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「目薬後に目をパチパチ」は間違い!?目薬の点眼方法、不適切が9割超|正しい目薬の差し方とは

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■「目薬後に目をパチパチ」は間違い!?目薬の点眼方法、不適切が9割超

Applying Eye Drops

by National Eye Institute(画像:Creative Commons)

正しい点眼方法はわずか5.8% 誤使用は効果を弱め、副作用の懸念も

(2010/3/18、ミクスonline)

全国の点眼したあと行動について、目に病気をもつ全国の40~60代の男女の患者1200人に聞いたところ、「目をぱちぱちさせている」など間違った行動をとっている人が9割に上ることが、ファイザーによる調査で判明した。

正しいのは、薬が鼻やのどに流れ出てしまわないように「しばらくの間、目頭を押さえながら目を閉じている」で、この行動をとっているのは、わずか5.8%だった。

目薬をした後に「目をぱちぱちさせている」など間違った点眼方法をしている人が9割を超えているそうです。

眼科学が専門の岐阜大学大学院の山本哲也教授が、この調査にコメントを寄せ、「目薬は1度に2滴以上さした方が、1滴よりも効果が大きいと誤解している人も多いが、1滴の量は目の中にためることができる量にあわせており、それ以上さしても目の外にあふれるだけで効果が高くなることはない」と指摘。

さらに、目をぱちぱちさせたりするなど誤った使い方すると、目の外に薬が流れてしまったり、鼻やのどに流れてしまって「効果が十分に得られない」ことに加え、鼻に流れると「全身的な副作用を起こす場合もまれにある」と警告。

正しい使い方をするよう求めている。

目薬を一度に1滴よりも2滴以上さした方が早く良くなるというような誤解をしている人が多いようです。




■正しい目薬のさし方(点眼方法)

正しい点眼方法についてのポイントは2つ。

●目薬は一度に一滴でよい

目薬は1度に2滴以上さした方が効果的だと考えている人が多いようです。

しかし、1滴の量は目の中にためることができる量にあわせているため、それ以上さしても目の外にあふれてしまうので、効果が高くなることはないそうです。

●しばらくの間、目頭を押さえながら目を閉じる

薬が鼻やのどに流れ出てしまわないように、目頭を押さえながら目を閉じましょう。

正しい点眼方法で、きちんと目の病気を治しましょう。







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眼底検査で糖尿病や高血圧、緑内障、加齢黄斑変性などの病気の予測ができる




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■眼底検査で糖尿病や高血圧、緑内障、加齢黄斑変性などの病気の予測ができる

Royal Navy Medics Treating a Patient

by Defence Images(画像:Creative Commons)

眼底検査で糖尿病や脳卒中を予測

(2010/9/21、産経新聞)

瞳の奥にある網膜などの状態を見る「眼底検査」。

目の疾患だけでなく、高血圧や糖尿病など全身疾患を発見するきっかけにもなることから、企業の健康診断などに取り入れられている。

最近では、眼底検査が将来の病気の発症予測につながることを示唆する研究も出てきた。

専門医は眼底検査の重要性を訴えている。

眼底検査が、目の病気だけでなく、高血圧糖尿病などの病気を発見するきっかけになっているそうです。

また、眼底検査が病気の予測につながるのではないかとする研究も行われているそうです。

■眼底検査とは

眼底検査は、目に光を当ててレンズを使って眼科医が直接のぞきこむ方法と、専用の眼底カメラで撮影して結果を分析する方法の2種類ある。

いずれの場合でも瞳の奥にある網膜や血管、網膜の外側の脈絡膜などの様子をチェックする。

■なぜ眼底検査によって病気がわかるの?

検査によって、緑内障や糖尿病網膜症、網膜色素変性症や黄斑(おうはん)変性症といった視力障害の原因となる疾患が見つかる。

眼底検査によって、緑内障糖尿病網膜症加齢黄斑変性などの目の病気がわかりますが、眼底検査は目の病気以外の病気の発見にもつながるのだそうです。

だが、「眼底検査は一義的には目の病気を発見し、治すためのもの。でも実は、その情報は眼科だけにとどまりません」と山形大学医学部の山下英俊教授は話す。

「内臓の血管を生きた状態で見ることができるのは網膜だけ。だから、眼底検査は内臓の血管をつぶさに見ていることと同じなのです」。

そのため、網膜の血管の変化から、高血圧や糖尿病などを早期に発見することにつながり、健康診断などに取り入れられている。

眼底検査は、内臓の血管を生きた状態で見ることができる唯一の検査であり、これによって、血管の変化から、高血圧や糖尿病などの病気の早期発見につながるのだそうです。




■眼底検査で病気の発症を予測

最近では、眼底検査によって全身疾患の発症を予測する可能性を示唆するような研究も報告されている。

山形大学医学部が山形県舟形町の住民を対象に行った研究では、血圧が正常であっても眼底検査の結果、「網膜細動脈」と呼ばれる、血管のサイズが細い人の方が太い人に比べて、5年後に高血圧を発症するリスクが高いことが明らかになった。

また、眼底検査によって発見される目の病気の一つで、視野の中心部で物がゆがんだり小さく見えてしまう「加齢黄斑変性症」も、その重症度と、脳卒中や心疾患、認知症の発症率との間に関連があることが分かってきた。

このうち脳卒中の場合では、より重症の新生血管を伴う加齢黄斑変性症は発症リスクが約2倍高いことなども判明。

少しずつだが、眼底をめぐる他疾患との関係性が解明されてきている。

ポイントをまとめます。

  • 血圧が正常であっても眼底検査の結果、「網膜細動脈」と呼ばれる、血管のサイズが細い人の方が太い人に比べて、5年後に高血圧を発症するリスクが高い。
  • 「加齢黄斑変性症」も、その重症度と、脳卒中や心疾患、認知症の発症率との間に関連がある
  • 脳卒中の場合では、より重症の新生血管を伴う加齢黄斑変性症は発症リスクが約2倍高い

眼底検査が様々な病気の発症リスクの判断基準の一つになるようになりそうですね。

40歳を過ぎたら、ぜひ眼の検査(眼底検査)を受けましょう。







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緑内障チェック|たけしの本当は怖い家庭の医学

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2008年12月16日放送の最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学(テレビ朝日系)は、「家庭でできる人間ドック2008」でした。




■緑内障

Blue eye...

by Fran Silva(画像:Creative Commons)

緑内障は徐々に視野が欠けていく目の病気で、40歳以上の17人に1人が発症しているといわれる注意すべき目の病気

しかし、緑内障は、片方の目の視野が欠けても、もう片方の目が視野を補ってしまうため、早期発見が遅れてしまうこともあるそうです。

→ 緑内障の症状(見え方)・原因・治療(目薬・手術)・検査・予防 について詳しくはこちら

番組では、緑内障を早期発見する方法を紹介していました。

対面式視野テスト

対面式視野テストは、2人一組になって、行うテストです。
膝が触れ合うほどの距離で行うことがポイントです。
このチェック方法は片方の目ずつ行ってください。

  1. チェックを受ける人は、自分の右目がチェックする人の右目とまっすぐになるようにして座ります。
  2. 片方の眼ずつチェックを行うので、チェックを受ける人はチェックしないほうの目を隠します。
  3. チェックする人は自分と相手の目の中間点に指を伸ばし、その中間点を中心に半径20センチの円をイメージし、それに沿って親指と人さし指を軽く叩きながら、ゆっくり動かしていきます。
  4. チェックを受ける人は目線を相手の目から外さないようにして、円を描く指が見えるかどうかをチェックしてください。
  5. もう片方の目も同様の方法でチェックします。

相手の指が見えないところは、視野が欠けているとおそれがあるため、緑内障の恐れがあります。

詳しい検査は、眼科専門医に診ていただくことをおすすめします。

→ 緑内障の症状(見え方)・原因・治療(目薬・手術)・検査・予防 について詳しくはこちら




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フィリングイン機能(視野を補う)により、緑内障になっても気づきづらい|みんなの家庭の医学

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I see you

by Steffen Zahn(画像:Creative Commons)

2012年2月28日放送の「たけしのみんなの家庭の医学」では、衰えやすい4大機能を徹底検査 家庭でできる!身体年齢チェックSPがテーマで、緑内障を取り上げていました。

監修:近畿大学医学部 眼科学教室 松本長太 教授

■フィリングインとは

人間は、片方の目に見えない所があっても、もう片方の目で補っており、両目でも視野が欠けているところがある場合、周りの風景から情報を作り出し、あたかも見えているように補正する機能を持っています。それが、フィリングインという機能なのだそうです。

しかし、この機能があるために、ある病気の発見を送らせてしまうことがあるそうです。

その目の病気は、「緑内障」です。

■緑内障とは

人の目は、目から入った情報を網膜で感知し、視神経を介して脳に信号を送り、見たものを認識しています。

緑内障は、その視神経が急速に破壊され、信号が送りづらくなる目の病気です。

推定患者数400万人。40歳以上の20人に1人、70歳以上の10人に1人が発症しているといわれています。

緑内障は、先ほど紹介した人間にフィリングイン機能があることにより、視野を補ってしまうため、失明寸前まで視野の欠損に気づきづらいのです。

そのため、できれば定期的に眼科で検査を受けたり、また家庭の中でも、片目ずつで見て同じように見えるかどうかをチェックしてみてください。

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網膜の病気(加齢黄斑変性・糖尿病網膜症・網膜色素変性症)に注意!

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■加齢黄斑変性

My eye.

by Liebre.De.Marzo(画像:Creative Commons)

網膜の病気、ご用心 中高年、定期的に眼科検診を 発症のリスク、喫煙で上昇 食生活の欧米化も影響か 

(2012/8/17、日本経済新聞)

加齢黄斑変性は、歳を重ねるにつれて発症しやすい目の病気です。

加齢黄斑変性の発症リスクを高める要因としては、加齢の他に、喫煙や食生活の欧米化などが影響しているのではないかと考えられています。

記事によれば、眼底に「ドルーゼン」という黄色の斑点が見られると発症しやすいようです。

加齢黄斑変性は現在の段階で完全に治療できる方法がなく、病期の進行を早い段階で発見し、進行を遅らせることが重要です。

そのため、定期的に眼底検査を受けたり、定期的に片目をつぶってものを見て、悪化していないかをチェックしたりするのが大事です。

→  加齢黄斑変性症とは|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら




■糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病の進行を抑えるのが治療の基本なのだそうですが、血糖値を抑えても眼の症状だけは進行してしまう場合もあるので注意が必要なようです。

糖尿病患者の人は、半年から一年に一度眼科を受診したほうが良いようです。

→ 糖尿病網膜症の症状・治療・分類・予防 について詳しくはこちら

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■網膜色素変性症

網膜色素変性症にもまだ根本的に完治する治療法はないので、定期的に検査をしていくことが重要なようです。

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