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<糖尿病>50代以上では標準体型の人も多く発症している

Vistas de Shinjuku

by Antonio Tajuelo(画像:Creative Commons)

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糖尿病、標準体形でも注意 予防健診検証に一石

(2010/3/25、中日新聞)

糖尿病は50代以上では、太った人だけではなく標準体形の人にも多く発症していることが、愛知学院大歯学部の横田充弘教授(67)らの疫学調査で分かった。

メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)対策として行われている特定健診・保健指導(メタボ健診)の腹囲の診断基準について、厚生労働省研究班などで検証が進んでおり、今回の結果も一石を投じそうだ。

糖尿病というと、太った人がなるというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、愛知学院大歯学部の横田充弘教授らの疫学調査によれば、標準体型の人にも多く発症しているようです。

横田教授は「日本人は、糖を分解するインスリンの分泌量が少ない体質の人が多く、肥満ではなくても糖尿病患者が多いのではないか」と推測。

「やせてさえいれば良いという風潮はおかしい。

糖尿病や動脈硬化を防ぐホルモン『アディポネクチン』の血中濃度などを検査に加えればもっと予防につながるのでは」と話している。

日本人はインスリンの分泌量が少ない体質の人が多いため、肥満でなくても糖尿病になる人が多いと推測されるようです。

そこで、横田教授の提案としては、糖尿病や動脈硬化を防ぐホルモン「アディポネクチン」の血中濃度などを検査に加えてはどうかという提案を行なっています。

体型が最もわかりやすい変化ではありますが、日本人はヤセ型や標準体型でも糖尿病になりやすいということがわかっているので、こうした検査項目を変えていく必要はあるかもしれません。

P.S.

ただ、もちろん太ってしまうと、糖尿病高血圧脂質異常症高脂血症)・動脈硬化脂肪肝などの生活習慣病になりやすいので、気を付けたいですね。







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働く女性の3割以上、自分は「メタボ」 民間調査

Women At Work

by FaceMePLS(画像:Creative Commons)




働く女性の3割以上、自分は「メタボ」 民間調査

(2010/3/30、日本経済新聞)

ナガセビューティケァが行った働く女性のメタボリック(内臓脂肪)症候群と生活習慣についての意識調査によれば、働く女性の3割以上が自分をメタボリックシンドロームだと感じているようです。

また、20代では25.6%、50代では47.2%と年を重ねるごとに自分をメタボだと判断している人が多くなるようです。







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ダイエットする目的とは|年代別でダイエットする目的は違っている!?

Times Square, NYC

by MK Feeney(画像:Creative Commons)




20代以下がダイエットする目的とは

(2010/3/31、アメーバニュース)

減量の目的についてたずねたところ、1位は「健康の維持のため」(91%)、2位は「体型の維持のため」(85%)、3位は「体の動きを軽くするため/体重過多による関節や筋肉への負担の低減のため」(80%)、「ウエストや太ももなどの部分やせ/スタイルを良くするため」(80%)となった。

以下、「メタボの予防・改善のため」、「健康診断の数値が気になるから」、「年齢よりも若く見られたいから」、「性格・生活を変えたいから」、「異性にモテたいから」、「結婚式や同窓会などのイベントのため」と続いている。

ダイエットの目的は、

1位 健康維持のため

2位 体型維持のため

3位 体の動きを軽くするため

スタイルを良くするため/ウエストや太ももの部分やせ

となったそうです。

この記事では、年代別のダイエットする目的も紹介されていたのですが、こちらの回答のほうがより本当の目的が出ているような気がします。

この結果をさらに年代別で見ていくと、女性の40代以下では、「ウエストや太ももなどの部分やせ/スタイルを良くするため」が9割以上を占めた。

また、女性50代以上、男性40代以上では、「メタボの予防・改善のため」、「健康診断の数値が気になるから」が高かった。

男女20代以下の回答では「性格・生活を変えたいから」、「異性にモテたいから」が4~6割を占めた。

40代以下の女性の9割は、「ウエストや太ももなどの部分やせ/スタイルを良くするため」、美容目的でダイエットをするそうです。

また、女性50代以上、男性40代以上では、「メタボの予防・改善のため」、「健康診断の数値が気になるから」と健康のためにダイエットをするそうです。

そして、20代以下の男女は「性格・生活を変えたいから」、「異性にモテたいから」が4から6割を占めたそうです。

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メタボリックシンドロームだとかかる医療費5割増し

Beit Issie Shapiro No.045

by U.S. Embassy Tel Aviv(画像:Creative Commons)




メタボさん、かかる医療費5割増し 425万人健診調査

(2010/3/10、朝日新聞)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群=メタボ)だと、かかる医療費は1.6倍――。

中小企業のサラリーマンらが加入する協会けんぽを運営する全国健康保険協会が10日、こんな分析結果をまとめた。

血圧や腹囲の数値が高いメタボ予備群でも、いずれも正常値の人より医療費が高かった。

<中略>

メタボの男性1人当たりの外来の医療費(薬代を含む)は平均11万2705円で、該当しない人(7万9619円)の1.4倍かかった。

女性のメタボ該当者は、該当しない人の1.6倍の13万9390円に上った。

入院医療費でも、メタボ男性が1.3倍、メタボ女性が1.5倍かかるという結果になった。

メタボになると、かかる医療費が5割増しになるそうです。

以前ブログ記事で知らないと損する!医療費徹底節約|たけしの本当は怖い家庭の医学を取り上げたのですが、糖尿病高血圧脂質異常症高脂血症)・動脈硬化などになると、治療が必要となり、医療費が増えます。

また、こうした生活習慣病になると、同時にさまざまな合併症になることもあり、さらに医療費が高額になる可能性が高くなります。

生涯医療費をできるだけ低くするには、その時々の段階での治療をきちんと行うことが重要です。

また、メタボリックシンドロームの段階できちんとした対策をとることも医療費を低くする方法ともいえます。







「肥満から糖尿病」仕組み解明|肥満や高脂血症になると、すい臓のβ細胞に「C/EBPβ」がたまることで糖尿病になる|神戸大




「肥満から糖尿病」仕組み解明…神戸大准教授らマウス実験

(2010/2/25、読売新聞)

肥満高脂血症になると、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓すいぞうのβ細胞に普段あまりないたんぱく質がたまり、β細胞が死んで糖尿病になることを、神戸大保健学研究科の木戸良明准教授らがマウスの実験で確認した。

メタボリック(内臓脂肪)症候群に関連した糖尿病の発症メカニズムの重要部分を明らかにした研究成果。

このたんぱく質を抑える物質や薬は見つかっており、予防・治療薬に結びつく可能性がある。

米医学誌に発表された。

このたんぱく質は「C/EBPβ」と呼ばれ、肝臓での糖の分解や脂肪細胞の増殖を助けている。

木戸さんらはマウスに脂肪の多い餌を与え、肥満状態にした。

すると糖尿病でない状態でも、このたんぱく質がβ細胞で増え始めた。

神戸大保健学研究科の木戸良明准教授らがマウスの実験によれば、肥満や高脂血症になると、すい臓のβ細胞に「C/EBPβ」がたまることで糖尿病になることがわかったそうです。

糖尿病予防・治療薬の開発につながる可能性があるようです。

今後の研究に期待ですね。