by Dominik Syka(画像:Creative Commons)
(2010/5/17、ロイター)
世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)は16日、携帯電話の使用が脳腫瘍(しゅよう)やがんを引き起こす可能性は確認できないとの研究結果を発表した。
WHOによれば、携帯電話の使用ががんを引き起こす可能性は確認できないとの研究結果を発表したそうです。
ただ、リスクがまったく無いと言い切るのは早すぎるようです。
IARCのクリストファー・ワイルド氏は、ロイターの取材に「(今回の研究の)結果は、携帯電話の使用に関連したリスクがあると結論づけることはできないと認められるものだ。
しかし、リスクがゼロだとするのは時期尚早でもある」と述べた。
同研究が、現在と比べて携帯電話の利用頻度が低かった2000年に開始されていることも留意しておくべき点として挙げている。
また、別の研究者からは、携帯電話使用者のがんリスクが上昇していることを示す事例もあるとし、携帯電話の使用率が大幅に上昇していることから、さらなる研究が必要だとの指摘も出ている。
携帯電話使用で脳腫瘍リスクが増える?によれば、
Interphoneが携帯電話ががんの原因になるかどうかを調べる史上最大規模の研究を進めています。
13カ国の患者から6400もの腫瘍の症例を集めて検証中のもので、2009年初頭には最終結果が出るんですが、その中間報告が、なんとも最悪な結果なのです。
この調査でイスラエル人研究者たちが発見したのは、携帯電話を使う人は使わない人より脳腫瘍ができる確率が50%も高いこと。
という研究結果が出ていましたので、まったく違う結果と言えそうです。
今後もこの研究に注目したいですね。