■ビタミンDを含む食品・サプリメントがこれからの健康食材としてビジネスの将来性はある?ない?どっち?
ビタミンDを含む食品・サプリメントがこれから健康食材としてのビジネスの将来性があるかどうかをチェックしてみたいと思います。
✅ビタミンDは、免疫系が体内に侵入してくる細菌やウイルスを撃退するために不可欠https://t.co/tURM3u3Q0G
✅#カルシウム と共にビタミンDも #骨粗鬆症 から守る
ビタミンD不足の状態が長期にわたって続くと、血中副甲状腺ホルモン濃度が上昇し、骨密度が低下https://t.co/lIqYgCFNSg pic.twitter.com/lqyvVOw5cz— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ (@hakuraidou) 2019年3月11日
これまでよく知られているのが、ビタミンDが骨粗鬆症に役立つという情報ですが、ビタミンDが不足すると、様々な病気になるリスクが高まるといわれるようになりました。
ビタミンDが不足すると、#高血圧、#結核、#癌、#歯周病、#多発性硬化症、#冬季うつ病、#抹消動脈疾患、#自己免疫疾患 などの疾病への罹患率が上昇する可能性が指摘さ れています。
体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定|#国立環境研究所 https://t.co/gkG5zl6ZbJ
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ (@hakuraidou) 2019年3月11日
Holick, M. F., Vitamin D deficiency, N. Engl. J. Med, 357, 266-281, 2007.https://t.co/HhkiXQkOHm
VITAMIN D AND HEALTH Nelson B. Watts MDhttps://t.co/MmZTQjOvc2
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ (@hakuraidou) 2019年3月11日
✅ビタミンDが不足すると免疫系に異常が起き、アレルギーを発症させる一因になるhttps://t.co/WHaI8sty2A
✅ビタミンDは緩んだ腸粘膜の結合状態を改善し、適切な免疫抗体の産生を促すことで花粉症を根本的に改善https://t.co/ouAtfLpnQu
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このブログで特に注目するのがフレイル対策です!
なぜフレイル対策に注目したかといえば、健康寿命を延ばす方法|2030年代には健康寿命を5歳延伸|新産業構造ビジョンで紹介した「新産業構造プラン」にあります!
参考画像:新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)|スクリーンショット
新産業構造ビジョン(2017/5/30、経済産業省)によれば、2030年代の⽬指すべき将来像における「健康を維持する」という課題に対して、3つのことに取り組むことが掲げられています。
● 健康寿命の延伸(健康寿命を5歳延伸、平均寿命と健康寿命の差を短縮)
● ⽣活習慣病※患者の減少
※糖尿病、心疾患、高血圧、脳血管疾患等
● 国内の健康寿命延伸を支える事業者※の拡大(市場規模5.5兆円を2020年に10兆円、2030年には更に拡大)
※健康機器、予防・健康管理サービス、健康⾷品等
国の方針の一つとして健康寿命を延ばしていくことが柱になっており、その健康寿命を延ばすために注目を集めるようになったのが「フレイル対策」なのです。
参考画像:高齢者の低栄養防止・重症化予防等の推進について|厚生労働省スクリーンショット
要介護者等の状況|平成28年国民生活基礎調査の概況|厚生労働省によれば、要介護度別にみた介護が必要となった主な原因として「高齢による衰弱」(16.2%)になっています。
「フレイル(高齢者の虚弱)」の段階で対策を行ない、要介護状態の高齢者を減らそう!で紹介した厚生労働省によれば、多くの高齢者が中間的な段階(フレイル)を経て、徐々に要介護状態に陥るそうです。
高齢者は健康な状態から急に要介護状態になるわけではなく、食欲の低下や活動量の低下(社会交流の減少)、筋力低下、認知機能低下、多くの病気をかかえるといった加齢に伴う変化があり、低栄養、転倒、サルコペニア、尿失禁、軽度認知障害(MCI)といった危険な加齢の兆候(老年症候群)が現れ、要介護状態になると考えられます。
そこで、フレイルの段階で、適切な介入・支援を行なうことができれば、要介護状態に至らず、生活機能の維持・向上が期待できるというのが今注目されている考え方です。
✅ビタミンD欠乏は転倒や骨折などから身体活動が低下し、筋肉量を減少させ、#サルコペニア 及び #フレイルティ のリスクを高める恐れ
✅米高齢女性の調査で、血中 25─ヒドロキシビタミンD濃度が50~75nmol/Lの範囲において、フレイルティのリスクが低いと報告https://t.co/QSGW17X1Xg
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ (@hakuraidou) 2019年3月11日
厚生労働省によれば、ビタミンD欠乏は転倒や骨折などから身体活動が低下し、筋肉量を減少させ、サルコペニア(加齢に伴う筋力の減少、または老化に伴う筋肉量の減少)及びフレイルティのリスクを高める恐れがあると書かれています。
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高齢者を対象にした研究によれば、血中25─ヒドロキシビタミン (体内のビタミンD量の指標となるビタミンDの代謝物)濃度が50nmol/L未満であると身体機能の低下、筋力の減少、血中パラトルモン(副甲状腺ホルモン)濃度の増加、転倒及び骨折のリスクが高いことが報告されています。
【参考リンク】
- 74)Gerdhem P, Ringsberg KA, Obrant KJ, et al. Association between 25─hydroxy vitamin D levels, physical activity, muscle strength and fractures in the prospective population-based OPRA Study of Elderly Women. Osteoporos Int 2005 ; 16: 1425─31.
- 75)Wicherts IS, van Schoor NM, Boeke AJ, et al. Vitamin D status predicts physical performance and its decline in older persons. J Clin Endocrinol Metab 2007 ; 92 : 2058─65.
- 76)Annweiler C, Beauchet O, Berrut G, et al. Is there an association between serum 25─hydroxyvitamin D concentration and muscle strength among older women? Results from baseline assessment of the EPIDOS study. J Nutr Health Aging 2009 ; 13 : 90‐5.
- 77)Stewart JW, Alekel DL, Ritland LM, et al. Serum 25─hydroxyvitamin D is related to indicators of overall physical fitness in healthy postmenopausal women. Menopause 2009 ; 16 : 1093─101.
- 78)Houston DK, Tooze JA, Neiberg RH, et al. 25─hydroxyvitamin D status and change in physical performance and strength in older adults : the Health, Aging, and Body Composition Study. Am J Epidemiol 2012 ; 176: 1025─34.
- 79)Ensrud KE, Ewing SK, Fredman L, et al. Circulating 25─hydroxyvitamin D levels and frailty status in older women. J Clin Endocrinol Metab 2010 ; 95 : 5266─73.
つまり、経済産業省は健康寿命を延ばす対策を行ない、厚生労働省がフレイル対策にビタミンDは欠かせない栄養素の一つであるとまとめていることから、ビタミンDを含む食品の価値はこれからぐーっと上がっていくこと間違いなしです!
では、どんな食品にビタミンDが含まれているのでしょうか?
✅#サケ #マグロ #サバ #イワシ #サンマ #カレイ #ブリ などの魚類
骨粗鬆症財団https://t.co/cXcCsXJZbP
日本食品標準成分表https://t.co/6oMezJv0dz#ビタミンD pic.twitter.com/2YBWcAeuzL
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ (@hakuraidou) 2019年3月11日
ビタミンDはサケ・マグロ・サバ・イワシ・サンマ・カレイ・ブリ・しらす干しなどの魚類やきくらげ・干し椎茸などのキノコ類に多く含まれています。
また、厚生労働省によれば、牛のレバー、チーズ、卵黄にも少量のビタミンDが含まれているそうです。
ビタミンDは食品、サプリメントから摂取ができ、そして日光に当たることで体内で生成されます。
太陽の光に当たるとビタミンDが作られるということを聞いたことがある人もいると思いますが、肌の老化(シミ・しわなど)を防ぐためや皮膚がんのリスクを下げるために、太陽の光を避けたり、日焼け止めを塗っていると血中のビタミンD濃度が欠乏状態になることがあるそうです。
日焼け止めを週3回以上使う人はビタミンD不足!?https://t.co/l6Bi8hhZKE
大阪樟蔭女子大などの研究チームの調査によれば、日焼け止めを週3回以上使うグループの血中ビタミンD濃度の平均が欠乏状態であることが分かったそうです。 pic.twitter.com/JMAyFLqy8O— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ (@hakuraidou) 2017年7月12日
環境省の「紫外線環境保健マニュアル2015」によれば、ビタミンDをつくる紫外線の波長は日焼けをする紫外線の波長とほぼ同じで、SPF30の日焼け止めをしていると、皮下でのビタミンD産生は5%以下に落ちてしまうそうです。https://t.co/RYLpNU1Yba pic.twitter.com/jGNWOxA2yY
— ハクライドウ@40代・50代向け健康美容ブログ (@hakuraidou) 2017年7月12日
そういった方はぜひビタミンDを食品またはサプリメントから摂取するようにしましょう!
■ビタミンDの必要摂取量
厚生労働省によれば、ビタミンDの必要摂取量は、年齢によって異なります。
米国食品栄養委員会(米国の専門家グループ)による年齢別1日当たりの平均推奨摂取量です(国際単位IUで表示)。
生後12カ月 400 IU
小児1-13歳 600 IU
10歳代14-18歳 600 IU
成人19-70歳 600 IU
成人71歳以上 800 IU
妊婦および授乳婦 600 IU
経済産業省は健康寿命を延ばす対策を行ない、厚生労働省がフレイル対策にビタミンDは欠かせない栄養素の一つであるとまとめていることから、ビタミンDを含む食品・サプリメントがこれからの健康食材としてビジネスの将来性は「あり」です!
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