> 健康・美容チェック > 認知症 > 【主治医が見つかる診療所】蛭子能収さん、レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の合併症と診断
by Bromford(画像:Creative Commons)
記憶力低下が心配された蛭子能収さんは検査を実施したところ、物忘れや幻視などの症状からレビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の合併症と診断されました。https://t.co/C2AkEHnSku
【出典】レビー小体型認知症介護ガイドブックhttps://t.co/pTvTEcyi5n pic.twitter.com/7p27RlPlMA
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) July 9, 2020
2020年7月9日放送の「主治医が見つかる診療所」で、記憶力低下が心配された蛭子能収さんの妻やマネジャーが番組に相談し検査を実施したところ、物忘れや幻視などの症状からレビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の合併症と診断されました。
◎レビー小体型認知症とは?
長引く便秘が「認知症(レビー小体型認知症)」の前兆だった!?|#その原因Xにありによれば、レビー小体とは不要なタンパク質の一つで、これが、脳全体に溜まることで、神経細胞が破壊され認知症状を起こします。
レビー小体型認知症の特徴は「視覚障害」で物が歪んで見え、字が書けなくなったり、幻視症状(いるはずのない人が目の前に現れる)があります。
2016 年3月 コラム 「レビー小体病は全身病」DLBSN 東京 協力医 福井俊哉(かわさき記念病院)によれば、レビー小体型認知症は体のいたるところに症状が現れる全身病と考えた方がよいようです。
◎レビー小体型認知症の症状
レビー小体型認知症の症状として、次のような症状が現れるそうです。
- 脳貧血(立ちくらみのように立ち上がったときに血圧が下がり気分が悪くなる)
- 血圧の変動
- 食欲の変動
- 排泄の問題
- 体感温度の異常
- 発汗過多
- 何でもないところでよく転ぶ
- 匂いや味がわかりにくい
- レム睡眠行動異常症
レビー小体型認知症介護ガイドブックによれば、認知機能の変動や幻視、パーキンソン症状、レム睡眠行動障害、認知機能障害、抑うつ症状、自律神経症状、薬に対する過敏症などが特徴的な症状として挙げられています。
これらの症状が一つだけ現れた時や初期段階の場合は、他の病気と間違えてしまうような症状があります。
◎レビー小体型認知症チェックリスト
- 物忘れがある
- 頭がはっきりしているときと、そうでないときの差が激しい
- 実際にはないものが見える
- 妄想がみられる
- 鬱的である
- 動作が緩慢になった
- 筋肉がこわばる
- 小股で歩く
- 睡眠時に異常な言動をとる
- 転倒や湿疹を繰り返す
五個以上該当すれば、レビー小体型認知症の可能性あり!
◎レビー小体型認知症の対処法
レビー小体型認知症の薬と治療方法(幻視やパーキンソン病との関連性)(2018/4/20、NHK健康ch)
- ドネペジル・リバスチグミン・ガランタミン・などの「抗認知症薬」で症状を改善・進行を遅らせるそうです。
- 漢方薬
- 抗精神病薬
- パーキンソン病の薬(小刻み歩行・ふるえ・筋肉のこわばりがある場合)
◎認知症を予防する生活習慣
マイホスピタル(2014 vol.43)では認知症を予防する生活習慣が提案されています。
- 糖質や動物性脂肪の摂りすぎを避けて、糖尿病や脂質異常症を防ぐ
- 活性酸素を撃退するビタミンCやビタミンE、βカロチンが豊富な野菜・果物をとる
- オメガ3脂肪酸(シソ油・エゴマ油、アジ・サバ・イワシなどの青魚に含まれるDHA・EPA)の摂取
- ウォーキングなどの運動(細胞の新陳代謝を高める成長ホルモンの分泌を促す)