by roanokecollege(画像:Creative Commons)
「メタボ健診」国保分の受診率低迷 県平均30%
(2009/5/8、佐賀新聞)
内臓脂肪型肥満(メタボリック症候群)の把握と予防を目的に昨春から始まった特定健康診査で、国民健康保険を運営する佐賀県内20市町の2月末までの平均受診率が30・0%と低迷している。
国は2012年度目標を65%に設定、達成できない場合は後期高齢者医療制度の支援金へのペナルティーを科す。
受診率アップが課題となっている。
内臓脂肪型肥満(メタボリックシンドローム)の把握と予防を目的に昨春から始まった特定健康診査で、国民健康保険を運営する佐賀県内20市町の2月末までの平均受診率が30・0%と低迷しているそうです。
受診率の目標は65%であり、目標値まではまだまだのようです。
今後はメタボ健診へのPRや健診を受けやすくする仕組み作り(個別健診・夜間健診・受診料を安くするなど)が必要になってきそうです。
「メタボ健診」逆効果…受診者減
(2009/4/15、Web東奥)
県内三十六市町村から特定健診(通称メタボ健診)の委託を受けている県総合健診センター(青森市)の二〇〇八年度の健診受診者が、〇七年度の基本健診受診者より約二万二千人減少。
同時にがん検診の受診者もダウンした。
〇八年度から新制度として始まったメタボ健診そのものが周知されていないことに加え、手続きの複雑化・煩雑化に伴って住民の負担が増えたのが要因。
生活習慣病を防ぎ、医療費を削減する目的で始まったはずの新制度が、健診離れを引き起こすという本末転倒な現象が起きている。
青森県では、メタボ健診がスタートしてから、健診受診者が減少し、またがん健診受診者も減少したそうです。
その理由として、以下の要因があるのではないかとしています。
- メタボ健診のPR不足
- 手続きの複雑化・煩雑化
- 住民の負担が増えた
メタボが注目されることによって、健診受診者は増加すると思っていましたが、現実として、健診を受診しない人が増えている結果となってしまっています。
これでは、メタボリックシンドロームや生活習慣病を防ぎ、医療費を削減する目的でスタートしたメタボ健診が、反対に健診から遠ざけてしまったということになってしまいます。
by Kevin Dooley(画像:Creative Commons)
<メタボ健診>非肥満でも危険大 厚労省研究班が大規模調査
(2009/4/16、毎日新聞)
厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター部長)が全国の40~69歳の男女約3万人を対象に実施した大規模調査で、肥満でなくても血圧や血糖値など血液検査値に異常があれば、死亡の危険性が高まることが明らかになり、日本循環器学会誌などに発表した。
国は昨年度からメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策を目的に肥満に重点を置いた特定健診を始めたが、研究班は「メタボ健診だけでは、太っていなくても病気を発症する危険性がある多くの人を見逃す危険性がある」と指摘。
特定健診は導入後3年で見直しされる予定で、今後の議論の大きな根拠になる可能性が高い。
厚生労働省研究班による大規模調査によれば、肥満でなくても血圧や血糖値など血液検査値に異常があれば、死亡の危険性が高まることがわかったそうです。
太っていなくても血液検査の数値に異常があれば、病気の危険性があるということは皆さんわかっていることだと思います。
最近の傾向として、「メタボ=腹囲が基準値以上の人」と考える人もいるため、そのように考えている人に注意を促したいという意味で今回の発表をしたということなら、意味あることでしょう。
健保組合の92%が赤字見通し=09年度、給与減が影響-健保連
(2009/4/11、時事通信)
健康保険組合連合会(健保連)は11日までに、大企業の会社員らが加入する全国の健康保険組合の2009年度予算を集計した。
赤字組合の割合は過去最高の約92%(1360組合)に達し、赤字総額は過去最大となった昨年度とほぼ同水準の6152億円となる見通しとなった。
<中略>
高齢者医療制度への拠出金負担が組合財政を圧迫しているほか、景気低迷による加入者の給与・賞与減で保険料収入が約440億円落ち込むことが影響している。
健保組合の92%が赤字の見通しだということです。
赤字になっている理由としては、加入者の給与減などにより、保険料収入が減少していることや高齢者医療制度への拠出金負担が増加していることも影響しているようです。
また、今後メタボ健診の受診率が目標値に到達しない場合のペナルティーなどもあり、このままでは健保組合の存続は難しいかもしれません。
by Sascha Kohlmann(画像:Creative Commons)
ナイト健診、受診3倍超 「夜だから来られた」
(2009/2/4、琉球新報)
南城市が特定健康診査(生活習慣病予防健診)の受診率向上策として1月20日から29日まで4地区で実施したナイト(夜間)健診で、市の予想をはるかに上回る261人が受診し、関係者を驚かせている。
沖縄県南条市で特定健康診断の受診率向上のために実施された「ナイト健診(夜間健診)」に予想よりも多くの人が受診したそうです。
昨年12月現在の市の推定受診率は29%だったが、ナイト健診の実施で2008年度の受診率目標35%を達成する見込み。
ナイト健診や報奨金制度など市独自の取り組みが功を奏し、前年度の25%から約10ポイント上昇しそうだ。
これは、受診率の達成に頭を悩ませている自治体にとっても良いニュースですね。
市が受診者に実施したアンケート調査では「健診は夜間の方が良いか」との質問に、約7割が「はい」と回答。
昼間の健診では男性の受診率が低い傾向があるが、ナイト健診では男性の受診者が半数を上回った。
会場では受診者から「夜でないと来られなかった」「初めて健診を受けた」という声があった。
夜間健診に対するニーズが高いようです。
継続して実施するには、調整が必要となりそうですが、夜間健診によって受診率が上昇したのは確かであり、今後、この試みが全国にも注目されそうです。
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