by Taro Taylor(画像:Creative Commons)
「体幹トレーニング」が注目されていますよね。
現在活躍しているスポーツ選手が取り入れていることから、その他の選手たちにも広がりを見せているようです。
【関連記事】
ただ、しっかりとした体幹トレーニングを教えることのできるコーチがいる場合はいいのですが、「体幹トレーニングがいいらしい」というので、聞きかじったものでトレーニングすると、本来期待できる効果が得られないのではないかと思います。
そうした考えが出てきたのは、「誰でも速く走れる骨ストレッチ」(著・松村匠)を読んでからです。
新品価格 |
その本から自分なりの解釈を紹介します。
「体幹を鍛える」というと、体幹に力を込めて固定された状態で筋肉を緊張させて、筋力を鍛えると考えてしまいがちです。
しかし、それは、体幹トレーニングの本来の目的ではありません。
体幹トレーニングの本来の目的は、「体幹」を意識的に動かし、「体幹」から生み出すエネルギーを体の末端と連動させるためにあります。
間違った考えで行うと、身体を固定して鍛えたり、部分部分だけをみて鍛えることにより、筋力は強化できたものの、実際の(競技に必要な)動きができなくなることもあると思います。
室伏広治選手の体幹トレーニングの考え方も参考になると思います。
考え方としては、筋力を鍛えるというよりも、立ったり、座ったりする「ファンダメンタル(基礎運動)」の機能を高めることを重視しているようです。
トレーニングについては、しっかりとその考え方を知ってから行わないと、逆効果となることもあるので、気を付けたいですね。
【関連記事】