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「糖尿病」専門医の選択がポイント 状態、飛躍的改善へ
(2009/5/1、産経新聞)
厚労省が平成19年に行った調査によると、糖尿病が強く疑われる人は国内に890万人、可能性が否定できない人は1320万人。
合わせて、国民の約6人に1人に糖尿病の傾向が見られる。
しかし、糖尿病は合併症を起こさない限りは自覚症状がほとんどないため、患者の理解は低い。
同じ調査で「糖尿病が強く疑われる」人の約4割が、「ほとんど治療を受けたことがない」と回答している。
加えて、治療中の患者でも、合併症が起こらないように状態をコントロールし続けるのは簡単ではない。
血糖値だけでなく、血圧や悪玉コレステロールなどの値を正常にし、患者の生活スタイルに合わせた治療が必要だ。
糖尿病または糖尿病予備軍は増加傾向にあるといわれています。
ただし、糖尿病の症状ははじめのうち、痛みなどの自覚症状がないため、検査で血糖値が高かったり、治療が必要といわれても、自己管理ができず、そのまま治療を受けない人が多いようです。
糖尿病を早期の段階で予防・改善を行うには、専門医による適切な管理が必要なようです。
しかし、糖尿病といっても、治療法は100人いれば100通りの治療法があるそうです。
医師選びには、糖尿病の治療法の選択肢が多い医師を選択することが重要になりそうです。
日本糖尿病学会の渥美義仁理事は「糖尿病は医師が薬を調整すれば足りるといった病気ではない。
患者の食事や運動、生活などあらゆる要素が治療にかかわってくる。
100人いれば100通りの治療があり、選択肢の多い医師にかかる必要がある」と、医師の専門性を重視する。
糖尿病の専門医はどれくらいいるのでしょうか。
また、患者が糖尿病専門医を探す目安とは何でしょうか。
しかし、患者数に比して、専門医は多くない。現在は約3900人で、単純計算では、1人の専門医が約5700人を見なければならない。
専門医は同学会のホームページで検索できるが、地域にいない場合もあり得る。
<中略>
では、患者が医師を探す目安は何か。渥美理事は「専門医以外に、日本糖尿病協会の登録医制度があり、糖尿病の治療に携わる地域の医師が多数、登録しているので参考にしては」とアドバイスする。
糖尿病患者または糖尿病予備軍は増加傾向にあることから、もっと多くの糖尿病専門医を増やす必要がありそうですね。
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