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ワサビの辛味成分「アリルイソチオシアネート(AITC)」で病気予防や老化防止に役立つ期待|中部大

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by hiro(画像:Creative Commons)




ワサビの辛みで老化防止? =健康食品などに応用期待-中部大

(2010/2/17、時事通信)

ワサビの辛み成分が、がんや糖尿病などの病気予防や老化防止に役立つ可能性があることを、中部大(愛知県春日井市)の三輪錠司教授らの研究グループが線虫を使った実験で突き止めた。

新たな健康食品の開発などへの応用が期待されるという。

米オンライン科学誌プロス・ワンに17日(米国時間)掲載される。

中部大の三輪錠司教授らの研究グループが線虫を使った実験によれば、わさびに含まれる辛味成分「アリルイソチオシアネート(AITC)」が病気予防や老化防止に役立つ可能性があるそうです。

三輪教授によると、生物の遺伝子や細胞は、喫煙や農薬などから摂取される毒物や、エネルギーを生み出す際に発生する活性酸素で傷つく「酸化ストレス」にさらされている。

過度の酸化ストレスを受けると損傷が蓄積され、がんや糖尿病などの病気だけでなく、老化の原因にもなると考えられている。

記事によれば、わさびの辛味成分「アリルイソチオシアネート(AITC)」が酸化ストレスを排除するために酵素が活性するそうです。

今後の研究に期待ですね。







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ミシェル・オバマ大統領夫人が推奨する「ダイエット・プロジェクト」とは?

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by U.S. Department of Agriculture(画像:Creative Commons)




オバマ大統領夫人が推奨する「ダイエット」とは

(2010/2/16、日経ビジネスオンライン)

ダイエットは、日本でも雑誌やテレビの人気トピックであり、みんなが話題にするものの、なかなか実現することが難しい「プロジェクト」です。

実に子供の3分の1が肥満とされている米国。

この危機的な状況を打開すべく、ファーストレディのミシェル・オバマ夫人が推進役となって、「レッツ・ムーブ」プロジェクトがスタートしました。

今後10年間にわたり、毎年10億ドル(約900億円)の予算を拠出して、肥満問題の解決にあたるという大掛かりなものです。

先進国の忙しい毎日の中で、なぜ肥満が進行するのか?

それは、ライフスタイルの問題であると同時に、家計の問題でもあり、知識や意識の問題でもあります。

日本でも常に注目されているのが、「ダイエット」。

しかし、「ダイエット」について注目されているのは、日本だけでなく世界中で話題になっています。

「肥満とは個人の問題である」というように考えがちですが、実は、肥満は、国民の健康問題や国内の医療費にも影響を与えてしまうため、国を挙げて肥満問題の解決に取り組んでいます。

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米国では成人の3人に2人、子供では3人に1人程度が太り過ぎまたは肥満とされる。
太り過ぎや肥満は、糖尿病や心臓病、その他慢性病のリスクを高める。

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米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)が、同センター主宰の肥満に関する会議で明らかにしたもので、それによると、現在「太りすぎ」または「肥満」の国民は大人の3分の2、子どもでは約5人に1人にのぼっている。

肥満率の上昇は米国国民の医療費も圧迫している。

たとえば11年前、糖尿病など肥満関連の病気に支出される医療費は総額約780億ドル(約7兆4000億円)だったが、2006年には約1470億ドル(約14兆円)に膨れあがった。

【関連記事】

子どもの肥満が社会問題となっているアメリカでは、米医学研究所(IOM)と米学術研究会議(NRC)は、政府に対して、子供の肥満対策に関する報告書の中で、ジャンクフードやソフトドリンクに対して課税すべきとの提言を行なったそうです。

 

■肥満はライフスタイルの問題?

今回の記事で、最も大事だと思ったのは、この部分。

ライフスタイルの問題であると同時に、家計の問題でもあり、知識や意識の問題でもあります。

肥満は、個人のライフスタイルに影響を与えている、家計や知識、社会の影響が大きいのではないでしょうか。

アメリカ大統領夫人のミシェル・オバマ夫人のエピソードが興味深いです。

疲れた夜にドライブスルーの誘惑

ミシェル・オバマ夫人が、記者団に語るシカゴ時代の自分自身のエピソードにこんなものがあります。

「弁護士の仕事を持つ母親として、会議と子供たちのサッカーやバレー教室と駆け回った日の夜には、簡単で安いファーストフードのドライブスルーや、電子レンジで温めるだけの栄養バランスのとれていない食事を子供たちに出していた」--。

自分がそうだったからこそ、多くのアメリカ人が、栄養バランスのとれた食事の大切さは知ってはいるものの、新鮮な野菜や魚などを買うための支出と、手に入れた素材を調理する手間と時間を考えるとき、それよりも数百円で手に入れることができる完成したファーストフードの魅力が大きいと感じてしまう。

これは実感としてとてもよく理解できることだ、というのです。

健康について関心がある人は、新鮮な魚や野菜を買って、料理を作った方が良いということはわかっていると思います。

しかし、仕事・家事をして疲れてしまうという生活をしていると、調理する時間や家計のことを考えてしまい、ファストフードの魅力を感じてしまう人も多いと思います。

そこで、手軽で安いファストフードや冷凍食品に頼りがちの生活になってしまいがちです。

 

また、ファストフードのCM・広告が多いことも影響しているのかもしれません。

テレビをつけても、クルマで街中を走っていても、ハンバーガーチェーン、ピザチェーン、タコスチェーン、などなど、さまざまなファーストフードチェーンの広告が目に飛び込んで来るのがアメリカです。

言葉にすると日本でもそうだと思いそうですが、頻度が違います。

今後10年間にわたり、毎年10億ドル(約900億円)の予算を拠出して、肥満問題の解決にあたるという「レッツ・ムーブ」プロジェクトですが、ファストフードの広告費用に比べると少ないのかもしれません。(※数字がないため、完全な推測です。)

 

その他にも、貧困が肥満に影響を与えるとも考えられます。

【関連記事】

アメリカ人の肥満傾向は拡大|2030年までに米国の医療費の6分の1が、肥満関連の疾病に費やされるおそれがある

最も肥満率が高かったのは南部ミシシッピ(Mississippi)州で成人の32%以上、10-17歳では驚くべきことに44%が肥満だった。

同州は全米で最も経済的に貧しい州とされており、貧困と肥満の関連があらためて示された形だ。

もしかすると、この結果は、よりよい食事の選択ができないということを示しているのかもしれません。

貧困問題を解決することが肥満問題を解決する一歩となるのかもしれません。

肥満問題を解決するためにも、個人の生活習慣の改善のために知識を提供し続ける必要があるだけでなく、貧困などの社会問題を解決していく必要があると思います。

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太りすぎの妊婦は心臓に欠陥がある赤ちゃんを出産する確率が高い|米研究結果

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by Torsten Mangner(画像:Creative Commons)




太りすぎの妊婦は心臓に欠陥がある赤ちゃんを出産する確率が高い、米研究結果

(2009/10/3、AFPBB)

妊娠前に過体重または肥満の女性は、普通の体重の女性よりも心臓に欠陥がある赤ちゃんを出産するリスクが18%高いという研究結果が、1日の米医学専門誌「American Journal of Obstetrics and Gynecology」(AJOG、米国産科学・婦人科学ジャーナル)に掲載された。

<中略>

調査の結果、チームが調べた25種類の心臓疾患のうち、10種類が母親の肥満に、5種類は母親の過体重に関係があることが分かった。

肥満は、高血圧糖尿病、心臓疾患、脳卒中などさまざまな疾患の発症リスクを増加させる要因とされているが、今回の研究でこうしたリスクは太りすぎの女性の子どもにも影響を与えるおそれがあることが明らかになった。

太りすぎの妊婦は心臓に欠陥のある赤ちゃんを出産する確率が高いそうです。

肥満は、自身の健康に悪影響を及ぼす恐れがあるだけでなく、子どもにも影響を与える恐れがあることが分かったそうです。

逆に日本では、妊婦のやせすぎによる子どもの健康も問題になっています。

【関連記事】

子どもの健康のためにも、ぜひ太りすぎでもなく、やせすぎでもなく、バランス良い体になってもらいたいものです。







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アメリカでの心臓病による死者数、2010年は40万人に|英研究

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by Walter(画像:Creative Commons)




米国での心臓病による死者数、2010年は40万人に=英研究

(2010/2/2、ロイター)

英研究者が1日、米国での心臓病による死者数は今年、約40万人に上るとの見通しを発表した。

英研究者によれば、アメリカでの心臓病による死者数が、2010年は40万人になるとの見通しなのだそうです。

そのうち半数は、健康に配慮した食事と禁煙により防げるはずの死だという。

しかし、その半数は、食事の改善と禁煙により防ぐことが出来るそうです。

米国では成人の3人に2人、子供では3人に1人程度が太り過ぎまたは肥満とされる。

太り過ぎや肥満は、糖尿病や心臓病、その他慢性病のリスクを高める。

アメリカでは、成人の3人に2人、子供の3人に1人が肥満なのだそうです。

肥満は、国民の健康問題になるだけでなく、国内の経済負担にもなります。

世界全体で肥満の問題に取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。







1型糖尿病根治療法に道|膵島細胞移植で「HMGB1」が拒絶反応を促し移植効果を妨げる仕組み解明|福岡大・理研

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by Practical Cures(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > 1型糖尿病根治療法に道|膵島細胞移植で「HMGB1」が拒絶反応を促し移植効果を妨げる仕組み解明|福岡大・理研




糖尿病根治療法に道=拒絶反応の仕組み解明-福岡大、理研

(2010/2/2、時事通信)

福岡大と理化学研究所は、重症糖尿病の根本的治療法として期待される膵(すい)島細胞移植で、タンパク質の一種「HMGB1」が拒絶反応を促し移植効果を妨げることをマウス実験で突き止めた。

HMGB1の抗体投与で、拒絶反応を抑え移植効果を格段に高めることも判明。

米医学誌ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション電子版に2日掲載された。

福岡大と理化学研究所が行なったマウスの実験によれば、膵島細胞移植で「HMGB1」が拒絶反応を促し移植効果を妨げることがわかったそうです。

福岡大の安波洋一教授(再生・移植医学)によると、HMGB1の抗体を治療薬として投与し拒絶反応を抑える方法がヒトでも確立されれば、糖尿病1型の重症患者に対する根本治療として膵島細胞移植の普及が大幅に進む。

早ければ4~5年後には治療を開始できる見込み。

HMGB1の拒絶反応を抑える方法が確立できれば、1型糖尿病の重症患者に対する根本的な治療法として膵島細胞移植の普及が進むと考えられます。

【参考リンク】

インスリン投与に代わる重症糖尿病の根本治療法をマウスで確立― 膵島(すいとう)細胞移植で起こる早期拒絶反応の制御に世界で初めて成功 ―

(2010/2/2、福岡大学)

こうした知見を利用して、血中の HMGB1 量を測定し、早期移植拒絶反応の発症を判定するシステムの開発や HMGB1 抗体投与によって、移植膵島細胞の早期拒絶反応を回避する治療法の確立に成功し、これまでの移植効率の約 4 倍と飛躍的に改善しました。







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