by Stephen Brace(画像:Creative Commons)
(2014/1/14、東洋経済オンライン)
ネット依存で失ったもの(1):対面の人を優先すること
大事なのは今目の前にいる人のはずなのに、周りの人はムービーをとったり、写真を撮ったり、SNSをしたりして、目の前にいる人をないがしろにしているんですよね。
目の前にいる人を楽しませることをしないでおいて、「現代は孤独だ」と嘆くのはなんだか矛盾しています。
関係性を深めるために大事なのは、コミュニケーションの量ではなく、質なのです。
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ネット依存で失ったもの(2):ひとつのところにとどまり考えること
ネット依存で失ったもの(3):余裕をもって考えること
すぐに検索することが出来るインターネットの出現によって、人々は知ったかぶりや知ったつもりになっていることが増えているかもしれません。
また、本当はもっとその先におもしろいものがあるかもしれないのに、わかったつもりになって、その先にあるもっと面白いものが発見できないでいるのかもしれません。
大事なのは、想像力。
そして、考えること。
これは、一人にならないと出来ないことだと思います。
だからこそ、意識的につながりを「切断」することが必要なのです。
いつでもどこでも「つながる」ことができるようになっているからこそ、「つながり」を断つことや孤独になることの価値が高まっているように感じます。
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ネット依存で失ったもの(4):予想外の刺激
グーグルは何でも知っています。でもだからといって、あなたが何でも知っているわけではありません。当たり前ですよね。ネット上にはたくさんの有益な情報があるのに、検索するときはあなたの中にある言葉でしか探せないので、ネットの謝恩を受け切れないのです。つまり、予想外の刺激の機会が少ないのです。グーグルは問題の解決に役立つのであって、あなたが予想もしないような刺激を得ることはできません。
今回の記事で学んだのは、ネットに依存することで予想外の刺激を失っているということ。
どんなにネット上には有益な情報があったとしても、自分の中にある言葉でしか検索することはできません。
もっと目の前の人とのコミュニケーションを大事にし、考え、自分の中にある言葉を増やしていきたいものです。
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