> 健康・美容チェック > 肝臓 > 肝臓の病気 > 脂肪肝 > ダイエット脂肪肝|ニキビ・虫歯・体の不調・・・免疫力低下の原因は肝臓にあった!|#世界一受けたい授業
2012年4月21日放送の世界一受けたい授業では、「春が危ない! ニキビ・虫歯・体の不調・・・免疫力低下の原因は肝臓にあった!」を取り上げました。
■肝臓は免疫を司る臓器
by erikwestrum(画像:Creative Commons)
- 免疫力を司る臓器、それは肝臓。
体の不調を見つけると治す指示を送る。
ニキビや虫歯といった一見肝臓と関係ないものも肝臓がなければ治らない。 - 人間は冬に溜め込んだ栄養分を春に消費しようとするため、肝臓の働きは一番過酷になると言われている。
その上、新しい環境でストレス・緊張が激しくなったり、食生活のバランスが崩れてしまうため、肝臓への負担は更に大きくなってしまう。
しかし、肝臓は沈黙の臓器と言われるくらい、(脂肪肝や肝硬変へと)悪化しても症状が表に出ないため、気づいた時には手遅れになっていることもある。 - 私達の体の中のすべての血液は必ず肝臓を通るようにできている。
- ニキビをキレイに治そうとすると肝臓が活躍しないといけない。
ニキビが出来ると、そのシグナルが肝臓に伝わり、肝臓から「ニキビを治してください」という警報が血液を介して免疫が活性化されて、ニキビを治してくれる。 - 正常→ 脂肪肝→肝炎→肝硬変→肝臓がんになっていく人が増えている。
手が赤紫色になる、斑点、黄疸(おうだん)が出るなどの症状が出る。 - 暴飲暴食などで生活が乱れると、脂肪肝になりやすくなる。
脂肪肝をきっかけに肝臓が壊れていく人が急に増えている。 - 正常の肝臓は重さ約1kg、脂肪約3%
脂肪肝の肝臓は重さ約3kg、脂肪70%以上 - 脂肪肝になると血管が細くなって血流が緩やかになる。つまり、肝臓の活動が鈍くなっている。
- 正常の肝臓では、免疫細胞がたくさんあるが、脂肪肝になるとほとんどなくなる。
- 大人と同じように子供にも脂肪肝の子供がたくさんいる。
■ダイエット脂肪肝
- 極端なダイエットを長期間続けてしまうと、肥満の人でなくてもひどい脂肪肝が起こってしまうことがある。
非常に偏った体にとって大事な物質を極端に制限するようなダイエットを長期間続けてしまうと、脂肪を燃やすのに重要な栄養素まで欠乏してしまう。
その状態で肝臓で脂肪が作られると、 肝臓に脂肪が溜まって脂肪肝になってしまう。
例)お腹が膨れた飢餓の子供たち→脂肪肝が悪化すると水分がおなかにたまる。 - 極端なダイエットをしてしまうと、体に十分な栄養が回らない。そうすると、体の方もその栄養の量に応じて節約しようとする。しかし、脳や心臓が使うエネルギーを節約するわけにはいかないので、髪が抜けやすくなったり、爪にシワが寄ったり、皮膚がかさかさしてくる(潤いがなくなる)。
■肝臓を助けるには?
- 肝臓の指標AST・ALTは30以下が良好
- 食べ物も大きな要因だが、運動や生活習慣も非常に大きな役割をする。
- 十分睡眠をとることも大事なこと。
肝臓は、昼は糖分を燃やし、夜は脂肪を燃やすというバイオリズムがある。
毎日少しずつ脂肪が燃え残っていくと、脂肪肝になっていく。 - 朝食には卵の白身がおすすめ。
肝臓が糖分を分解するとき、必須アミノ酸をすべて含んだ完全たんぱく質の白身が助けてくれる。 - 忙しい人におすすめなのは、コップ一杯の豆乳を飲むこと。
豆乳も良質のタンパク質で、肝臓に必要なアミノ酸が入っている。
⇒ 肝臓とは|肝臓の機能・働き・位置(場所) については詳しくはコチラ。
⇒ 肝臓の病気|肝臓病の初期症状・種類・原因 については詳しくはコチラ。
→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 についてはこちら
⇒ 脂肪肝の改善方法 については詳しくはコチラ。
【関連記事】
- 春には、たんぱく質・旬の食材を取り入れて、肝臓をいたわろう!
- 春こそ肝臓のために「休肝日」を設けましょう!
- 春の野菜と果物には“抗酸化成分”が豊富
- 肝臓を守る準備をして、お花見・歓送迎会を楽しみましょう
【予告】
2012年4月21日放送予定の世界一受けたい授業では、「春が危ない! ニキビ・虫歯・体の不調・・・免疫力低下の原因は肝臓にあった!」を取り上げるそうです。
Yahoo!テレビの番組予告によれば
西原 利治 (さいばら としじ) 先生 高知大学消化器内科
「春が危ない! ニキビ・虫歯・体の不調・・・免疫力低下の原因は肝臓にあった!」免疫力をつかさどる臓器、それは肝臓です。
肝臓といえば、消化された食べ物を必要な栄養素に変え体中に送ったり、逆に体内の毒素の強い物質を無害なものに変え体の外に排出する働きなどが知られていました。
しかし肝臓こそ免疫力をつかさどっていて体の不調を見つけるとすぐに治すための指示を血液を通して送っているのです。
ニキビ・虫歯など一見肝臓の関わり無いような症状も肝臓の働きがなければ治らないのです。
そんな肝臓がこの時期に危ない!と警鐘を鳴らすのは、高知大学教授・西原利治先生。
遺伝的に、冬にためこんだ栄養分を春になると消費しようとするため、肝臓の働きはこの時期一年で一番過酷になるといわれています。
ところが、肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるほど悪化しても症状が表に出ないため気がついた時には手遅れになっていることもあります!
今宵はそんな肝臓の隠された秘密に迫ります!
春は、体内リズムが冬型から春型になり、ホメオスタシスを維持する機構が変化する時期であり、また冬の間に溜まった毒素を解毒しようとする時期であり、そして歓迎会やあいさつ回りでお酒を呑む機会が増えたり、新しい職場との人間関係でストレスや疲労がたまってくるため、肝臓に負担がかかってしまいがちです。
春こそ肝臓を大事にして欲しい時期ですので、気になる方はご覧になってみてください。
■肝炎とは|肝炎(B型・C型・アルコール性)の症状・原因・チェック
■NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の症状・食事・改善方法