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北の達人のIRから学ぶ!商品づくりと通販/D2C/サブスクの考え方




北の達人のIRから学ぶ!商品づくりと通販/D2C/サブスクの考え方
北の達人のIRから学ぶ!商品づくりと通販/D2C/サブスクの考え方

オースティンディステル|unsplash

北の達人 2021年2月期第3四半期決算補足説明資料から通販・D2C・サブスクビジネスにおいて大事なことをまとめてみました。

■顧客の生の声を聞く!

継続率向上を目的とした専門窓口の開設や顧客ヒアリング会で「購入動機」や「解約理由」、「購入に至らなかった理由」等の顧客の生の声を頂き、そのお客様の声をフィードバックし、商品開発やクリエイティブ、顧客満足の向上につなげることが重要なんですね。

■物流強化

Withコロナ時代におけるEC化の勝負の分かれ目は「物流」?

Withコロナ時代におけるEC化の勝負の分かれ目は「物流」?

ビジネスの外側から見てみると、ECにとって重要なのは、その商品・サービスを欲しいと思うユーザーを増やすこと(需要の側面)を想像すると思います。

しかし、実際には商品が売れてきたときに、商品を製造するキャパの問題があったり、商品を配送する物流の問題があることで、新規の顧客獲得をストップしたり、一定期間の販売ができなかったりすることが、その事業の売り上げの上限を決めてしまうことまでは想像がいかないものです。

■Amazon

Amazonには2つの優位性があります。

一つは、人気商品のデータはブランド側とAmazon側両方が持っていますが、似ているけど売れていないブランドとの比較データをAmazonが持てるのは強いです。

もう一つはレコメンド機能。

Amazonがブランドのスイッチングを促したとしたら…。

PB商品にNB商品は勝てるのでしょうか?

ただブランド力や知名度があるわけではないけど、商品力には圧倒的自信がある新興企業、スタートアップにとってはチャンスがあるかもしれません。

PINTERESTの月間アクティブユーザー数が4億人を超えた!自社のアイテムを投稿し売上増に繋げる企業が増加

ピンタレスのユーザーの97%がブランド検索をしないそうですが、小さな企業にとっては大きなビジネスチャンスです。

実際にそうしたビジネスチャンスをつかんだ企業も現れています。

しっかりとした商品づくりを行なっている企業にとっては、Amazonのマーケットプレイスにはたくさんの潜在顧客がいるわけですから、ブランドスイッチイングを行なってもらうようなきっかけさえあれば、ものすごいチャンスが広がっていると考えられそうです。

■商品の市場規模をつかむ

その商品を求めるお客さんが無限にいると考えて商品の販売を考えるのではなく、この商品の持つ潜在的な市場規模を掴んで、この商品でこれぐらいのユーザーがいると考えて販売する方がお客様に無理なく販売できるのではないでしょうか?

■「びっくりするほど良い商品ができた時にしか発売しない」

お客様の行動は正直です。

どんなに言葉では「いい商品ですね」といっていただけても、そこに「購入する」という「行動」が伴わない場合、買いたい商品ではないわけです。

また、一度購入していただいたお客様でもリピートがなければ、リピートしない理由がそこにはあるわけで、「購入して悩みが解決した」という場合はいいですが、「購入しても何も得られなかった」と思わせていた場合はリピートするわけがないのです。

いかに「購入してよかった」と思っていただけるのかは、売りつけるのではなく本当に欲しいと思うお客様にメッセージを届け、満足度の高い商品を届けることが大事なんですよね。

■まとめ

D2Cやサブスク型といった、今起きている変化はここに集約されるのかなと感じます。

「企業側は、いかに顧客像を明確にして、顧客満足度が高い商品づくりをして、届いてほしいお客様に伝える方法を磨き、顧客満足度とLTVの向上を目指す」