「スロートレーニング」提唱者として知られる近畿大学の谷本道哉講師による効果的な筋トレの方法、筋トレを継続するポイントが紹介されている記事をご紹介します。
【目次】
■筋トレのメリット
(2010/8/18、nikkei BP net)
「筋トレのメリットを簡単に言いましょう。
まずひとつは、筋肉がついて基礎代謝の高い、つまり普段から良くエネルギーを消費する体になること。
もうひとつは、体力がついて普段から活動的に動けるようになること。
これが結果として生活習慣病の予防にもつながるわけです」(谷本道哉講師)
筋トレをすることで、基礎代謝の高い体となり、また活動的に動けるようになり、結果的に生活習慣病(糖尿病・高脂血症・脂肪肝)の予防ができるということですね。
■筋トレで基礎代謝が増える理由
筋トレすると成長ホルモンが分泌され、体脂肪が燃焼されて、筋肉量が増える。いわば体の成分が静かに変化していく。体脂肪はほとんど基礎代謝を行わないのに対し、筋肉は増えれば増えた分だけ活発に基礎代謝を行う。
だからこそ筋トレによって筋肉を増やすのが、身体における健康なエネルギー循環を生み出す上で「とても大きな役割を果たす」と、谷本講師は強調する。
「筋トレを行うと基礎代謝が上がりますが、その増加量は筋肉が増えた分だけでは説明がつきません。臓器などを含む全身のエネルギー代謝が活発になる効果もあると考えられています」(谷本道哉講師)
筋トレ→成長ホルモンが分泌→体脂肪燃焼→筋肉量が増える→基礎代謝が増える
■有酸素運動ではなく、筋トレでも体脂肪燃焼できる!
一般に、体脂肪を燃焼させるには、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動が有効といわれる。もちろんこれは間違いではない。
ただし、脂肪燃焼は有酸素運動だけの専売特許ではない。普段からのエネルギー消費でも脂肪はしっかり使われている。筋トレで基礎代謝を上げることでも脂肪の燃焼量は増えるのだ。筋トレによる「普段から脂肪を燃焼できる体づくり」に注目してはどうか、というわけだ。
谷本講師によると、たとえば「週3回ほどの本格的な全身の筋トレ」を3か月ほど実施すると、筋肉がついて基礎代謝が100キロカロリー程度増加することが、いくつかの研究で示されているという。これは毎日30分ほど大きく手を振ってウォーキングするのと同じくらいのエネルギー消費に相当する。
筋トレをして基礎代謝を上げておくことで、脂肪燃焼できる体を作っておけば良いということですね。
筋トレ(無酸素運動)+有酸素運動の組み合わせで、さらに体脂肪燃焼効果は高まります。
■筋トレの弱点をカバーする「スロトレ」
by The Yoga People(画像:Creative Commons)
「筋肉を鍛えるためには普通、何らかの方法で重い負荷を掛けます。
ただし、これにはリスクもあります。いちばん心配なのは、筋肉や関節のケガ。
また筋トレ中、力んだ状態のときに一時的に血圧が上がるので、高血圧の人にも強くは勧めにくい。
スロトレは、こうした一般的な筋トレの弱点をカバーするメソッドなのです」(谷本道哉講師)
筋トレの弱点としては、
- 筋肉や関節のケガが起こることがある
- 血圧が上がるので、高血圧の人には勧めにくい
という点があります。
しかし、スロトレは、そうした筋トレの弱点をカバーしてくれます。
スロトレは、筋トレに嫌なイメージを持っている方や日頃あまり運動をしていない方、高血圧の方、もちろんダイエットしたい方にもおすすめです。
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