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「次世代コンドームの研究費用に10万ドルあげます」ービル・ゲイツ財団

ビル・ゲイツ「次世代コンドーム発明した人に1千万円あげます」

(2014/3/6、GIZMODE)

ゲイツ財団が「学生でも科学者でも起業家でも誰でも、コンドーム改善する画期的アイディア応募者に研究費用として10万ドル(約1023万円)差し上げます」と呼びかけてますよ。

これは「Grand Challenges in Global Health Program(世界健康問題のグランドチャレンジ)」事業の一環で発表したもの。

今の製法耐久性だって充分すごいと思うのだけど、どこをどう改善すればいいんでしょうね? プレスリリースにはこんなヒントが出ています。

(コンドームの利用)増加を促進するためにも、簡単に使える男性用・女性用コンドームであることが求められる。例えばパッケージ技術を改善したり、もっと簡単に正しく装着できるデザインを考えたり。さらに文化的バリアを考慮・克服することもポイントだ。

ゲイツ財団が次世代コンドームのアイデアに応募した人に10万ドルを研究費用として提供すると発表したそうです。

社会問題を解決するためにデザインの力があるのですから、ぜひ多くの応募があるといいですね。

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男性の性感染症患者の感染源のうち70%が友人やナンパが原因

「風俗行くと病気になる」は嘘!真の性病感染源が明らかに

(2012/2/24、Menjoy)

医師の小六幹夫らが調査したところ、男性の性感染症患者の感染源のうち70パーセントが友人やナンパなど、金銭の授受をともわない相手だったことがわかりました。

つまり、ほとんどの性感染症は風俗で感染したものではなかったんです。

小六らの調査によれば、症状出現までに性交渉をもった相手の数は2.8人。過去1年間に関係をもった人数は、6人にのぼりました。

調査によれば、男性の性感染症患者の感染源のうち70パーセントが友人やナンパなど、風俗以外で感染しているそうです。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(著 ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー)に今回のことに関連したことが紹介されています。

性的に積極的な方が仲間に好かれると信じている若者は、愛情を伴わない気軽なセックスをしがちである。

ネットワーク内で他人とつながる経路が多ければ多いほど、ネットワーク内を流れるものの影響を受けやすくなるのである。

パートナーの多い白人はパートナーの多い白人とセックスし、パートナーの少ない白人はパートナーの少ない白人とセックスする傾向があるのだ。

結果として、性感染症は性行動の活発な白人からなる中核部にとどまる。

避妊具の使用といったさまざまな恋愛行動や性行為は、自分が属するネットワーク内でそうした行為がなされているかどうかに強い影響を受けるそうです。

性的に積極的な人同士がネットワーク内でつながっており、パートナーの多い人の数が増えることでさらにパートナーの多い人を増やし、避妊具を使用しないという仲間内の影響を受け、その結果、性感染症が広がっていると考えられます。

また、先ほどの調査によれば、ほとんどコンドームを使用していなかったそうです。

性行為の様式については、オーラルセックスをおこなった割合は80パーセントを超え、ヴァージナルセックスのみでオーラルセックスをおこなわなかったのは、18パーセントでした。

そして、オーラルセックスではほとんど誰もコンドームを使用せず、ヴァージナルセックスでコンドームを使用したのもわずか17パーセントでした。

以前取り上げたスウェーデンのデータ(スウェーデンの女子大生のセックスパートナーの数が10年前に比べ2倍に増加。性感染症患者も比例して上昇。)では、セックスをしたことがある相手の数が10年前と比べて2倍になっているそうです。

また、新しいパートナーとのセックスの際にコンドームを使用するかという質問に対し、すると答えた女子大生の数は半分以下の49パーセントという結果となり、10年前に比べて激減しているそうです。

なぜ、効果的な避妊をしないのか、という理由については、避妊しない女性たち 調査の6割「大丈夫な気がした」という記事によれば、「大丈夫な気がしたから」という根拠のない自信、安全日への過信、雰囲気を悪くしてはいけないという気持ち、男性主導による避妊(膣外射精・精子がないなど)と言った理由から約6割の女性が効果的な避妊をしていなかったことがわかったそうです。

「私の彼氏は風俗なんていかないから安心」ではないわけですね。

友達との性行為によって性感染症にかかり、あなたにも知らぬ間に感染させられてしまうということもあるわけです。

自分の身は自分でしっかり守りましょう。

【参考リンク】

恋愛関係ネットワークを可視化した「ジェファーソン高校恋愛構造図」

(2007/2/25、GIGAZINE)

アメリカのある高校について、過去18ヶ月間の間の恋愛相手や性的関係を持った相手を回答してもらい、それを図にしたものがこの「ジェファーソン高校恋愛構造図」と呼ばれているもの。青い点が男子生徒、ピンク色が女子生徒。線でつながっているのは恋愛関係にあるということ。数字はそのパターンが何組存在したかと言うこと。

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スウェーデンの女子大生のセックスパートナーの数が10年前に比べ2倍に増加。性感染症患者も比例して上昇。

Girls girls girls

by David J(画像:Creative Commons)

女子大生のセックスパートナーの数が10年前に比べ2倍に増加。性感染症患者も比例して上昇。(スウェーデン)

(2011/11/21、Techinsight Japan)

スウェーデンのウプサラ大学が女子大生らを対象とした調査で、セックスをした相手の数が10年前に比べ2倍に上昇していることが判明した。

だが同時に、性感染症に罹患した人数もこの結果に比例し急増していることも明らかとなった。

スウェーデンのウプサラ大学が女子大生を対象にした調査によれば、セックスパートナーの数が10年前に比べて2倍に増え、また同時に、性感染症になった人数も比例して増加しているそうです。

詳しい内容はこちら。

この調査は2004年から2009年までの5年間に、ウプサラ大学にある医療センターを訪れた女子大生らに対し行われたものであり、最近になって論文化され専門誌にて発表されている。

それによると、調査対象の女子大生らがこれまでセックスをしたことがある相手の数は、恋人から一夜限りの相手まで全てを含めると平均11人という結果となった。この平均人数は、10年前に行われた同じ調査の結果と比べ約2倍に増加しているという。

だが同時に行われた、新しいパートナーとのセックスの際にコンドームを使用するかという質問に対し、すると答えた女子大生の数は半分以下の49パーセントという結果となった。10年前に行われた同じ質問の結果が60パーセントであったことから、かなり激減していることが分かる。

この結果を示すかのように、今回の調査対象者の約3分の1が、これまでにクラミジアや尖圭コンジローマなど何らかの性感染症に罹患した経験があると答えている。

この数は10年前に比べると約2倍に増加しており、コンドーム使用の減少が性感染症の増加と繋がっていることは誰の目にも明らかである。

この記事からは3つ学ぶ所があると思います。

1.セックスをしたことがある相手の数が10年前と比べて2倍になっている。

2.新しいパートナーとのセックスの際にコンドームを使用するかという質問に対し、すると答えた女子大生の数は半分以下の49パーセントという結果となり、10年前に比べて激減している。

3.調査対象者の約3分の1が性感染症に罹患した経験がある。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(著 ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー)にこのことに関連したことが紹介されています。

つながり 社会的ネットワークの驚くべき力

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性的に積極的な方が仲間に好かれると信じている若者は、愛情を伴わない気軽なセックスをしがちである。

ネットワーク内で他人とつながる経路が多ければ多いほど、ネットワーク内を流れるものの影響を受けやすくなるのである。

パートナーの多い白人はパートナーの多い白人とセックスし、パートナーの少ない白人はパートナーの少ない白人とセックスする傾向があるのだ。

結果として、性感染症は性行動の活発な白人からなる中核部にとどまる。

また、今回紹介した本によれば、避妊具の使用といったさまざまな恋愛行動や性行為は、自分が属するネットワーク内でそうした行為がなされているかどうかに強い影響を受けるそうです。

つまり、今回の大学の女子大生のネットワークでは、以前に比べて性的に積極的な人同士がネットワーク内でつながっており、パートナーの多い人の数が増えることでさらにパートナーの多い人を増やし、避妊具を使用しないという仲間内の影響を受け、その結果、性感染症が広がっていると考えられます。

今回紹介した記事では、性感染症を防ぐためにどうしたら良いかという点についても紹介しています。

今回の調査を担当したウプサラ大学のTanja Tydén教授はこれらの結果に対し憂慮を示しており、こうした性感染症を防ぐために、若い女性はセックスの際はパートナーに対し、コンドームの使用を要求するべきだと主張している。

しかし、こうした取り組みは以前からも、いや以前よりも行われてきているはずです。

にもかかわらず10年前よりも性感染症は増えているのです。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」には、より効果的に性感染症を防ぐためには、どうしたらよいかということも書かれています。

セーフセックスのキャンペーンを展開する場合、コミュニティの全メンバーに平等にメッセージを送るよりも、性行動の活発なメンバー(ネットワークの中核部、すなわちハブ)に直接伝えれば最も効果があがるという結論も得られた。

人々がリスクにさらされるかどうかは、その人がどんな人であるかより、誰と知り合いであるかで決まるのだ。

今回の調査結果を元に(更に詳しく調査し)、ネットワークの全体図を描き、社会的ネットワークのハブを見つけ出し、そのハブであるメンバーに対して、メッセージを伝えるというのが最も効果的なのだそうです。

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