■7payやFami Payをやる「意味」について考えてみた!LINE PayやPayPayよりもすごいことが起きているかもしれない!?
by Roderick Eime(画像:Creative Commons)
ある人が7payやFami Payをやる「意味」が想像以上に凄いといっていたことが面白そうなので、7payやFami Payの意味について考えてみたいと思います。
ポイントとなるのは、そのデータの価値ですよね。
これまではレジで店員さんが推測するお客さんのデータと商品データだったということ。
これは推測されるお客さんのデータと商品データを紐づけた点でマーケ的には重要な価値がありました。
自分たちが作った商品がどんな購買層に売れているのかというデータは小売業に携わる人なら喉から手が出るほど欲しいデータですよね。
ただ、改善点もあります。
店員さん目線であるため、本当にそのお客さんがその年齢なのかどうかがわからないし、またデータ上は個人一人一人の購買データの履歴がつながっていかないということ。
しかし、7payやFami Payではそれが劇的に改善されます。
お客さん自身が個人情報を入力してくれていて、購買データを入力して、その履歴がずっと紐づけられていくということ。
それは、これまでクレジットカード会社が持っていたような信用履歴をセブンやファミマが持つということになります。
→ 「クレジットカード情報で健康状態を予想するシステム」がアメリカで始まっている!?
そのことの何がすごいのでしょうか?
✅#ビックデータ から #クオリティデータ(品質が担保されたデータ)へ
✅健康・医療情報を活用した行動変容促進事業の拡大
✅治療の場は病院から生活の場に(予防 #モニタリング )
出典:経済産業省におけるヘルスケア産業政策についてhttps://t.co/oB38SMXNAb pic.twitter.com/c4ovC2VjXv
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ🍳💓 (@hakuraidou) 2019年4月26日
つまり、大事なことは「ビッグデータ」から「クオリティデータ」になるということ。
お客様のお買い物パターンが変わったということはお客様に何らかの変化が起きたということがわかります。
例えば、それまで揚げ物+ジュースを購入していた人が、揚げ物+トクホ商品を選んだら、「あっ、健康に何か変化があったのかな?」ということがわかるわけです。
#セブンイレブン の「揚げ物・フランクを300円買うとドリンク1本無料」についてマーケティング的に考えてみよう!https://t.co/ClntcLeuvc
一度に300円買う毎に1枚無料引換券が発行され、ジョージアコーヒーティーラテ・キリンメッツ コーラ・綾鷹 特選茶の3種の中から一本プレゼントするというもの。 pic.twitter.com/HBKhyhivxo— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ🍳💓 (@hakuraidou) 2019年1月8日
2019年2月8日から開催中の #セブンイレブン で揚げ物・フランク・焼き鳥を300円買うとドリンク1本無料キャンペーンの対象商品が #トクホ #綾鷹 特選茶、#からだ十六茶、#午後の紅茶 おいしい無糖となっているので、今回は健康を意識する飲み物の中からどれを選ぶか?に変更。https://t.co/ulx8ZgU8l7 pic.twitter.com/MFQiZmerHp
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ🍳💓 (@hakuraidou) 2019年2月9日
🛍️消費者
✅消費者としては揚げ物を買う時にドリンクが無料でもらえてお得な気持ちになります。
✅揚げ物をせっかく買うなら他のコンビニよりもセブンで購入しようという人もいるかもしれません。
✅飲んだことがないドリンクを試し飲みができて、次に選ぶ時の参考になります。
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ🍳💓 (@hakuraidou) 2019年1月8日
7⃣ #セブンイレブン
✅まとめ買いを促すことができる
✅揚げ物をまとめ買いする人のデータが集まる
✅揚げ物をまとめ買いする人の中でどんなドリンクを選ぶのかのデータが集まる
揚げ物を食べる反面、その罪悪感を減らすためにトクホ商品(2種)を選ぶ人もいるでしょう。
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ🍳💓 (@hakuraidou) 2019年1月8日
それもある一人の個人のクオリティデータであるため、アプリから直接この商品おすすめですよという広告を打つとその効果は絶大なはず!
つまり、7payやFami Payが「LINEやPayPayに比べて」なんてことよりもすごいことが始まったのです!
→ お店は父親よりも前に高校生の娘の妊娠を買い物パターンの変化によって察知することができる!?
【レビュー】「小売再生-リアル店舗はメディアになる」を読んで、”小売りの未来”を考える!によれば、小売店舗はモノを売るところではなく、体験・エンターテイメントを提供する場となっていくと書かれています。
小売店舗はメーカーから商品を仕入れる立場から、小売店舗で得られる消費者のデータをメーカーに販売する時代になる時代がもうすぐ先に来ています。
こう考えると、Amazonが持っているデータの価値の凄さがわかると同時に、Amazon Goをやる理由もわかるような気がします。
→ アマゾンの「レジなしでの買い物」がオープン!AMAZON GOの仕組みをYOUTUBE動画から考える
【追記(2019/8/1)】
7payのセキュリティ問題で本当にもたらされるはずだった価値が得られなくなりそう。
それにしてもオリンピックチケットの件といい、セブンペイの件といい、なぜ優秀な企業と手を組まないのか、疑問ですよね。ほんともったいない。https://t.co/GINKFgVaZj— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ🍳💓 (@hakuraidou) July 4, 2019
「ユーザー行動の追跡によるビッグデータの取得」というよりも、「クオリティデータ」が重要っていう流れなんじゃないかな?https://t.co/VOKwX7GWte
ファミペイと7payが本当に目指していたもの。コンビニPayはなぜ必要だったかhttps://t.co/1CEAgWkInz
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ🍳💓 (@hakuraidou) July 7, 2019
「セブンペイ9月末で終了へ」というニュース。
可能性が大きかっただけに、なんだか残念。
7payやFami Payをやる「意味」について考えてみた!LINE PayやPayPayよりもすごいことが起きているかもしれない!?https://t.co/VOKwX7GWte
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ🍳💓 (@hakuraidou) August 1, 2019