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スクロールして読むと20分の1しか記憶しない!?

Blue Bottle Coffee

by Christopher Michel(画像:Creative Commons)




2013年3月6日放送のホンマでっかTVは「最新教育事情」がテーマでした。

その中で興味深い実験結果が紹介されていました。

■スクロールして読むと20分の1しか記憶しない!?

コンピュータで学習が身につくかの心理学実験

「PCでスクロール」と「文書をめくる」とで記憶の定着率を調べると、「PCでスクロール」は「文書をめくる」の20分の1しか記憶が定着していないことがわかったそうです。

「めくる」「目で追う・戻る」「なぞる」など体の動作を使うことで記憶しやすい







【関連記事】

「騒音はストレスレベルを上げてしまう」という研究結果

Loud

by EsotericSapience(画像:Creative Commons)




■「騒音はストレスレベルを上げてしまう」という研究結果

How does background noise affect our concentration?

(2010/1/1、Scientific American)

Several studies have indicated that stress resulting from ongoing white noise can induce the release of cortisol, a hormone that helps to restore homeostasis in the body after a bad experience. Excess cortisol impairs function in the prefrontal cortex—an emotional learning center that helps to regulate “executive” functions such as planning, reasoning and impulse control. Some recent evidence indicates that the prefrontal cortex also stores short-term memories. Changes to this region, therefore, may disrupt a person’s capacity to think clearly and to retain information.

「騒音はストレスレベルを上げてしまう」という研究結果

(2010/1/10、ライフハッカー)

米誌「Scientific American」の記事によると周りの騒音によりストレス負荷が高くなる人は結構いるそう。

外から騒音の刺激を受けるとストレスで副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌され、過剰なコルチゾールの分泌がプランニングや論理分析といった前頭の働きを阻害するとのこと。

これにより、明確な思考や情報の記憶に悪影響を与え集中力を損なわせてしまうことが多いそうです。

外から騒音の刺激を受けると、ストレスで副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌され、過剰なコルチゾールの分泌がプランニングや論理分析といった前頭の働きを阻害し、集中力を損なわせてしまうという研究結果が発表されたそうです。

実感として、騒音により、ストレスを感じることはよくあります。

研究でも、

騒音 ⇒ ストレス ⇒ 過剰なコルチゾールの分泌 ⇒ 脳の働きを阻害 ⇒ 集中力を損なう

という結果になりました。

仕事の生産性向上のためにも、騒音対策をした方が良いようです。







高脂肪の食事、運動・記憶能力に悪影響|英ケンブリッジ大学調査

Mmm... cherry syrup and whipped cream

by jeffreyw(画像:Creative Commons)




高脂肪の食事、短期的にも運動・記憶能力に悪影響――英大学調査

(2009/8/25、ITmediaニュース)

短期でも高脂肪の食事をしていると、運動能力や記憶力が損なわれる可能性がある。

英ケンブリッジ大学の研究者がこのような研究結果を発表した。

たとえ短期だとしても高脂肪の食事は、運動能力や記憶能力に悪影響を及ぼす可能性があるそうです。







<脳>深い睡眠中も記憶可能 睡眠学習に応用も|米ノースウエスタン大

sleeping worker

by reynermedia(画像:Creative Commons)




<脳>ぐっすり眠っても記憶可能 睡眠学習に応用も 米大学

(2009/11/20、毎日新聞)

ぐっすり眠っている人の脳に刺激を与えることで、特定の記憶を強化できることを、米ノースウエスタン大のチームが実験で確かめた。

睡眠学習への応用も期待できそうだ。

20日付の米科学誌サイエンスに掲載された。

米ノースウエスタン大の実験によれば、ぐっすり眠っている人の脳に刺激を与えることで、特定の記憶を強化できることがわかったそうです。

睡眠中の脳が大量の情報を取捨選択して定着させていることは、脳が働いて体が休んでいる浅い眠りの「レム睡眠」中と考えられていたが、脳も体も休んでいる「ノンレム睡眠」中では、詳しくは分かっていない。

脳と記憶の関連を研究している科学技術振興機構の黒谷亨(くろたに・とおる)研究員(神経生理学)は「脳が休んでいるはずの深い睡眠中にも、別のモードで脳は活動しているようだ。記憶を定着させる新しい仕組みの解明につながるかもしれない」と話す。

脳には、まだまだ不思議なことが多いですね。







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