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高齢での妊娠・出産のリスク|何歳から出産のリスクが高くなるの?

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by Vanessa Porter(画像:Creative Commons)




女性は何歳まで妊娠・出産が可能なの?

(2012/5/19、マイナビニュース)

■高齢での妊娠・出産のリスク

・流産や早産、難産

・妊娠中に血圧の上昇や尿にタンパクが出る「妊娠高血圧症候群」

・染色体の異常が原因で起こる「新生児のダウン症」

現在、高齢出産とは35歳以上の女性が出産することをいいます。

高齢での妊娠・出産は若い女性に比べて、流産や早産・難産、妊娠高血圧症候群、ダウン症などのリスクが高くなります。

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高齢出産のメリットとリスクとは?

Pregnant

by Vladimir Pustovit(画像:Creative Commons)




大丈夫ですか?先天異常、ダウン症の可能性がこれだけ高まる 国民的大問題高齢出産のリスクを考える

(2012/6/28、現代ビジネス)

世界中の医師に最も読まれている権威ある医学誌『The New England Journal of Medicine』では、40歳で妊娠した女性の流産率は全体の50%以上、生まれてきた子供がダウン症になる確率は約100分の1になるという調査結果が発表されている。ちなみに20歳の母親からダウン症児が生まれる確率は1667分の1、25歳では1200分の1であり、実に12〜16倍以上の開きがある。

40歳で妊娠した女性の流産率は全体の50%以上、生まれてきた子供がダウン症になる確率は約100分の1になるという調査結果が発表されているそうです。

なぜこれほどまで高齢出産のリスクは高いのでしょうか。

京都大学医学部教授の菅沼信彦医師が解説する。

「女性が高齢になると、卵子も老化していくと考えられます。卵子は、女性が胎児のときに一生分が作られます。ですから、卵子が卵巣の中にある期間が長くなるほど、遺伝を司る染色体やDNAにダメージが蓄積され、細胞分裂の力も低下してしまう。ダウン症をはじめ、生まれてくる胎児の先天的な異常や疾患は、この卵子の老化が原因のひとつになっています。

また、流産はごく普通の妊娠でも1割前後発生しますが、その原因のほとんどが染色体の異常によるものです。母親が年をとるごとに染色体の異常も起こりやすくなりますから、したがって高齢出産では流産の確率も高まるわけです」

他にも遺伝子異常による先天性疾患には、心臓の変形など重い障害を伴い、生後1年で90%が亡くなるエドワーズ症候群やパトー症候群などがある。発生割合は3000〜5000分の1と低いが、高齢出産でリスクが高まる点はダウン症と同様だ。

卵子が老化すること(遺伝を司る染色体やDNAにダメージが蓄積され、細胞分裂の力も低下)が、胎児の先天的な疾患や流産の原因の一つになっているようです。

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だからといって、高齢出産が全くダメだというわけではありません。高齢出産にもメリットがあります。

ある程度のキャリアを積んでいれば、人脈ができているでしょうし、また経済的にも余裕が出てくるはずです。

また、いろいろな人生経験を積むわけですから、子育てにも余裕が出てくるのではないでしょうか。

では、どのようにしたらよいのかというのは、現実的には、結婚年齢はこの20年で男性は2歳、女性は3歳上昇していて、初産は30歳超、晩婚・晩産化進むという傾向にありますが、生物学的には、できる限り30歳までに初産を済ませておいたほうがよいようです。