動脈瘤発見(2024年11月12日、藤崎奈々子さんオフィシャルブログ)によれば、藤崎奈々子さんは最近めまいがあって病院(MRI)で診てもらったところ、脳梗塞(無症候性脳梗塞;以前は隠れ脳梗塞と呼ばれていたものの不安をあおるということから呼び方が変わってきている)と小さな動脈瘤(未破裂脳動脈瘤)が見つかったそうです。
藤崎奈々子さんの場合、医師からこの小さな動脈瘤が「5ミリくらいになってくると治療を考える」と説明を受けたそうです。
【追記(2025年6月10日)】
2025年6月5日放送のテレビ朝日「林修の今知りたいでしょ!2時間SP」に出演した藤崎奈々子さんは1)立ちくらみとは異なり、自分の頭が回転するような感覚があったこと、2)左の親指に、力があまり入っていないことに気づいた、という2つの異変があったそうです。
医師によれば、めまいに他の症状が合わさることこそ、脳梗塞のサインなのだそうです。
【追記(2026年10月9日)】
【闘病】藤崎奈々子、「脳梗塞」と「脳動脈瘤」のダブル発覚。自覚症状ゼロの衝撃告知とは(2026年10月8日)
2026年10月8日に公開された藤崎奈々子さんのインタビューで、当時の状況がより詳しく紹介されました。
藤崎さんは、ある朝、横を向くとそのまま倒れそうになるほどの強いめまいを感じ、「脳の病気だったら怖い」と考えて脳神経外科を受診したそうです。
そこでCTやMRIによる検査を受けたところ、今回のめまいそのものは脳の問題によるものではありませんでした。
しかし画像検査から、藤崎さん自身も気づいていなかった無症候性脳梗塞の痕跡と、小さな未破裂脳動脈瘤が偶然見つかりました。
ここで重要なのは、
「めまい=脳梗塞だった」ということではない
という点です。
頭痛やめまいは比較的よくみられる症状ですが、それをきっかけに医療機関を受診し検査したことで、症状とは直接関係のなかった異常が見つかることがあります。
藤崎さんの場合も、「いつもと違う」と感じためまいを放置しなかったことが、自覚症状のなかった脳の異常を知るきっかけになったといえます。
■無症候性脳梗塞とは?
藤崎さんに見つかったのは「無症候性脳梗塞」と呼ばれるものです。
これは、画像上は脳梗塞と考えられる変化が認められるものの、それに対応する自覚症状や神経症状が確認されていないものを指します。
無症候性脳梗塞については、将来の症候性脳梗塞や認知機能障害との関連が指摘されています。また、高血圧などのリスク因子を適切に管理することの重要性も示されています。
ただし、無症候性脳梗塞が見つかったからといって、一律に薬による治療が必要になるということではありません。
大切なのは、医師と相談しながら、高血圧や糖尿病、脂質異常症などのリスク因子や血管の状態などを確認していくことです。
■脳梗塞と脳動脈瘤は同じ原因で起こるとは限らない
今回もう一つ重要なのが、
「脳梗塞と脳動脈瘤が同時に見つかったからといって、直接的な因果関係があるわけではない」
という点です。
脳動脈瘤とは、脳の血管の一部がコブのように膨らんだ状態です。未破裂脳動脈瘤の多くは無症状で、脳ドックや頭痛・めまいなどをきっかけにMRIやMRAを受けた際に発見されることがあります。
治療するか経過観察するかについても、単純に大きさだけで決まるわけではなく、動脈瘤の大きさや場所、形、拡大傾向など、さまざまな条件を考慮して判断されます。
藤崎さん自身は2024年のブログで、小さな動脈瘤について医師から経過観察を勧められたことを明かしています。
■■まとめ
今回の藤崎奈々子さんのケースから考えたいのは、
「めまいがあったら脳梗塞」という単純な話ではありません。
むしろ、
「いつもと違う身体の変化を感じたとき、それを放置せず医療機関に相談したことで、自覚症状のなかった異常を知るきっかけになった」
という点ではないでしょうか。
頭痛やめまい、ふらつきなどは、必ずしも重い病気によって起こるわけではありません。
一方で、身体が発する「いつもと違う」という変化をきっかけとして医療機関へ相談することが、結果として自分の身体の状態を知る機会になることもあります。
病気になってから治療するだけでなく、自分の身体の変化に気づき、必要に応じて検査や生活習慣の見直しにつなげる。
藤崎さんの経験は、そんな「早く気づくこと」の大切さを考える一つの事例なのかもしれません。
■動脈瘤とは?
一般的に、動脈瘤とは、動脈硬化が進んで、血管内壁の弾力性が低下し、高血圧などの要因が加わって、血管がこぶのようになった状態を言います。
藤崎さんのブログによれば、遺伝性のものなので生活習慣の改善は必要ないとのお医者さんのアドバイスでしたが、高血圧や動脈硬化を予防する生活習慣を心掛けたいですね。
脳動脈瘤は「脳血管の主に血管分岐部などにできたコブ」と説明され、基本的には後天的にできたと考えられているとされています。また治療適応は大きさだけではなく、発生部位、形状、拡大傾向なども含めて判断されています。
無症候性脳梗塞があるために脳動脈瘤ができる、あるいは脳動脈瘤があるために脳梗塞になる、という直接的な関係があるわけではないと考えられます。
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■追記
今回の大事なポイントは、めまいを一つの病気のサインと考えて、MRIを受けたところ、動脈瘤を早期発見できたところ。
→ 注意すべき病気の可能性もある!?めまいが起こる原因とは? について詳しくはこちら
ほうっておきそうな症状ですが、それを一つのサインととらえたことによって、早期発見につながっています。
【2つの未来予測】1.未病の観点から病気のサインを見つける、2.健康的なライフスタイルがお金のような価値を持つで書きましたが、人によっては、健康診断などの検査結果で異常がないにもかかわらず、体がだるい、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまい、眠れないなどといった体の不調に悩まされた経験もあるのではないでしょうか。
「はっきりとした症状はでていない」「数値には現れないけどなんだか体調がよくない」というときを、健康な体から病気の身体へと向かう途中だと考えるとすれば、その途中で起きる「サイン」に着目して、何らかの対処を行なうことが最も効果的な医療になっていくのではないでしょうか。
「病気の治療」から「病気の予防」へと関心は移っているというサインはすでに表れています。
ザッカーバーグ夫妻、人類の病気を予防・治療するプロジェクトで30億ドルを投資で紹介したザッカーバーグさんはこのようにコメントしています。
ザッカーバーグは「アメリカでは病気にかかった人々を治療するための支出に比べて、そもそも人々が病気にならないように研究するための支出はわずか50分の1しかない」と述べた。
ザッカーバーグさんのコメントは、病気を発症してからではなく、病気予防に重点を置くという考え方は、東洋医学の「未病」という考え方に近いと思います。
最近では予防医療・予防医学に関しても注目が集まっています。
在日米国商工会議所(ACCJ:The American Chamber of Commerce in Japan)と欧州ビジネス協会(EBC:European Business Council in Japan)は、持続的な経済成長を促すことを目的に、健康寿命を延ばし病気による経済的負担を軽減するための政策を提言した「ACCJ-EBC医療政策白書2017年版」を共同で発表し、病気の予防や早期発見、早期治療を柱とする「予防型医療」への転換の重要性を訴えています。
病気になりやすいライフスタイル(要因)や遺伝的にある病気になりやすい傾向などがわかってきており、そのことを事前に対処しておくことで、リスクを小さくしていくという考え方がこれからのトレンドになっていくのではないでしょうか?
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