by Dan Queiroz(画像:Creative Commons)
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目のケア:子どももサングラスを 紫外線カットし眼病予防
(2009/5/3、毎日新聞)
紫外線は強く浴びると雪目(ゆきめ)(角膜の炎症)になるが、長年浴びると水晶体が濁る白内障や黒目が白い膜で覆われる翼状片(よくじょうへん)などを引き起こす。
金沢医科大学感覚機能病態学(眼科学)の佐々木洋教授は「紫外線の障害は長期間蓄積される。
薄曇り程度なら地域を問わず子どもにも紫外線対策が必要だ」と語る。
米国や皮膚がん発生率の高い豪州では、政府などが90年代から目も含めた紫外線対策を子どもにも呼びかけており、学校向けの指針などでUVカットサングラスの使用を勧めているという。
また、世界保健機関(WHO)は日焼けサロンに関する03年の報告書で、皮膚や目の障害を取り上げ、18歳以下の使用禁止を求めている。
白内障などは50歳以上で発症することが多いが、比較的若いときに症状の表れる病気もある。
白目に黄色いシミ状の隆起ができる瞼裂斑(けんれつはん)は、紫外線を浴びる量が多いと10歳前後で発症することもある。
視力や視野に異常は生じないが、ドライアイ、充血、眼精疲労の原因になる。
佐々木教授は「住む場所の紫外線量にもよるが20代で2~3割は患者がいると推定される」と指摘。
「紫外線対策は眼病予防につながる。
これからは1年で最も紫外線が強い季節。
子どももサングラス、UVカットのコンタクトレンズなどを利用して」と勧める。
子どもは元気に外で遊ぼうといわれていましたが、これからは子供にも紫外線対策のためサングラスが必要になりそうです。
目と紫外線には深い関係があり、目の病気を予防するためにも紫外線対策が必要です。
子どもが早い時期に目の病気にならないようにするためにも、子どものころから、サングラスやUVカットのコンタクトレンズをつけた方が良いようですね。
ただし、記事によれば、サングラス選びには注意が必要なのだそうです。
田園調布眼科(東京都大田区)の石川まり子院長は「暗い色のレンズだと瞳孔が開いた状態になる。
紫外線は顔とレンズのすき間からも浴びるので、帽子との併用が必要です。
UVカット処理されていないレンズは反射で多くの紫外線を吸収することになり逆効果」と指摘する。
紫外線は、肌で浴びなくても目から入ることで脳の下垂体が反応し、日焼けの原因のメラニン色素ができるという実験結果もある。
サングラスを使うなら黄色系で顔の側面まで覆うものがいい。
紫外線対策のために、サングラスをかけるなら、黄色系で顔の側面まで覆うものを選び、また帽子をかぶるなどによる紫外線対策もよいようですね。
紫外線による害は長期間蓄積されるそうなので、目の病気を予防するためにも、できれば子供のうちから紫外線対策の習慣を身につけさせることが重要になってきそうです。