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■睡眠時無呼吸症候群の症状である「いびき」をアプリで録音・分析する「SAS予兆チェックサービス」|三井住友海上火災保険株式会社
参考画像:「SAS予兆チェックサービス」の導入企業が500社を突破(2017/4/27、三井住友海上火災保険株式会社)|スクリーンショット
(2017/4/27、三井住友海上火災保険株式会社)
本サービスは、睡眠時無呼吸症候群(※1)(以下、SAS)の症状の一つである「いびき」の状態を専用スマートフォンアプリで録音・分析するもので、企業の管理者等に従業員ごとの結果をレポートにて提供します。
三井住友海上火災保険株式会社は、2016年5月に提供を開始した、「SAS予兆チェックサービス」の導入企業が500社、登録者数2.4万人を突破したそうです。
「SAS予兆チェックサービス」とは、スマホアプリで「いびき」の状態を録音し、音声分析技術により「いびき」の音を分析することにより、記録・判定するサービスです。
どのような企業が「SAS予兆チェックサービス」を導入しているのでしょうか?
参考画像:「SAS予兆チェックサービス」の導入企業が500社を突破(2017/4/27、三井住友海上火災保険株式会社)|スクリーンショット
国土交通省の運送事業者向け「SAS対策マニュアル」では、定期的なスクリーニング検査の重要性が示されており、導入企業の約7割を運送業が占めています。
「SAS予兆チェックサービス」を導入している企業の約7割が「運送業」なのだそうです。
【参考リンク】
- 自動車運送事業者における睡眠時無呼吸症候群対策マニュアル~SAS対策の必要性と活用~(2015/8/25、国土交通省)
最近ではウェアラブルデバイスで収集した生体情報を活用した運転手の安全運転を支援する実証実験が行われていましたが、居眠り運転などによる事故を予防するためにもSASへの対策に関心が高いようです。
【関連記事】
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SASは、集中力低下に伴う業務効率の悪化や居眠り運転等の交通労働災害を誘発する恐れがあるほか、ひとたび重大な交通労働災害が発生すると、高額な賠償金を負担するだけでなく、社会的信用を毀損することにもなり、その対策は企業にとって重要な経営課題となっています。
■睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群は、簡単に言うと、眠っている間に呼吸が何度も止まってしまう病気のことを言います。
睡眠時無呼吸症候群の診断基準は、「10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上ある」場合です。
睡眠時無呼吸症候群は、「SAS(Sleep Apnea Syndrome)」とも呼ばれます。
睡眠時無呼吸症候群の自覚症状としては、日中の眠気ですが、周囲からはいびきがうるさいといわれることがあります。
- 大きないびき(いびきがうるさいと言われる)
- 眠っている間に呼吸が止まる
- 日中の眠気
- 熟睡感がない(よく眠れた感じがしない)
- 起床時に頭痛やだるさを感じる
- 睡眠中に何度も目が覚める
睡眠時無呼吸症候群になると、心筋梗塞や糖尿病、メタボリックシンドロームになるリスクが高くなるといわれています。
→ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・原因・検査・治療法 について詳しくはこちら
■まとめ
「#睡眠負債(SLEEP DEBT)」|わずかな睡眠不足の影響が脳のパフォーマンスの低下・病気のリスクを高める|#NHKスペシャルによれば、わずかな睡眠不足の影響が、まるで借金のように積み重なることで、知らず知らずのうちに脳のパフォーマンスを低下させたり、病気のリスクを高める恐れがあるそうです。
FITBITの睡眠データ分析により7時間以上の睡眠は健康に良い影響を与えることが判明によれば、睡眠データの分析によって、睡眠が7時間以下になると深い睡眠とレム睡眠を十分に得られない可能性があり、睡眠時間7~8時間の際に深い睡眠とレム睡眠の割合が最も高くなることがわかったことから、7時間睡眠が健康に良いという一つの裏付けができたといえそうです。
このように睡眠の重要性に注目が集まる中、睡眠時無呼吸症候群になると、日中の眠気があったり、よく眠れた感じがしないだけでなく、心筋梗塞や糖尿病、メタボリックシンドロームになるリスクが高くなるといわれています。
ただ、寝ている間の無呼吸になかなか気付くことができないことから、検査・治療を受けていない多くの潜在患者がいるのではないかと考えられています。
「SAS予兆チェックサービス」は居眠り運転などによる事故を未然に防ぐことを目的とした法人向けサービスですが、こうした製品が一般向けに提供するようになれば、潜在患者も睡眠時無呼吸症候群の早期発見ができるようになるかもしれませんね。
→ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・原因・検査・治療法 について詳しくはこちら
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