Omron HeartGuide watch brings blood-pressure measurements to CES 2018

着る健康診断|「病気予防」ウェアラブル|体調変化をデバイスを使って事前に察知|2019年ヒット予測ランキング

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■着る健康診断|「病気予防」ウェアラブル|体調変化をデバイスを使って事前に察知|2019年ヒット予測ランキング

「日経トレンディ」が発表した「2019年ヒット予測ランキング」の中で健康が気になる人が注目するのが第22位の「着る健康診断」です。

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「着る健康診断」とは体調変化をウェアラブルデバイスを使って事前に察知し、病気を予防しようとするもの。

これまでにもこのブログでは「着る健康診断」に関するウェアラブルデバイスについて紹介しました。

●心電図

APPLE HEART STUDY|APPLE WATCHの心拍センサーを使って心房細動を通知するアプリ スタンフォード大学と提携で紹介しましたが、Appleは、スタンフォード大学と提携して、Apple Watchの心拍センサーを使って不規則な心臓リズムに関するデータを収集し、心房細動(AFib)を経験しているユーザーに通知するアプリ「Apple Heart Study」アプリを発表しました。

Appleによれば、脳卒中の主な原因である心房細動(AFib)は、毎年アメリカで約13万人の死者と75万人の入院患者の原因となっているそうですが、心電図機能を搭載したアップルウォッチを着けておくことで、前もって体調変化を察知することが可能になることが期待されます。

その他にも、ウェアラブルデバイスで得た生体データによる病気の予兆を検知することで運転手の突然の体調変化による死亡事故を未然に防ぐシステムによれば、リストバンド型の血圧測定デバイスを運転手につけてもらい、脈拍、心電図、体温、呼吸数、血中酸素濃度をクラウド上でモニターすることで、病気の予兆を検知するサービスが考えられています。

また、福井の京福バスではIoTで交通事故を防ぐシステムの実証実験が行われているそうで、運転手がNTTと東レが開発した機能素材を使った衣類を着用することにより、心拍数をリアルタイムでチェックし、また運転手の動作(急ハンドル・急ブレーキ)や車の動きを総合して分析し、事故を未然に防止することを目的としています。

●血圧

Omron HeartGuide watch brings blood-pressure measurements to CES 2018

#オムロン、隠れ高血圧の発見に役立つ腕時計型のウェアラブル心電付血圧計を開発|#CES2018では、オムロンヘルスケアが、ラスベガスで行われた家電見本市「CES 2018」で、隠れ高血圧の発見に役立つ腕時計型のウェアラブル血圧計を開発し、参考展示をおこなったニュースを取り上げました。

健康状態をいつも見守り、病気の心配のない未来へ「手首だけで1拍ごとの血圧を連続測定」

手首の手の平側にある橈骨動脈(とうこつどうみゃく:手の平側の人差し指の延長線上にある)上に2枚の圧力センサを平らに押し当てて、血圧を測定します。

二枚の圧力センサ(それぞれ46個のセンサが取り付けられている)から得た圧力情報を基に、その人にあった最適なセンサの角度へ自動調整し、血管に適切な圧力をかけ、血圧を測定します。

これにより、手首に取り付ける機器のみで、心臓の拍動の一拍ごとの血圧を連続して測ることが可能になります。

●血糖値

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2018年5月7日放送の「名医のTHE太鼓判!」で血糖値を測定する際に使われていた「FreeStyleリブレ」は腕に血糖センサーを貼り付けて、リーダーをかざすと血糖の変動がわかるというもの。

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●心電図を測定する医療用ウェア

長期間の心電図測定を目指した医療用「hitoe®ウェアラブル心電図測定システム」の販売開始について (2018/9/25、東レ)によれば、2018年9月より「hitoe®ウェアラブル心電図測定システム」を販売開始するそうです。

近年の研究によれば、不整脈の一種であり、病気の初期では症状が間欠的に起こることが多い発作性心房細動の検知率は心電図を長く測定するほど高くなるのですが、これまで標準的に使われているタイプは粘着剤で皮膚に固定されるためかぶれやかゆみなどの皮膚トラブルに悩まされていたそうです。

【参考リンク】

  • David J. Gladstone, M.D., Ph.D., Melanie Spring, M.D., Paul Dorian, M.D., Val Panzov, M.D., Kevin E. Thorpe, M.Math., Judith Hall, M.Sc., Haris Vaid, B.Sc., Martin O’Donnell, M.B., Ph.D., Andreas Laupacis, M.D., Robert Côté, M.D., Mukul Sharma, M.D., John A. Blakely, M.D., et al., for the EMBRACE Investigators and Coordinators* Atrial Fibrillation in Patients with Cryptogenic Stroke N Engl J Med 2014; 370:2467-2477 DOI: 10.1056/NEJMoa1311376

そこで、ポリエステルのナノファイバー生地を導電性高分子で特殊コーティングした「電気を通すテキスタイル」である機能素材hitoe®を用いることで、長期間肌に密着してもかぶれにくいことにより、患者の負担が軽減し、また、医療現場の効率性が高まるというメリットがあります。

心拍・心電位などの生体情報を取得できる機能素材「hitoe」を使ったウェア「C3FIT IN-PULSE」を活用して不整脈の臨床研究|東大病院・NTTドコモによれば、「hitoe」は、着用するだけで心拍・心電位などの生体情報を取得できる機能素材です。

●IoTウェア

●いびき防止アイマスク




■まとめ

「2018年ヒット商品ベスト30」の第4位「zozo」のゾゾスーツがこれから体型をチェックするものになると予想していましたが、残念ながら、配布計画を縮小していくということでZOZOSUITで体型をチェックするダイエットアプリのアイデア|フィットネスジムが導入するとより効果がわかりやすくなる!というアイデアは夢のものとなりそうですが、予防医学が注目される中で、日常的に健康診断をすることで病気を予防するという考え方は今後人気になっていくのではないでしょうか?

また、保険とIOTを融合した健康増進サービスの開発に注目!|ウェアラブルデバイスをつけて毎日運動する人は生命保険・医療保険の保険料が安くなる!?でも取り上げましたが、フィットネストラッカーをつけて健康増進活動をした人が得をする保険も出てきています。

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健康データを分析することで、どういうライフスタイルの人のほうが健康になりやすいというデータも得られるようになれば、「健康寿命を延ばす」という目標を達成するためのヒントとなるでしょう。

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これから少しずつ「着る健康診断」というアイデアが実用的になってきそうなので注目ですね!







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