え方

近視とは|強度近視・仮性近視

結膜弛緩症とは|結膜弛緩症の症状・原因・治療

斜視(隠れ斜視)

眼瞼下垂(まぶたのたるみ)の症状・原因

まぶたの痙攣の治し方|まぶたがピクピクする原因

翼状片の症状・原因・予防

瞼裂斑の症状・原因・予防・対策

紫外線対策と目の病気(翼状片・瞼裂斑・白内障)

コンタクトレンズと目の病気・正しい使用法・ケア

目の症状

目の充血の原因・治し方|目が赤いのは目の病気のサイン?

目の疲れを取る方法(ツボ・マッサージ)|目が疲れる原因

目の痙攣の治し方・止め方|目がピクピクする原因

目の下のクマを取る方法 原因と解消方法

目がかゆい|目のかゆみの原因・対策・対処法

目が痛い|目の痛みの原因となる目の病気と解消法

目のかすみの症状・原因・対策|目がかすむ

肩こり頭痛解消法|めまい・吐き気の原因は眼精疲労?

目やにの原因となる目の病気|どんな色の目ヤニが出ている?

光がまぶしい・目がまぶしい

目がゴロゴロする|目の異物感の原因はゴミそれとも病気?

TABLE FOR TWO|飢餓を救い、メタボも救う社会貢献

Sodo, Ethiopia

by Rod Waddington(画像:Creative Commons)




人類の飢餓を救い、メタボも救う社会貢献 「TABLE FOR TWO」の画期的仕組みという興味深い記事がありましたので、ご紹介します。

人類の飢餓を救い、メタボも救う社会貢献 「TABLE FOR TWO」の画期的仕組み(2008/12/9、ダイヤモンド・オンライン)

「飽食」と「飢餓」――この対極に位置する二つの問題に同時にアプローチする新しい社会貢献の活動、それがテーブルー・フォー・ツーである。

世界に目を向けると、先進国では多くの人が肥満に悩み、生活習慣病の防止に励んでいる。

その一方で、開発途上国では飢餓あるいは栄養不良に苦しみ、子どもたちが命を落としている。

先進国と開発途上国の両者には、全く異なるが解決しなければならない「食」の問題がある。

先進国と呼ばれる国々では、肥満メタボな人が増加し、糖尿病などの病気にならないように予防しようとしている一方で、開発途上国では、食料がいきわたらないために、栄養が摂れず、なくなっている子供がいます。
世界には、食に関して大いなる矛盾が生じているわけです。

そこで、この先進国と開発途上国との間の食の不均衡を解消するための活動が「テーブルー・フォー・ツー」という活動なのだそうです。

TABLE FOR TWOの仕組みとは一体どういうものなのでしょうか。

仕組みとしては、まず参加企業は社員食堂の献立にテーブルー・フォー・ツーのヘルシーメニューを加え、従業員がそのメニューを食すると、一食につき20円がテーブルー・フォー・ツーに寄付される。

集まった寄付金はウガンダ、ルワンダなどの開発途上国の学校に届けられ、学校給食を子どもたちに出すために使われる。

これだけなら寄付をしているだけのようですが、それだけではないようなのです。

もう一つテーブルー・フォー・ツーには、参加した側にメリットがあるようです。

ヘルシーメニューはカロリーや野菜の使用量などのガイドラインが定められており、参加者はテーブルー・フォー・ツーのメニューを食することで生活習慣病の防止などの効果が期待できる。

つまり、テーブルー・フォー・ツーのメニューを食べることで、開発途上国への寄付ができ、自分自身の健康にもつながるということなのです。

これならば、企業や自治体なども参加しやすいですね。

参加企業にとっては、従業員が手軽に、しかも全員参加という形で社会貢献できるメリットがある。加えて、従業員の健康促進にも効果がある。

寄付される側だけでなく、寄付する側にもメリットがある活動であることが、テーブルー・フォー・ツーの賛同者が増えている理由だろう。

両者にとってメリットのある活動であるので、ぜひ健全な形で活動が浸透してほしいものです。







中国:メタボの人増加でダイエット市場にチャンス到来

中国:肥満の人増加でダイエット市場にチャンス到来(2008/11/6、サーチナ)

ある調査によると、中国では13億人の人口のうち、約9000万人が健康基準の体重を20%オーバーしている。

肥満は様々な病気を引き起こす原因になるため、中国でもダイエット市場が今後拡大する見通し。

さすが中国という数字ですね。

約9000万人と言えば、日本の人口まであと少しという数字です。

これまで中国の人にはやせているイメージをもっていましたが、それは昔のことのようで、生活が豊かになったことで、中国でもメタボリックの人が増加しており、また糖尿病の患者も急増しているそうです。

今後、中国もアメリカに続いて、ダイエット大国となるかもしれませんね。

日本の健康関連企業(特にダイエット関連企業)にとっては、チャンス到来かもしれません。

健康美容ブログ「HAKUR」は、ばあちゃんの料理教室レシピもまとめています。また、女性が知りたい!ダイエット(筋トレ)・スキンケア・料理・恋愛・お金・介護・ライフスタイルに関する情報をまとめています。