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なぜ人は恋愛において束縛してしまうのか?その原因(心理)とは?




【目次】

なぜ人は恋愛において束縛してしまうのか?

CL Society 342: Couple with a dog

by Francisco Osorio(画像:Creative Commons)

なぜ人は束縛してしまうのでしょうか?

束縛する人の特徴からその理由を考えてみたいと思います。

苦しい恋になっちゃう可能性大!彼女のことを「束縛する男」の特徴・4つ

(2016/2/29、ハウコレ)

1.自分に自信がない
2.何に対してもとにかく細かい
3.自分の話ばかりをしたがる
4.すぐにヒステリックを起こす

■束縛の背景にある心理

この背後にあるのは、「自信のなさ(劣等感がある)」、「相手への信頼がないこと」、「不安」です。

1.自信のなさ(劣等感がある)

モテない人というのコミュニケーション能力が低いそうです。

【関連記事】

モテない人のコミュニケーション能力は低いことが証明される

1:異性との会話スキル(異性と楽しく会話する話題がある)

2:状況判断スキル(異性の考えが顔や態度でわかる)

3:異性への自己表現スキル(異性に自分の意見をはっきり伝えられる)

4:葛藤解決スキル(異性が自分と違う考えをもっていても上手くやっていける)

しかし、実は、モテない人というのは、コミュニケーション自体を求めていないのかもしれません。

自信のない人はコミュニケーションよりも尊敬を求める

自慢話をするのは劣等感があるからである。
<中略>
劣等感の強い人は、コミュニケーションよりも尊敬を求める。
<中略>
自分に自信のない人は相手から「尊敬」を求めるが、自分に自信のある人は相手との「コミュニケーション」を求める。
<中略>
自分に自信のない人はコミュニケーションよりも尊敬を求める。尊敬が何よりも嬉しい。その瞬間、劣等感で傷ついた心が癒される。
恋愛でも自分に自信のない人は相手の異性から尊敬を求める。

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束縛する人の特徴として、「自分の話ばかりをしたがる」ということがありましたが、自分の話(自慢話が多い印象があります)ばかりをするのは、相手と会話したいからではなくて、相手から尊敬してほしいだけなのかもしれません。

自信がある人は、相手(自信がない人)に対して価値を証明することを求めておらず、コミュニケーションを求めているのに、自信がない人は、相手(自信がある人)に対して、自分の価値を証明しようとしてしまうのです。

 

2.相手への信頼がないこと

よくいわれるのが、浮気性のひとほど相手の浮気を疑うというもの。

自分にそういう傾向(浮気)があるから、相手もそうするかもしれないと思うということは、その時点で相手に対する信用がなくなっていることを証明しています。

【関連記事】

自分に自信がある人ならば、いつでも相手は自分のことを想ってくれるだろうからと考えることでしょう。

そもそも自分に自信がある人は、自分がやることに一生懸命でその間は相手のことを考えてもいないかもしれません。




3.不安

束縛する人は、誰かがアプローチをしているのではないかという不安から、相手の行動・スケジュールを把握しようとしたり、連絡を頻繁にとろうとします。

例えば、「いま何してるの?」というメッセージが相手から届いたとします。

普通に考えれば、「いま現在の状況を知りたいのかな」というメッセージと受け取ります。

しかし、実は束縛するタイプの人のメッセージには次のような感情が隠れているのです。

「いま何してるの?」の背後にある感情は「不安」!?

「いま何してるの? (大丈夫? 一人? 浮気してない? 女の子といる? 男の子といるのかな? なら大丈夫かな……いや、でも女の子がいる店行くの?! ダメだよ? やだ……ねえ、なにしてるの?)」

束縛するタイプの人の「いま何してるの?」というメッセージを送るときには「不安」という感情が隠されています。

■束縛される側の気持ちを考えよう!

束縛される側は束縛する側をどう思うでしょうか。

※もちろんいろんな人のタイプがいますので、束縛されるとうれしいと思う人もいるでしょう。今回は、束縛されるのは苦手という人の立場から束縛する人をどう思うかについて書いています。

1.自信のなさから余裕がないように感じる

相手の話には耳を傾けず、自分の話ばかりをする人は面白くないですよね。

特にそれが自慢話ばかりであるとなおさらです。

また、自分の思い通りにいかないと、すぐに怒ってしまうような態度をとられると、余裕がないように感じられます。

2.「自分のことを信用してくれていないのかな」と思う

相手の行動・スケジュールを把握しようとしたり、連絡を頻繁にとろうとするなど、あまりにも束縛がひどいと、「自分のことを信用してくれていないのかな」と思うのではないでしょうか。

疑われている人と信頼を築くのは難しいと思い、別れを選択するでしょう。

3.コミュニケーションができない

相手がコミュニケーションを求めていても、束縛する人は自信がないため、自分の価値を証明して尊敬を得ようとします。

自分の価値を証明しようとしているとストレスに苦しむ結果になります。

相手に対して心を開くゆとりなどまったくありません。

そういう人とコミュニケーションをとることはできないでしょう。

■まとめ

「まほろ駅前狂騒曲」(著:三浦しをん)の中にこういう言葉があります。

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相手の求めるものがなんなのか、想像し、聞き、知り、応えようとすること。

「ふつうに愛する」とは、そういうことではないか。

相手の求めるものを知りたいと思い、相手の言葉・態度・行動の背後にある感情・欲求を五感を通じて敏感に察知し、想像し、それに応えようとすることが愛することであり、そのことが相手を幸せにするのではないでしょうか。

自分で満たせるもの(自信)を相手に満たしてもらおうとすることが束縛する理由なのだと思います。

愛の形はそれぞれでしょうが、相手の人生を尊重し、その人生を支えあいながら、一緒に生きることができるといいですね。