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100万で資産運用したい人へのアドバイス|自分のビジネスをしたり自分に投資することが一番の資産運用?|はじめて資産運用をする人に陥りがちな罠とは?




■自分のビジネスをしたり自分に投資することが一番の資産運用?

Money

by Pictures of Money(画像:Creative Commons)

100万円で資産運用をしたい人に対して、ビジネス界の先輩たちのアドバイスを一言でまとめると、こうなります。

「自分のビジネスをしたり自分に投資することが一番の資産運用」

だと。

「25歳で資産運用? 眠たいこと言うなよ」DMM亀山会長から若者へのお金のアドバイス(2018//8/2、新R25)

若いうちから資産運用なんてありえないよね。

だって、自分で仕事やったほうが稼げるじゃない。

限界まで使え。“世界の前澤”が語る「お金を増やす方法」はシンプルだった(2018/5/16、新R25)

金融商品も不動産投資も、それこそ仮想通貨にもまったく興味がないです。

そんなことより自分の事業を頑張ったほうが増えるので。

ホリエモンにお金について突っ込んだけど、何を聞いても価値観はひとつだった(2018/5/10、新R25)

その年収で資産運用なんかできるわけねぇじゃん。

「お金どうしてるんですか?」嫌がる藤田晋に無理やり資産運用について語らせた(2018/1/31、新R25)

そもそも運用する気がない。

金融の世界は元手が大きいほど有利になるので、まずはもっとベースの収入を上げたほうがいいと思う。

4人に共通するのは、「資産運用をしない」ということ。

自身の事業で稼いだ方が資産運用をするよりも儲かるということでしょう。

もう一つは、資産運用するには元手が大きい方が有利なので、自身の収入をまず増やすことを優先したほうがよいということです。

資産運用をお金だけでとらえるのではなくて、知識や経験、体験、信頼などを含めると、投資の考え方も違ったものとなります。

お金を使って資産運用の仕方を学んだり、旅行に行って新しい価値観を知ることができれば、それが本業にも活かせるでしょう。

「自分では今までこんなお金の使い方をしたことがない!」というようなお金の使い方を学ぶことも自分を知り、自分のキャパを知る一つの経験となるでしょう。

大事なことは、少額のお金で資産運用をしようとするよりも、そのお金で自分の価値をいかに高めるかに使った方がいいということ。

■はじめて資産運用をする人に陥りがちな罠とは?

ただ、自分ではビジネスをしているわけでもないし、そもそも資産運用をどうしたらいいかを尋ねているのに回答になってないという人にとっては、こちらの意見が参考になるでしょう。

田端信太郎ってどんな資産運用してるの?「株式投資は、損切りさえできれば怖くない」(2018/5/16、新R25)

最高なのは、将来の株価に影響しうる「みんなが知らないこと」を知ってることですよね。

経済評論家って、自分のお金はどうしてるの? 上念司に突撃したら人生を激しく後悔した(2018/3/8、新R25)

ホリエモンにお金について突っ込んだけど、何を聞いても価値観はひとつだった(2018/5/10、新R25)

儲かる投資に必要なのは、みんなが気づいてないことに気づくってことだよ。

「お金どうしてるんですか?」嫌がる藤田晋に無理やり資産運用について語らせた(2018/1/31、新R25)

自分がちゃんと価値を分かっているものに対して、それがいま安いから買っておこうと思えるタイミングがやって来るので、そこで手を出す。そして忘れる。

『#落合陽一「日本人とお金」を語る』まとめ|研究・リサーチになぜお金が集まるのか?で紹介した「研究・リサーチになぜお金が集まるのか?」という質問に対しての回答は、「未来における商材の価格を予想するためにはプロトタイプするしかないから」というものでした。

プロトタイプ|Wikipediaの意味を解釈すると、新しく生まれたテクノロジーやメカニズムの検証・実験(試験)のためには、本格的に動き出す前の原型となるものを設計・製作(仮組み)をして問題点などを洗い出すことであり、そのことが未来における商材の価格を予想することにつながるからこそ研究・リサーチにはお金が集まるということなのでしょう。

将来的に大きな投資をする前に、できるだけ小さい形で作って、いち早く未来の価値を定めることができると、投資で儲かることができるということです。

しかし、資産運用の仕方を学ぼうとすると、途端に難しくなって、「やーめた!」ってことになってしまいがち。

多くの人が陥りがちなのが、資産運用をしようとするときに、とにかく学ぶことが優先で実際の行動が後回しになってしまうことと、まったく反対にギャンブル的に手っ取り早く儲けたいと考えて多くのお金を使ってしまうこと。

そう、両極端に陥る罠です。

本やセミナーで学んだり、シミュレーションでするときと、実際に資産運用をするときでは、得られる感覚が違います。

実際にお金を投資するわけですから、恐怖心が出てくることもあるでしょうし、思った以上に高揚して興奮してしまうという人もいるでしょう。

投資運用初心者がNISAで投資信託を始めた時の失敗談|今振り返って気づいた3つの間違いとは?は、頭の中で考えていたことと実際にやってみたのでは得られるものが違った良い例です。

ただそれも実際のお金を使ってみないことにはわからないこと。

資産運用をすると極端に不安が大きくなるという人は自分には向かないと思ったほうがいいですし、もう少し余裕ができてから再開するというふうに考えてもよいかもしれません。

学びながら行動し、トライ&エラーを繰り返し、自分に合った資産運用方法を見つけていくことが大事になります。

そういう人とは反対に一獲千金を狙って手っ取り早く儲けたいと考えて勉強することなく多くのお金を使ってしまう人もいるでしょう。

個人投資家1.3万人調査 負け組はハイレバレッジ好き2018年個人投資家調査(1)

(2018/8/17、日経マネー)

もう一つ、顕著な差が出たのは投資の勉強時間。勝てない人は、ほとんど勉強しない人が約3割。勝ってる人は約7割が週に1~2時間以上勉強していた。

投資の時間を持っている人が勝つ傾向にあることが分かります。

また、あなたの周りにいる人は全てがいい人とは限りません。

ポイントとなるのは「情報の非対称性」です。

情報の非対称性|Wikipedia

「売り手」と「買い手」の間において、「売り手」のみが専門知識と情報を有し、「買い手」はそれを知らないというように、双方で情報と知識の共有ができていない状態のことを指す。

「売り手」が悪い人だったら、「買い手」をだましてくるということも考えられます。

資産運用で一獲千金を狙うという人がいてもいいと思います。

ただ、ゲームに参加するのであれば、最低限のルールを知らないと、あなたはだまされてしまう可能性もあるのです。

そう考えると、とにかく学ぶことが優先で実際の行動が後回しになってしまう人と、まったく反対にギャンブル的に手っ取り早く儲けたいと考えて多くのお金を使ってしまう人に共通する資産運用のやり方は一つ!

自分自身に負担のない程度の少額のお金を使って最低限のゲームのルールを学ぶというのが、はじめて資産運用を始める人にとって重要なことなのです。

■まとめ

「100万資産運用」というワードを見ると、大きく分けると2通りの受け取り方があります。

「100万円で資産運用をするのか」「資産運用して100万円を貯めて何かに使うのか?」

「100万円で資産運用をする」という人は、今回の記事を参考にして、自分に投資してみてもいいですし、少額からスタートして資産運用を学びながら実践していくというのもいいでしょう。

「資産運用して100万円を貯めて何かに使う」という人は、自分のキャパを広げるお金の使い方をするのもいいですし、モチベーションを高めるためにも、はっきりとした目標を立てるのもよいのではないでしょうか?







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藤田晋(サイバーエージェント社長)さんの資産運用・投資哲学に対するアドバイスは麻雀や経営スタイルと似ている!?




■藤田晋(サイバーエージェント社長)さんの資産運用・投資哲学に対するアドバイスは麻雀や経営スタイルと似ている!?

Mahjong 麻雀

by Yuichiro Haga(画像:Creative Commons)

「お金どうしてるんですか?」嫌がる藤田晋に無理やり資産運用について語らせた

(2018/1/31、R25)

基本的に投資に成功する人というのは、買ったまま忘れてる人か、簡単には売れない人のどっちかだよね。

人は簡単に売れるものを持ってると、ちょっと値動きしただけで売りたくなる衝動に駆られるのよ。でも、そういうときには何も考えないのが一番いい。

自分がちゃんと価値を分かっているものに対して、それがいま安いから買っておこうと思えるタイミングがやって来るので、そこで手を出す。そして忘れる。

サイバーエージェント社長の藤田晋さんの資産運用・投資哲学に対するインタビューを読んでみると、麻雀と経営について語っている内容に近いものがあると感じます。

藤田 晋は、今、麻雀に夢中 サイバーエージェント社長 なぜ藤田 晋は、麻雀を極めようとするのか

(2017/4/14、ウェブゲーテ)

麻雀は運だけでも技術だけでも勝てない。配られる牌は不平等。そこからどうやって勝負していくか。ひとつ挙げるとしたら、重要なのは高い視点から勝負どころを見極めながら、我慢すべきときは我慢し、ここだと思ったら度胸を見せる胆力。

「僕の経営スタイルは麻雀と似てる」–サイバーエージェント藤田社長の”日常” – (page 2)

(2016/5/1、CNET)

僕の経営スタイルは、大半の時間を我慢して、我慢して、たまにスマホシフトで勝負をかけたり、動画事業で勝負をかけたりしているんですが、麻雀もそれに似ています。大半の時間を我慢して、いざという時に勝負できる度胸がないと勝てません。麻雀は4分の1しか上がれないので、結構我慢比べみたいなもので、そういう意味では(余暇にまで)何やってんだよという感じですが(笑)。

配られる牌・カードは平等ではなく、その中で高い視野から勝負どころを見極めて、我慢に我慢を重ねて、勝負時に度胸をみせる考え方です。

「ほぼ日刊イトイ新聞」の「さんまシステム」というコンテンツ(糸井重里さんによるロングインタビュー)の中で明石家さんまさんは次のように語っています。

勝負強い人と、
ただのギャンブル好きが大きく違うのは。
ダメな人は、負けてるときにも
同じ金額をかけていくわけです。
あかんときには、
ここを下げたらいいだけなんですよね。
それだけのことなんですよ。
ところが、ダメなときにカーっとくる人は、
負けるとどんどん増やしていくんですよ。
取り返そうとして。
裏行ってるときは、ぜんぶ裏ついてしまうのに。

そうなんです。
それがね、ギャンブルやって、
ダメになっていく人のほとんどだと思いますよ。
麻雀でも競馬でもなんでもそうですけど、
流れっていうのは、もう見事に、
どうあがいても、どんだけテクニックあっても、
どんな学者がやっても、無理なんですよ。
そういうことをずっと考えてたりするとね‥‥。

世の中の流れと動かせないものがあって、場合によっては必ず負けるという場面が出てきます。

その時にいかに負けを小さくするかを考える必要があるということですよね。

自分が未来にあるもの・サービスに対して価値(適正な値段)を知り、それが上がることがわかっていて、現在の価格が安いからこそ投資をするのが最も良い方法ではないでしょうか。

藤田さんはここで「忘れる」といっているのは、

ドキドキしてるということはギャンブルだから。

という点が重要で、ドキドキして忘れられないというのは、投資ではなくギャンブルだということ。

自分自身はその価格が上がることがわかってきっていればドキドキすることはありえませんよね。

【スヌーピー名言】配られたカードで勝負するっきゃないのさ… それがどういう意味であれを最後に紹介します。

”You play with the cards you’re dealt.. Whatever that means”

「配られたカードで勝負するっきゃないのさ… それがどういう意味であれ」







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ロボアドバイザー(投資・資産運用アドバイスサービス)とは?簡単にわかりやすく!|#Fintech

【目次】




■ロボ・アドバイザー(投資・資産運用アドバイスサービス)とは?|#Fintech

Fintech, money, finance

by Tech in Asia(画像:Creative Commons)

ロボアドバイザーとは、スマホやPCを活用した、自動で資産配分を設定し、ユーザーの代わりに資産運用を行なう資産運用提案サービスです。

ポートフォリオ(資産配分)や商品選び、発注、リバランス(複数の資産や証券に分散投資するポートフォリオ運用において、時間経過とともに相場が変動し、資産配分の比率が変わってきますが、その資産の再配分をすること)といった資産運用をユーザーの代わりに自動で行なうことにより、「投資には興味があるけど投資をする時間がない」という方には考えてみてはいかがでしょうか?

THEO(テオ)WealthNavi(ウェルスナビ)楽ラップ(楽天証券)といったところが有名でしょうか。

最低投資金額や運用パターン、リバランスの頻度、運用にどれだけの手数料(経費)がかかるのか、などに違いがありますので、より詳しく知りたい方は各ホームページやホワイトペーパーをチェックしてみてください。




■ビル・ゲイツが断言「今ある銀行は必要なくなる」|ロボ・アドバイザーによる人間の置き換えが始まってる?

ビル・ゲイツが断言「今ある銀行は必要なくなる」

(2016/2/29、プレジデント)

1994年、あるベンチャー企業に投資を決めたビル・ゲイツは「銀行機能は必要だが、今ある銀行は必要なくなる」と発言した。

<中略>

スマホを数回タップするだけで株を取り引きでき、「ロボアドバイザー」と呼ばれる技術により、10問程度の質問に答えるだけで、本人にとって最適と思われるポートフォリオを組み立ててくれる。

ユーザー側からすれば、金融知識の不足を補うような資産運用提案サービスは喜ばしいサービスのように感じますが、ロボ・アドバイザーによって、最適なポートフォリオを組み立ててくれることにより、ネット証券も脅威にさらされてしまうかもしれないそうです。

Up to 220 staff could be replaced with ‘robo advisors’ at Royal Bank of Scotland

(2016/3/14、mirror)

Royal Bank of Scotland announced on Monday it was replacing 220 investment staff with robo advisors. In future, only customers with £250,000 or more to invest will get face-to-face advice.

すでにロボ・アドバイザーによる人間の置き換えが始まっているそうです。

これは決して海外だけのニュースではなくて、日本でも起き始めています。

野村G、フィンテック活用−投資一任運用サービス開発へ

(2016/3/15、日刊工業新聞)

野村ホールディングス傘下のウエルス・スクエア(東京都中央区)はフィンテック(金融とITの融合)による資産運用「ロボ・アドバイザー」を使ったラップ(投資一任運用)サービスの開発・検討に着手した。

ロボアドバイザー等を開発中のFolio、3億円の第三者割当増資を実施(2016/3/16、finasol)

人工知能をコールセンターで活用する事例が増えている!?によれば、2014年11月に三井住友銀行とみずほ銀行がWatsonをコールセンター業務に導入することを発表しました。

人間からコンピュータに仕事を受け渡しはじめているようですね。







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