by Steve Jurvetson(画像:Creative Commons)
■サイバーダイン、動作支援ロボット「HAL」 脳の信号で人の動きを感知し身体機能を補助
深層断面/サイバーダイン、市場に立つ-医療・介護ロボのベンチャー上場
(2014/3/26、日刊工業新聞)
サイバーダインの主力製品は、装着型ロボットの「HAL」。身体を動かそうとする時に脳から発生する生体電位信号を皮膚表面で検出し、モーター駆動で人の動きを支援する。
これまでにも、このブログでは、舌で車いすやパソコン操作する方法を開発-米大学では、舌でパソコンや車いすを操作する方法や息でパソコンを操作する方法などを紹介していました。
また、声を出したり、顎を動かしたりして車いすを操作する技術もあるそうです。
今回紹介したサイバーダインの装着型ロボットの「HAL」は、身体を動かそうとする時に脳から発生する生体電位信号を使って人の動きを支援することが出来るそうです。
現在、力を入れているのが脊髄損傷や脳卒中といった脳神経系疾患患者向けの、医療用HALを活用した機能改善治療だ。
こうした技術は、交通事故で脊髄を損傷した人や脳卒中の人、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症して手足が動かなくなった人などの利用だけでなく、今後ウェアラブル端末のユーザーインターフェイスにも活用されるのではないかと思います。
今後もこうした技術の発達には注目していきたいですね。
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