近年、アンチエイジングが注目を集めています。
今回紹介する記事では、ビタミンCとアンチエイジング(老化防止)の関係について取り上げています。
■ビタミンCでアンチエイジング・老化防止|シミやそばかすなどの原因となるメラニンの生成を抑制する働き
by Marina Aguiar(画像:Creative Commons)
ヘルシーリポート:ビタミンC 適量摂取で老化を防止
(2008/12/20、毎日新聞)
■食物で1日100ミリグラム
もともと人はビタミンCを合成できないため、食べ物から摂取する必要がある。
この実験結果を人にあてはめてみると、人は1日あたり100ミリグラム程度のビタミンCを摂取する必要がある。
野菜や果物を毎日食べている人はビタミンC不足になることはないが、即席食品に頼るような偏った食生活の人や高齢者はビタミンC不足になりやすい。
血液中のビタミンCの濃度は加齢とともに減ることが分かっている。入院中の患者や糖尿病の患者などでも、ビタミンCの不足が生じやすい。
といっても、ビタミンCをたくさん取ればよいというものではない。多少多く取っても尿として排せつされるだけだ。
過剰に取ると便が軟らかくなったり、老化を促す活性酸素が増える危険性もある。
石神さんは「何事も適量の摂取が健康のもとだ」と話す。
記事で紹介されている研究によるとビタミンCが不足したマウスは4倍もの速さで老化が進むことが分かっているそうで、ビタミンCが老化防止に役立つことが考えられるそうです。
ビタミンCは人間の体内では合成できないため、食べ物から摂取する必要があります。
記事によると、老化防止のためには、1日に100mgのビタミンCを摂取する必要があるようです。
しかし、たくさん摂ればよいというわけではなく、適量に摂取することが大事なようです。
■メラニンを抑制
一方、抗酸化作用のあるビタミンCは肌の老化防止にも役立つ。
肌にしみ、そばかすができるのは肌の細胞の老化現象だ。
光などの刺激で肌に黒っぽいメラニンが生成されると、しみやそばかすになる。
ビタミンCなどの抗酸化物質は、このメラニンの生成を抑制する働きがある。
亀山孝一郎・青山ヒフ科クリニック院長(東京都)は「ビタミンCは皮膚の弾力性を保つコラーゲンの生成をも促す。しみ、そばかす、にきび、乾燥肌にもプラスだ。
ストレスの防止にもよい」とビタミンCの有用性を話す。
ビタミンCにはしみやそばかすなどの原因となるメラニンの生成を抑制する働きがあるそうです。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成を促進してくれるそうです。
シミ・そばかす・ニキビ・乾燥肌など肌のトラブルや肌の老化防止にビタミンCは役立ちそうです。
■アセロラで効率的
ビタミンCの摂取の基本は普段から果物や野菜を食べることだが、どうせ取るなら効率的に取りたい。
そこで注目したいのが美肌フルーツといわれる果物のアセロラだ。
健康栄養問題に詳しい村田晃・元佐賀短期大学食物栄養学科長によると、アセロラはレモンの果汁やイチゴに比べ、同じ量で30倍近いビタミンCを含む。同時に抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富にある。
アセロラに含まれるビタミンCは、合成ビタミンCに比べて、脳や皮膚など体内に吸収される率も高いといわれる。
村田さんは「ビタミンCは空腹時よりも、食後に取った方が吸収量が高い。母乳を与えている母親は母乳から失われるビタミンCを補うためにも1日あたり40~50ミリグラム多めに取るとよい」と話している。
ビタミンCを効率的に摂取する果物として紹介されているのが、アセロラなのだそうです。
普段の食事でビタミンCを摂取しながら、どうしても足りない時にアセロラを食べるようにするとよいかもしれません。
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