新型コロナウイルスと熱中症の症状が近いといわれていますが、どんな症状の違いがあるのでしょうか?
その見分け方についてまとめてみます。
●新型コロナウイルスと熱中症の症状で似ている症状
- 倦怠感(だるさ)
- 頭痛
- 発熱
新型コロナウイルスと熱中症の初期症状は似ているため見分けがつきにくいです。
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●新型コロナウイルスにあり、熱中症にはない症状
- のどの痛み
- せき・たん
- 鼻水
- 下痢
●熱中症にあり、新型コロナウイルスにはない症状
- めまい
- 手足のしびれ
- 嘔吐
- 意識障害
熱中症と新型コロナウイルスの見分け方を紹介しましたが、熱中症にあり、新型コロナウイルスにはない症状は熱中症でもかなりひどい段階にあるため、判断材料にはなりにくく、倦怠感(だるさ)・頭痛・発熱といった初期症状が出たら、医師に診てもらうことが大事だということがわかります。
→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら
■熱中症対策(応急処置)
それでは、周りの人が熱中症になったらどうすればよいのかを覚えておきましょう!
(1)涼しい場所に移し、衣服をゆるめてリラックスさせる
建物が近くにない場合には日陰で休ませましょう。
建物が近くにあればエアコンの効いた部屋で休ませましょう。
(2)首筋、脇の下、脚の付け根を(冷たいペットボトルなどを使って)冷やす
脈拍のとれる位置は血管が皮膚に近いため、そこを冷やすと、冷却された血液が全身を巡ることで、クールダウンします。
(3)顔が赤いときは頭を高く、青白ければ足を高くして寝かせる
(4)意識があり、嘔吐がなければ水分補給させる
水分だけでなく塩分などの電解質も失われていると考えられますので、水に塩分などの電解質と糖とがバランスよく配合された経口補水液を利用しましょう。
(5)皮膚が熱ければ、風を送ったり熱い部分にぬれタオルを当てる
(6)皮膚が冷たければぬれタオルをしぼり、冷たい部分をマッサージ
(7)意識がなかったり、急に体温が上がったらすぐ救急車を呼ぶ
帝京大医学部付属病院の三宅康史・高度救命救急センター長によれば、熱中症の応急手当は「FIRE」で覚えるとよいそうです。
ただし、行う順番はつづりとは逆の順番で行なうそうです。
E(Emergency call:救急車を呼ぶ)
→R(Rest:涼しい場所に運んで安静にする)
→I(Icing:首筋、脇の下、脚の付け根など血管が皮膚に近い場所を冷やす)
→F(Fluid:水分補給)
→ 熱中症の症状・対策・予防 について詳しくはこちら
◆まとめ
Googleトレンドの急上昇ワード「手足口病」について調べてみた!で紹介しましたが、2024年に全国的に広がっている手足口病ですが、手足口病は2019年に大流行して以来患者は増えていませんでした。
新型コロナウイルスの感染拡大で、社会全体で感染予防対策が行われたことが影響していると考えられます。
現在新型コロナや手足口病が広がっているのは感染予防対策が緩くなっているからなのではないでしょうか?
新型コロナや手足口病を予防するためにも改めて「石けんでしっかりと手洗いをする」という基本的な感染症対策をやっていきましょう!