【目次】
■体重増減が激しい人ほど「疲れ」を感じている!?|疲れやすさの2つの要因(体脂肪率と体の動かし方)
3kgの体重増で疲れやすさは2倍以上!? 体重の増減と疲労の影響が明らかに
(2015/9/7、マイナビニュース)
整形外科・スポーツドクターの中村格子さんによれば、疲れやすさは体重の増減に大きく影響しており、疲れやすさの要因は大きく分けると2つ。
1.身体の作り(筋肉と脂肪のバランス=体脂肪率)
「疲れやすいか疲れにくいかは、筋肉と脂肪のバランス=体脂肪率である程度決まっています」と中村先生。
体重が増えてしまった人は、筋肉量は変わらないのに、脂肪の増えた身体を動かさなければならないため、エネルギーの消費効率が悪く、疲れやすくなるのだという。
2.身体の動かし方
「疲れない歩き方のポイントは、身体の中心となる体幹をぶらさないことだという。
→ 疲れ解消法・疲労回復する方法 について詳しくはこちら
1.身体の作り(筋肉と脂肪のバランス=体脂肪率)
日本代表のハリルホジッチ監督、選手の体脂肪率の高さ(フィジカルの準備ができていない)に警鐘によれば、体脂肪率が12%以上だとケガが増えるそうです。
また、筑波大学陸上部で中長距離のコーチを務める榎本靖士准教授によれば、「極論すれば体脂肪は重り」で、例えば体重60キロで体脂肪が10%なら6キロの重りを持っていることになり、5%ならその重りが3キロと半分になります。
つまり、「体脂肪が少ないほど楽」というわけです。
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2.身体の動かし方
靴のかかとの外側が左右同じバランスで少しだけ減っているのが、疲れない歩き方をしているサインだが、かかとの内側やつま先が減っている人は、体幹がぶれている疲れやすい歩き方をしている可能性があるという。
靴の裏を見れば、疲れやすい歩き方をしているかどうかがチェックできるそうです。
●日本人を含めたアジア人の歩き方
「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」とふくらはぎの「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」を主に使い、前かがみになって膝を曲げた状態で歩くため、足をついた瞬間に膝が前に出て、お尻の筋肉を使わないで済む、長距離歩行に向いた歩き方
●ヨーロッパ人の歩き方
背筋をまっすぐ伸ばし、膝を曲げずに足を出してかかとから着地するため、臀筋と腸腰筋をダイナミックに使うのでお尻の筋肉がピンと張った状態の歩き方
たるみ解消・EMCL・スロトレ|ためしてガッテン 10月19日によれば、筋肉は常にバネのように収縮しており、皮下脂肪や皮ふをつり上げていますが、EMCL(たるみ物質)が筋肉の隙間に入り込むと、EMCLは筋繊維の収縮を妨げてしまいます。
その結果、たるんでしまうそうです。
体型を維持した人の特徴は、歩幅が広いこと。
お尻と腹回りを刺激するには、歩幅7cmアップの大股歩きをするとよいそうです。
疲れにくい体にするためにも、体脂肪を減らし、体幹をぶらさない歩き方を身につけましょう!
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P.S.
中年期に5KG以上の体重増減で死亡リスク高まる-厚生労働省によれば、肥満になると、高血圧や糖尿病、脂肪肝などの生活習慣病になり、死亡リスクが高くなるとも考えられますが、中年期に体重が5kg以上減っても死亡リスクが高くなると考えられそうです。
つまり、体重が大幅に増えても、減っても体に負担がかかるということなので、気を付けましょう。
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P.P.S.
整形外科医/スポーツドクターの中村格子先生によると、そもそも、美脚を妨げる2大要因は、“むくみと筋肉不足”だそう。
脚の血行不良やリンパが停滞することによって、むくみが生じてしまいます。また、脚やおしりの筋肉量が不足することによって、疲れやすくなったり、メリハリがなくなってしまうことにもなるのです。