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■マイクロRNAの静脈投与による膵β細胞が増殖したことによってインスリン分泌が回復し、高血糖が改善
参考画像:マイクロ RNA の静脈投与による高血糖の改善‐インスリン分泌細胞(膵 β 細胞)の再生に成功‐(2016/12/15、東北大学)|スクリーンショット
マイクロ RNA の静脈投与による高血糖の改善‐インスリン分泌細胞(膵 β 細胞)の再生に成功‐
(2016/12/15、東北大学)
今回、我々は、骨髄移植マウスで認められた膵 β 細胞再生のメカニズムとして、エクソソームを介する細胞間 miRNA 伝達が重要な役割を担っていることを発見しました。さらに、同定した 2 種類の miRNA(miRNA-106b と miRNA-222)をインスリン分泌低下によって発症した糖尿病マウスに、静脈注射により投与したところ、膵 β 細胞が増殖することによってインスリン分泌が回復し、血糖値が改善しました。以上より、miRNA-106b と miRNA-222 による膵 β 細胞の再生促進が、糖尿病の根治につながる新規治療法となる可能性が示唆されました。
東北大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科学分野の山田哲也准教授、突田壮平助教、片桐秀樹教授らのグループは、膵β細胞再生のメカニズムとして、マイクロRNAが重要な役割を担っていることを発見しました。
糖尿病マウスにマイクロRNA(miRNA)の静脈注射による投与をした実験によれば、膵β細胞が増殖することによってインスリン分泌が回復し、高血糖が改善したそうです。
将来的に、マイクロRNAによる膵β細胞の再生を促進することで、糖尿病の新たな治療法になる可能性があるようです。
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