「すい臓がん」タグアーカイブ

唾液でがん(口腔がん・乳がん・膵臓がん)検査  80~99%の高精度|慶応大




ExeterUniMedSch April2013-7

by University of Exeter(画像:Creative Commons)

慶応大、唾液で高精度のがん検査 技術を開発

(2010/6/28、47ニュース)

慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)は28日、唾液検査で口腔がんや乳がん、膵臓がんを高精度で発見する技術を開発したと発表した。

米カリフォルニア大との共同研究。唾液は血液などと違い、体に負担をかけずに採取できるのが利点で、今後は実用化に向けて、より安価で簡便に検査できる機器の開発に取り組むとしている。

慶応大の杉本昌弘特別研究講師(計算生物学)らは、がん細胞が正常な細胞に比べて速く増殖する影響で、唾液中の物質が変化することに注目。比較的早期のがんと診断された患者と健常者ら計215人の唾液を採取し、唾液中の約500種類の物質から、患者と健常者で濃度に大きな違いが出る物質としてアミノ酸など54種類を特定した。

これらを組み合わせて分析すると、口腔がんは80%、乳がんは95%、膵臓がんは99%の高精度で患者を見分けられたという。

慶応大先端生命科学研究所と米カリフォルニア大との共同研究によれば、唾液を検査することによって、口腔がんや乳がん、膵臓がんといったがんを発見する技術を発見したそうです。

口腔がんは80%、乳がんは95%、すい臓がんは99%の高精度でがんを見つけることができるそうです。

この方法は、体に負担がかからないのがポイントです。

安価で簡単にできる検査になれば、今後この方法によって、ガンが発見できるようになるかもしれません。







パパイア葉に著しい抗がん特性、日米共同研究

Papaya

by Dinesh Valke(画像:Creative Commons)




パパイアに著しい抗がん特性、日米共同研究

(2010/3/10、AFPBB)

米フロリダ大(University of Florida)は9日、パパイアの葉のエキスと葉茶に著しい抗がん特性を認めたとする研究結果を発表した。

頸部(けいぶ)がん、乳がん肝臓がん肺がんすい臓がんで抗がん効果が確認されたという。

米フロリダ大の研究によれば、パパイア葉エキスに著しい抗がん特性があるそうです。

研究者らは、パパイア葉エキスがTh1型サイトカインと呼ばれるシグナリング分子の生産を促すことで、免疫系の調節を助けているためではないかと見ている。

このエキスは正常な細胞には危害を加えず、現行のがん治療における一般的な副作用を防げることも明らかになったため、免疫系に働きかけてがんを退治する新たな治療法への応用が期待されるという。

パパイア葉エキスは、副作用を防げることから、新たな治療法への応用が期待されるとのことです。







1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが約2倍に増加

Soft drinks stall, Chowpatty Beach - Mumbai

by Ashok(画像:Creative Commons)




1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが約2倍に増加

(2010/2/9、デジタルマガジン)

最近発表された研究結果において、1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は膵臓ガンのリスクが通常の約2倍になるという。

1週間にコップ2杯以上の清涼飲料水を飲む人は、すい臓がんのリスクが約2倍に増加するそうです。

この研究はミネソタ大学のマーク・ペレイラ博士が発表したもので、博士はシンガポールに住む60,524人の男女の14年間の推移を調べた結果、1週間につきコップ2杯以上の清涼飲料水を飲んだ人は、飲まなかった人に比べて87%も膵臓ガンになるリスクが増加していることが判明したそうだ。

膵臓ガンは早期発見が非常に困難な上に進行が早く、5年後の生存率はたったの5パーセントしかないガンの王様だ。

清涼飲料水の飲み過ぎによる糖分の過剰摂取がインシュリンを増加させ、そして膵臓ガンを生むという。

ミネソタ大学のマーク・ペレイラ博士によれば、清涼飲料水の飲みすぎによる糖分の過剰摂取がインスリンを増加させてしまい、すい臓がんになりやすくなるようです。

以前、「肥満がすい臓がんの危険高める」という記事を取り上げましたが、その記事によれば、若いころから肥満だとすい臓がんになるリスクが高くなるそうです。

また、清涼飲料水の飲み過ぎと肥満についての記事では、次のようなことを紹介しました。

ダイエットには食べ物より飲み物を見直す方がいい?

記事によれば、食べ物(固形物)によるカロリー摂取よりも飲み物(液体)によるカロリー摂取の方が体重に与える影響は大きいそうです。

液体による摂取カロリーは肥満の増加と並行して増加していて、ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ校による以前の研究では、2015年にはアメリカの成人の75%が過体重あるいは肥満になることが予想されていているそうです。

成人人口の3分の2にも影響し糖尿病などのリスクを高める肥満のまん延は清涼飲料水と結びつけられていて、研究者らは減量や体重維持のために成人は砂糖で甘味をつけた飲料の摂取を控えることを推奨しています。

「清涼飲料水の飲み過ぎ」と「肥満」と「すい臓がん」については、深い関係があるのかもしれませんね。







ゴボウの種(牛蒡子)にすい臓がん増殖抑制作用がある|国立がん研究センター東病院

Burdock Silhouette

by Andy Rogers(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > すい臓がん > ゴボウの種(牛蒡子)にすい臓がん増殖抑制作用がある|国立がん研究センター東病院




ゴボウの種、膵臓がん増殖抑制…臨床研究へ

(2010/4/25、読売新聞)

国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)は、漢方薬の解熱剤などに使われるゴボウの種子「牛蒡子(ごぼうし)」に、抗がん剤が効きにくい膵臓(すいぞう)がんの増殖を抑える作用があることを、マウスの実験で突き止めた。

患者を対象に臨床研究を行い、新しい治療法の実現化を目指す。

国立がん研究センター東病院が行なったマウスの実験によれば、ゴボウの種子(牛蒡子)に含まれるアルクチゲニンがすい臓がんの増殖抑制作用があることがわかったそうです。

すい臓がん についてはコチラ。

今回は、マウスの実験結果であるので、今後は、すい臓がんの患者を対象に臨床研究を行っていくようです。

注目したいですね。







【関連記事】

肝臓がん、膵臓がん、乳がんの変異公開=ゲノム解析で新治療法期待-国際チーム

Molecule display

by Christian Guthier(画像:Creative Commons)




肝臓、膵臓、乳がんの変異公開=ゲノム解析で新治療法期待-国際チーム

(2010/4/15、時事通信)

日本など10カ国の研究機関で構成する「国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC)」は15日未明、肝臓がん、膵臓(すいぞう)がんと乳がんについて、原因となる可能性がある全遺伝情報(ゲノム)の変異データをホームページで公開した。

肝臓は日本、膵臓はオーストラリアとカナダ、乳がんは英国が担当した。

新たな予防・診断法や治療法の開発に役立つと期待される。

日本など10カ国の研究機関で構成する「国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC)」は、肝臓がんやすい臓がん、乳がんの原因となる可能性があるゲノム(全遺伝情報)を解読し、遺伝子の異常を見つけたそうです。

 

肝臓ガンの症状 についてはコチラ。

すい臓がんの症状 についてはコチラ。

乳がんの症状 についてはコチラ。

 

日本が担当したのは、肝臓(肝臓がん)。

 

肝がんの遺伝子異常発見 国際ゲノム解析で日本チーム

(2010/4/15、47ニュース)

理化学研究所と国立がん研究センターなどの研究チームは14日、C型肝炎ウイルスの感染が原因で肝臓がんになった患者のゲノム(全遺伝情報)を解読し、健康な人では見られない約100カ所の遺伝子の異常を新たに見つけたと発表した。

新たな治療法開発に役立つといいですね。