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魚介類の摂取量がうつ病リスク・不定愁訴の発生に関係!




和洋女子大の鈴木敏和教授らの研究によれば、魚介類を食べた量とうつ病リスクには逆相関がみられ、不定愁訴(病気の原因を特定できないが、身体の不調を感じる状態。精神的な疾患に隠れている場合もある)の発生に魚介類摂取量が関係していることを示唆する結果が出たそうです。

不定愁訴、うつ病、またはその両方のスコアが高い参加者は、スコアが低い参加者と比較して、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、ビタミンD、ビタミンB12の摂取量が低く、魚介類の摂取量も少ないことが分かりました。

注目すべきは、不明瞭な愁訴とうつ病の両方のスコアが高いグループの魚介類摂取量は、スコアが低いグループの1/4だったことです。

【参考リンク】

■まとめ

魚介類を多く食べる人はうつ病の発症率が低くなる傾向|オメガ3(EPA・DHA)が多いと発症率が低くなる|国立がん研究センター・慶応義塾大学で紹介した国立がん研究センターと慶応義塾大学のチームが「トランスレーショナル・サイカイアトリー」に発表した疫学調査によれば、魚介類を多く食べるグループは、そうでないグループに比べてうつ病の発症率が低くなる傾向にあることがわかっています。

今回の研究で注目するポイントは不定愁訴の発生も魚介類摂取量と関係することが示唆されたこと。

オメガ3に含まれるEPA・DHAが多いとうつ病の発症率が低くなる傾向にあることから、魚介類を積極的に食べることがうつ病や不定愁訴予防につながることが期待されます。

国民一人一日当たり魚介類と肉類の摂取量の推移|水産庁
国民一人一日当たり魚介類と肉類の摂取量の推移|水産庁

参考画像:水産物の消費動向|水産庁(スクリーンショット)

オメガ3の美肌効果|オメガ3を摂取するとなぜ美肌になるのか?で紹介した麻布大学の守口徹教授によれば、オメガ3は青魚などの魚から摂るのが一番効率よいそうですが、水産庁による国民一人当たりの魚介類と肉類の摂取量推移によれば、平成18年には初めて肉類の摂取量が魚介類を上回り、21年には肉類と魚介類の摂取量が上回り、その差が拡大しているそうです。

【関連記事】

オメガ3を摂取するためにも積極的に魚介類を摂取しましょう。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効果・効能・食べ物(オイル)・ダイエット について詳しくはこちら







オフィス内での冷えによる体の不調|職場環境の改善に取り組もう!

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by WOCinTech Chat(画像:Creative Commons)




オフィス内での冷えによって体の不調に悩まされている女性・男性は多いと思います。

花王によると、「動かない生活行動」で増える不調と「動く生活行動」で増える不調とは、種類が異なるそうです。

花王、「女性が経験する体の不調と生活行動・生活環境の関係」に関する調査結果を発表

(日経プレスリリース)

すなわち、長時間のパソコン作業のような「動かない生活行動」が多い女性は、「肩こり、冷え症、胃腸の不調、目の疲れ、寝つきが悪い、生理痛」などの一般に「不定愁訴」と呼ばれるような不調を、動かない時間が長いほど多くの方が経験していました。

反対に、体を動かす生活行動が多い女性では、“疲れ、腰や関節などの痛み”だけを、動く時間が長いほど多くの方が経験していました。

さらに、ストレスや寒さなどの生活環境も、これらの不調に影響していると考えられました。

これまでの調査研究で、寒さについてはオフィス内での冷えにより年間を通じてさまざまな不調を起こすこと、通常のパソコン作業が眼の疲労を起こすことが分かっています。

オフィス内での冷えによる体調不良が問題となっています。

エアコンが効いたオフィス内で長時間パソコン作業をしていると、体の冷え、目の疲れなどの不調が現れてきます。

このプレスリリースによると、「ストレスや寒さを感じながら、長時間、緊張状態でじっと動けずに作業をすることは、自律神経に影響を与え、身体の不調につながる可能性がある」ようなのです。

オフィスで働く女性(もちろん男性もですが)がより元気で働きやすくなるようオフィス環境の改善を行なっていく必要があるようです。

オフィス環境改善ビジネスがあってもいいような気がします。

会社で働く従業員が元気でより働きやすい環境づくりができれば、効率もアップするでしょうし、業績がアップすること間違いなしです。

従業員にとっても、会社にとっても、Win-Winの関係です。

ぜひ企業にはオフィス環境の改善に取り組んでいただきたいです。

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