【目次】
■がん光免疫療法(近赤外線光免疫療法)とは?簡単にわかりやすく!
Killing Cancer Cells with the Help of Infrared Light – Photoimmunotherapy
Near-infrared photoimmunotherapy uses an antibody–photoabsorber conjugate that binds to cancer cells. When near-infrared light is applied, the cells swell and then burst, causing the cancer cell to die. Photoimmunotherapy is in clinical trials in patients with inoperable tumors.
「がん光免疫療法(近赤外線光免疫療法:Near Infrared Photoimmunotherapy, NIR-PIT)」は、がん細胞に結合する抗体と近赤外光を吸収して化学反応する特殊な色素を組み合わせた抗体薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate, ADC)を使用し、近赤外光が照射されると、がん細胞が膨潤して破裂し、がん細胞が死滅するという治療法です。
参考画像:Killing Cancer Cells with the Help of Infrared Light – Photoimmunotherapy|YouTubeスクリーンショット
- がん細胞だけが持つたんぱく質に結びつく性質がある「抗体」に、特定の波長の近赤外光を当てると化学反応を起こす化学物質を付けて患者に注射する。
- 体外から患部に近赤外光を照射。
- 化学物質の化学反応によって、がん細胞を破壊する。
がん光治療(近赤外線でがんを壊す新治療法)の治験が始まる|米国立保健研究所などでは、近赤外光と新たに開発した薬剤を使ってがんを治療する「がん光免疫療法」についてのニュースを追ってきましたが、いよいよ日本でも治験が3月に始まるというニュースや#島津製作所、「がん光免疫療法」に関する計測技術について米国国立がん研究所と共同研究契約を締結が取り上げられましたので、今後ますます注目ですね。
■がん「光免疫療法」2020年にも使用できる可能性
国立衛生研究所の小林久隆主任研究員は、がんを狙い撃ちにする抗体を使った薬に、光に反応する化学物質を組み合わせたがんの治療法を開発し、世界で初めて他の治療が難しい頭けい部がんの治療薬として、日本国内で承認されました。https://t.co/xjGKaAHnC9
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) September 29, 2020
承認されたのは、「楽天メディカル」が開発した「セツキシマブ サロタロカンナトリウム」、商品名「アキャルックス」。この治療薬は、がんを狙い撃ちにする抗体を使った薬に、光に反応する化学物質を組み合わせた新しいタイプのがんの薬。https://t.co/jVCUcDyBzK
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) September 29, 2020
楽天メディカルによれば、米国で実施された臨床試験では、30人の患者のうち13人(43%)で効果があった。痛みやむくみなどはあったが、薬剤が原因と考えられる重い副作用はなかった。https://t.co/N0lYovd0Kj
— 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある! (@4050health) September 29, 2020