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■ダイエット成功の秘訣は「誰にも言わないこと」だった!?
参考画像:CNN.co.jp
ダイエット成功の秘訣は「誰にも言わないこと」
(2012/1/1、CNN.co.jp)
アニタ・ミルズさんは約173キロあった体重を110キロ近く減量した。
そのときに医師から言われたのは下記4つのルールを守ることだ。
1.3時間ごとに230グラム程度の食品を摂取する
2.砂糖の入った飲み物をとらない
3.食事をとばさない
4.ダイエットをしていることは誰にも言わない
医師から言われた4つのルールを守ることで110キロ減量したそうです。
その中でも特に4つ目のルール「ダイエットをしていることは誰にも言わない」がつらい時期を乗り切るうえで役に立ったそうです。
ミルズさんのダイエットを指導したウォルツ医師は、「肥満傾向の人は自分に似た肥満気味の人とつきあう。
たいていの場合は、自分の生活習慣に問題があるとは思っていない」と指摘する。
また、人間は変化に対応するのに困難を覚える生き物なので、自分の好きな人が生活習慣を変えるとそれに対処するのが難しいのだという。
ウォルツ医師は「態度に表すかどうかはともかく、家族や友人など周りの人たちは抵抗を示す」と指摘する。
ダイエットに成功したミルズさんも、太っていた頃の方が好きだと友人から言われ、傷ついたという。
よくダイエットの成功するためには、周りの人に宣言することが大事だと言われていますが、この記事によれば、「ダイエットをしていることは誰にも言わない」ほうが良いそうです。
その理由としては、人間は変化を嫌う生き物であり、周りの人達は、ダイエットしようとしていることに対して抵抗を示すため、周りの人達にダイエットしていることを言わないほうが良いようです。
さらに、もう一つ、ダイエットしていることを周りに言わないことにはメリットがあるそうです。
別の観点からも、ダイエットを秘密裏に進めるメリットが浮かび上がる。
ニューヨーク大学のゴルウィッツァー教授(心理学博士)の研究では、ある目標をたてて公言すると周囲がそのすばらしさを認めてくれるので、努力を始める前に満足してしまい、目標を達成できなくなる危険性があるとの結果が出たという。
それを避ける方法は3つある。
1つ目は、誰にも言わずに取り組むことだ。
2つ目はその逆で、周囲に宣言するなら、どうなりたいという漠然とした目標でなく、いつどこでどのように取り組むかを断言するのが有効だとゴルウィッツァー教授はいう。
そして3つ目の方法は、自分にとって大切な人の1人か2人だけに打ち明け、協力を求めるというものだ。
3つ目の方法をとる場合には、話す相手を選ぶことと、その人には何でも話し、自分の責任感を保てるようにすることが成功のポイントだとフィットネスの専門家ボニー・ミシェルさんは指摘する。
そして、誰かに打ち明けるかどうかはともかく、最も重要なのは誰のためにダイエットするのかを忘れないことだ。
ミシェルさんによれば、誰かを喜ばせるためにするダイエットでは、つらい時期を乗り切れないのだという。
ダイエットをするという目標を公言すると、周りの人達がそのすばらしさを認めてくれるために、その時点で満足してしてしまい、目標を達成できなくなる可能性があるそうです。
それを避けるには、3つの方法があるそうです。
- 誰にも言わずに取り組むこと
- 周囲に宣言するなら、いつどこでどのように取り組むかを断言するのが有効
- 話す相手を選ぶこと
そして、最も重要なことは、誰のためにダイエットするのかを忘れないようにすること、つまり、自分のためにダイエットするということを忘れないことによって、ダイエットでのつらい時期を乗りきれるそうです。
【感想】
行動科学を活用して、ダイエットが継続しやすい状態を作る。という記事でも、ダイエットを継続させる方法として、周りにダイエットを宣言することでサポーターを作るというものが良いと思っていました。
しかし、周りにダイエットしていることを宣言することのデメリットがあるということがこの記事でわかりました。
上記の記事をまとめると、
「周りにいる人達の性格によって、ダイエットを宣言するかどうかを決める。」
「自分のためにダイエットするということを忘れない」
ほうがよいようです。
※肥満気味の人が周りにいる場合には、ダイエットしていることを言わないようにする。
※ダイエットしていることを周囲に宣言する場合には、具体的な目標を宣言する。
P.S.
「自分のためにダイエットするということを忘れない」
という言葉を聞くと、郷ひろみさんの(噂の)エピソードを思い出します。
それは、誘惑(食事やトレーニングをサボること)に負けそうなときに、鏡の前で
「お前は郷ひろみでいたくないのか?」
と自分に問いかけるというものです。
ご本人の口から語られたエピソードではないので、真偽は確かではありませんが、現在でもパワフルなパフォーマンスを魅せる郷ひろみさんを見ていると、納得してしまいます。