肉離れのような筋肉系の怪我はしっかりと休むことが必要で、なおかつ筋力が戻らなければ完治とはいえない|内田篤人選手 サッカー


more bars in more places

by Lucho De Leon(画像:Creative Commons)




■筋肉系の怪我は打撲のときとは治し方が違う

「筋肉の怪我ってホント面倒くさい!」今、内田篤人はどういう状況なのか?

(2013/2/28、Number Web)

これまでは、治療とリハビリで少しでも状態が良くなったら練習に復帰して、試合に出るということを繰り返してきた。

怪我は完治したわけではなく、だましだましやっていたため、再発するリスクとも隣合わせだった。

その結果、今シーズンは2度も怪我を再発させてしまったのだ。

「筋肉系の怪我は、打撲のときとは治し方が違うんだよ。痛みが消えればいいんじゃなくて、ちゃんと筋力が戻ってOKってこと。よく、『怪我はしっかり治してから』とかいうじゃん? やっと意味がわかったね。休まなきゃダメなんだよ」

内田篤人選手が語った言葉には説得力がありますよね。

肉離れのような筋肉系の怪我はしっかりと休むことが必要で、なおかつ筋力が戻らなければ完治とはいえないということです。

バルサで大腿二頭筋のケガが増えている理由とは?でも紹介しましたが、現代サッカーはプレースピードが速くなっていることで、大腿二頭筋を含むハムストリングに負担がかかっているそうです。

バルサで大腿二頭筋のケガが増えている理由とは?

現にここ30年間ハムストリング故障の割合は変わっていないとケガの予防のスペシャリスト、ジュルダン・メンディグチアはいう。

「いま行なわれているハムストリングのケガの原因調査は、リスクファクターを隔離しようとするものです。しかし、それではケガの全体像はわからない。我々の身体の中では力、可動性、安定性が互いに作用し合っているのです。ハムストリングのケガは多因性。だから、予防には選手を個別にチェックし、弱い部分を探し出す必要があります」

選手たちのケガを少しでも予防するためにも、チームでは、日々のチェックで弱い部分を探し出し、その部分をケア・強化しているようです。

サッカーの進化が選手自身の肉体の進化、怪我の予防・トレーニングに関しても進化をもたらしていると言えそうです。

【追記(2017/7/13)】

内田篤人選手はトレーニングマッチに出場したそうです。







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