海外で大注目のマリー・アントワネット式食事法とは?ケーキを食べながらダイエットできる? 

Marie Antoinette

by Angela Thomas(画像:Creative Commons)




【甘党に朗報】ケーキを食べながらダイエットできるぞ!! 海外で大注目のマリー・アントワネット式食事法

(2014/2/13、ロケットニュース24)

マリー・アントワネットの食生活を参考にしたダイエットを10週間続け、なんと9.5キロもの減量に成功した女性が海外で話題になっている!

マリー・アントワネットの食生活を研究し実践してダイエットに成功したのは、イギリスのファッションライター、カレン・ウィーラーさん。

マリー・アントワネットは、

「子供を4人産んだにも関わらずウエストが58センチだった」

といわれているそうで、その食生活にヒントがあるのかもしれないと思ったことがきっかけということなのでしょうか。

 

■マリー・アントワネット式食事法とは?

マリーが生きていた18世紀のフランスの宮廷では「朝にケーキを食べ、昼に肉や魚等の主食を食べ、夜は軽くスープを食べる」という食生活が送られていた。この食事法を現代に応用したものが「マリー式食事法」ということなのだ。

元記事の中でもその食事とダイエットの関係について書かれていますが、このブログでも考えてみたいと思います。

 

●朝にケーキを食べる

朝食を抜いて、高カロリーな食べ物を見ると、脳が活発化し、多く食べてしまう!によれば、朝食を食べた時と食べなかった時を比べると、朝食を食べなかった時は、食べ物の必要性やおいしさを認識する脳の眼窩前頭皮質が、高カロリーな食べ物を見ると活発化し、実際、多く食べてしまうという結果が出たそうです。

また、本当に朝食にドーナツとコーヒーが適しているのか?によれば、朝は夕食からかなりの時間が経過しているので、血糖値が不足しており、神経細胞は糖分を必要としているそうです。

では、脳はなぜ糖分を必要としているのでしょうか。

本当に朝食にドーナツとコーヒーが適しているのか?

脳内で、糖分はアセチルコリンという、とても重要な神経伝達物質を生成します。

アセチルコリンは、学習や記憶、情緒や気分の安定、身体のコントロールなどを助ける物質です。

アセチルコリンは、食事から摂取されたコリンという物質から作られます。

コリンは、レシチンという成分から得ることができます。

そしてレシチンは、チョコレートやカップケーキ、ドーナツなどの焼き菓子に多く含まれています。

ですから、朝食にチョコドーナツを食べると、朝から脳の栄養補給がしっかりとでき、落ち着いてじっくりと仕事や勉強に励むことができます。

卵やベーコンの朝食でも栄養は十分な気がしますが、脳にとってはアセチルコリンが足りず、栄養不足なのです。

脳内では学習や記憶、情緒や気分の安定、身体のコントロールなどを助ける物質であるアセチルコリンという神経伝達物質を作っており、朝食に糖分が足りないと落ち着いた気持ちになれないということみたいです。

つまり、朝食にケーキを食べるというのは、朝食以降の食事の量を減らすためと気持ちを落ち着けるという意味でダイエットによいということですね。

ただ、18世紀のフランス宮廷のケーキがどんなものか、現代のケーキと比べてどのような違いがあるのかによっても、朝食にケーキがいいのかどうかは変わってきそうですね。

 

●昼に肉や魚等の主食を食べる

昼にバランスの良い食事をがっつり食べると、夕方お腹が減るであろう時間の間食を防ぐ事が出来る。その際は、血糖値がゆっくり上がるGI 値が低い食材を心がけて食べると、よりお腹もすきにくくなる。GI 値の低い食材は、さつまいもや玄米などが挙げられる。

ポイントは、「たんぱく質」と「GI値」ですね。

●たんぱく質

健康的にやせるには「たんぱく質」が欠かせない!によれば、たんぱく質が不足すると、以下のようなことが起こることが考えられます。

  • 筋肉のもととなるたんぱく質が不足することで、筋肉量が減少し、代謝が落ち、太りやすい体になる。
  • たんぱく質が不足することで、体の熱のもととなる筋肉量が減少すると、冷えやすい体になる。(低体温冷え性
  • アミノ酸が多い良質のタンパク質は肝臓などの内臓の再生・修復に役立っているのですが、そうした体を作るもととなるたんぱく質が不足すると、肌荒れなどを起こす原因となる。

ミス・ユニバース・ジャパン候補者のスタイルキープ法&美肌の秘訣でも紹介しましたが、健康的でメリハリのある美しいボディーラインと代謝の良い体を作るためには筋肉が欠かせないのですが、筋肉を作るために、タンパク質の多い食事を増やすことを心がけているそうです。

「たんぱく質」をきちんと摂取するということはきれいにやせるためにも欠かせません。

ただ、これまで書いてきたブログ記事によれば、朝食にたんぱく質を摂取した方がより効果的ではないかと思います。

【関連記事】

●GI値

消化しやすい食品を食べると血糖値が急激に上がる
インスリンが大量に分泌され、残った糖を脂肪に変えてしまう

つまり、血糖値を急激に上げないことが、太りにくい体を作ることにつながるということです。

GI値が低い繊維質の食べ物は血糖値が上がりにくいため、太りにくいと考えられます。

【関連記事】

エリカ・アンギャルさんおすすめ!ダイエット7つの食材|たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学

雑穀米には食物繊維やビタミンが多く含まれている。

食物繊維には、便通の改善、コレステロールの低減に効果がある。

エリカ・アンギャルさんが、食物繊維を薦めるには、もうひとつ理由があります。

それが、GI値。

GI値(グリセリック・インデックス:血糖値の上がりやすさの指標)はエリカ・アンギャルさんのダイエット法の中核をなす考え方。

消化しやすい食品を食べると血糖値が急激に上がる。

インスリンが大量に分泌され、残った糖を脂肪に変えてしまう。

つまり、血糖値を急激に上げないことが、太りにくい体を作ることにつながるということです。

GI値が低い繊維質の食べ物は血糖値が上がりにくい。

 

●夜は軽くスープを食べる

栄養素が高く低カロリーのスープはこのダイエットの要であり、他の食事より早くお腹を満たす事が出来ると言われている。ちなみにマリー・アントワネットが実際に食べていたスープは鶏、羊、牛などの骨をたっぷりと数時間煮込み、それに野菜やハーブが加えられたものであった。

脂肪を蓄積させないようにするため、夕方6時以降は食べないようにするというダイエットでの食事指導をする方もいます。

確かに、エネルギーが消費されるのは、活動する朝と昼であり、夕食に食べてもそのエネルギーは消費されないというのはわかる気がします。

【関連記事】

このダイエット方法では、栄養素が高く低カロリーのスープで満腹感を満たしているので、続けやすいのかもしれません。

 

■まとめ

実践するのは現代のライフスタイルでは難しいかもしれませんが、食事の仕方や栄養について知る意味でもこのダイエット方法は興味深いですね。







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