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なぜ、42度以上の熱いお湯への入浴は避ける必要があるのか?
(2009/1/28、ためしてガッテン)
驚がく反応は、目安として42℃以上の熱い湯に入った直後に起こります
(ただし、驚がく反応を起こす温度には個人差があります)。湯に入った直後、体が熱さにびっくりして末梢の血管が収縮、血圧が上がります。
これが引き金となり、脳卒中や心筋梗塞が起こることもあります。
<中略>
驚がく反応を起こすと、血圧は上がった後、今度は下がり始めます。
<中略>
42℃で血圧が下がりすぎてしまう理由は2つあります。
- 1.驚がく反応による反動。
いったん血圧が上がると、人間の体は習性として血圧を下げようと働きます。
このとき、血圧を下げすぎてしまうことがあります。- 2.42℃で入浴したとき、体は真っ赤になります。
これは皮膚の近くの血管が大きく開き、血液が集まっている証拠です。
末梢の血管が開くと、血液が体の隅々まで流れやすくなるため、血圧が下がります。<中略>
「異常な血圧低下」が起こると、脳に血液が行きにくくなり、意識障害(失神)が起こる可能性が高くなります。
42度以上の熱い風呂に入ると、血圧が上昇し、その後血圧が急下降します。
異常な血圧低下が起こったことによって、失神し、場合によっては、お風呂の中でおぼれてしまうこともあるようです。
番組では、入浴時に気を付けてほしい人を紹介していました。
気を付けて入浴するようにしてくださいね。
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